2014年8月発行
元禄太平の世の半ば、一夜にして壊滅状態となった東北の小藩の山村の謎を追う、長編ミステリー時代小説。
序 夜の森
第一章 逃散(ちょうさん)
第二章 降魔
第三章 襲来
第四章 死闘
第五章 荒神
結 春の森 長編
大平良山、小平良山を挟んで反目を続ける永津野藩と香山藩。そんなある夜、一夜にして香山藩本庄村の村民が消える。
唯一の生き残りである蓑吉は、永津野藩名賀村の朱音の元で匿われるが、この出来事を巡り次第に明らかになる山に住まう化物の存在。
御家騒動、奇異な風土病など様々な事情の交錯する中、その化物の正体とは、対峙していく面々が背負った宿命とは。
読み応えがあったと言うか、導入部分での登場人物の把握がひと苦労。とにかく登場人物が多く、また、朱音の視線、蓑吉視線、曽谷弾正の視線…と場面が展開していくので、少しずつ頭を整理して読まないことには、物語においていかれる。
また登場人物の背景も細かく描かれているので、ひとりひとりを突き詰めていっても最初は混乱してしまう。
ミステリー、サスペンス好きには十分に読み応えがあるだろう。
ラストはほろ苦い切なさが描かれるが、メランコリックではなく、後味は良い。
ただ、私的には、登場人物の把握に手間取ったため、映像で観たかった。
主要登場人物
朱音...永津野藩名賀村の溜家に住まう小台様
曽谷弾正...永津野藩竜崎家藩主の側近。御筆頭様。朱音の双子の兄
榊田宗栄...溜家に住まう用心棒(浪人)
小日向直弥...香山藩瓜生家の小姓
蓑吉...香山藩本庄村の鉄砲討ち・源一の孫
おせん...朱音付き女中
志野達之助...直弥の幼馴染み
やじ...志野家の使用人
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元禄太平の世の半ば、一夜にして壊滅状態となった東北の小藩の山村の謎を追う、長編ミステリー時代小説。
序 夜の森
第一章 逃散(ちょうさん)
第二章 降魔
第三章 襲来
第四章 死闘
第五章 荒神
結 春の森 長編
大平良山、小平良山を挟んで反目を続ける永津野藩と香山藩。そんなある夜、一夜にして香山藩本庄村の村民が消える。
唯一の生き残りである蓑吉は、永津野藩名賀村の朱音の元で匿われるが、この出来事を巡り次第に明らかになる山に住まう化物の存在。
御家騒動、奇異な風土病など様々な事情の交錯する中、その化物の正体とは、対峙していく面々が背負った宿命とは。
読み応えがあったと言うか、導入部分での登場人物の把握がひと苦労。とにかく登場人物が多く、また、朱音の視線、蓑吉視線、曽谷弾正の視線…と場面が展開していくので、少しずつ頭を整理して読まないことには、物語においていかれる。
また登場人物の背景も細かく描かれているので、ひとりひとりを突き詰めていっても最初は混乱してしまう。
ミステリー、サスペンス好きには十分に読み応えがあるだろう。
ラストはほろ苦い切なさが描かれるが、メランコリックではなく、後味は良い。
ただ、私的には、登場人物の把握に手間取ったため、映像で観たかった。
主要登場人物
朱音...永津野藩名賀村の溜家に住まう小台様
曽谷弾正...永津野藩竜崎家藩主の側近。御筆頭様。朱音の双子の兄
榊田宗栄...溜家に住まう用心棒(浪人)
小日向直弥...香山藩瓜生家の小姓
蓑吉...香山藩本庄村の鉄砲討ち・源一の孫
おせん...朱音付き女中
志野達之助...直弥の幼馴染み
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