うてん通の可笑白草紙

江戸時代。日本語にはこんな素敵な表現が合った。知らなかった言葉や切ない思いが満載の時代小説です。

江戸おかず~12ヵ月のレシピ 季節を味わい体が喜ぶ~

2014年12月27日 | ほか作家、アンソロジーなど
車浮代

 2014年7月発行


健康、時短、経済的な知恵が満載の江戸時代の料理70品。

睦月 名取り雑煮、江戸時代のおせち、赤貝と分葱の酢和えほか
如月 渡り蟹鍋煮 芹と蜆の炒め、ふろふき大根、きんぴらほか
弥生 豆腐田楽、菜飯、蜆汁、深川飯、鯛のとろろ汁、春の雪ほか
卯月 筍飯、筍のつけ焼き、筍の姫皮梅和え、白魚のかき揚げほか
皐月 あじの南蛮漬け、豆腐粥、烏賊かぴたん和え、焼き空豆ほか
水無月の 鰹山かけ、瓜の味噌漬け、谷中生姜の甘酢漬けほか
文月 百味加薬漬け、鰻饅頭、枝豆の味噌煮、塩鰹ほか
葉月 貝焼き、鮑腸和え、鮎田楽、穴子と干し椎茸煮物 梅が香ほか
長月 蛸酢、駿河煮、桜煎り、煮ころばし、揚出し大根、和蘭陀膾ほか
神無月 舞茸と三つ葉の胡麻和え、蝋焼き海老、なんきん粥ほか
霜月 牡蠣の松前焼き、牡蠣の胡椒煮、牡蠣飯、塩鰤焼きほか
師走 鴨鍋、削り蒲鉾、納豆汁、菊花蕪の甘酢漬けほか
料理名索引
材料索引
終わりに

 冷蔵庫がない時代の保存食。旬の食材を食べる。切る、焼く、煮るのシンプルヘルシー調理法。
 時短、健康、経済的な知恵が満載の江戸時代の料理のレシピ本。





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池波正太郎の江戸料理を食べる

2014年12月16日 | ほか作家、アンソロジーなど
野崎洋光、重金敦之

 2012年3月発行

 「鬼平犯科帳」、「剣客商売」を始め、池波作品に登場する江戸料理30 選を日本料理店「分とく山」の野崎洋光氏が再現。

第1章 春(韮の味噌和え/木賊独活 ほか)
第2章 夏(鰹飯/芋茎汁 ほか)
第3章 秋(里芋の田楽/漬け鮪の炙り ほか)
第4章 冬(軍鶏鍋/餡かけ豆腐 ほか)
第5章 江戸の粋(浦里/白粥 ほか)

 池波作品で気になっていたあの料理が再現された。鬼平、秋山小兵衛父子、梅安などが口にしたシチュエーションや江戸その料理が江戸で流行ったバックグラウンドなども交えながらのレシピ本。
 欲しかった一冊。早速、茶飯を焚いてみました。



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