「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

静岡県内初の患者が静岡市で

2009-05-27 00:50:00 | 新型インフルエンザ
いつ出るか、どこで出るかといわれていた県内初の新型インフルエンザ患者が静岡市で見つかった。
とはいえ、フィリピンからの入国者で国内でのヒトヒト感染の疑いは希薄。
県内では大きな騒ぎとはならないだろう。

さて、振り返るが、先週金曜日の厚生労働省の対策見直しは期待はずれだ。
季節のインフルエンザ並みにするのかと思えば、結局中途半端。
未発生地域での負担は変わらない。
舛添厚労相の理由があきれてしまう。
「手を抜いて死んだらどうするのか」ときた。

彼は、季節性インフルエンザでどれだけの人が死んでいるのか知らないのだろうか。
基礎疾患のある人は季節性インフルエンザであっても同様に重症化しやすい。

彼の中途半端さは景気をもずるずると引き下げる。
引き際を見誤ったつけはいずれ大きく払うことになるだろう。

もうすぐ深夜1時。帰宅した時点で日が変わった。
土日がなかったので、明日は休みにしてもらった。
過労死ラインの80時間はとっくに超え、桁も一つ上がった。
疲れると体力よりも頭の方に影響が出るのか、物忘れというか言葉が出にくくなることがわかった。電話のかけ方のように普段はミスするはずもないミスも。
明日はゆっくり休みたい。疲れた。

(無題)

2009-05-23 22:11:00 | 日記
今日は休みの予定だったので昨夜は11時すぎまでかけて片付けたと思ったら、今日は別事件(新型インフルではないです)で急遽出動に。
さすがに予定外というのは疲れが後から来る。
帰ってから寝たけど、また眠気が。
明日も出勤なので念のためまた寝ます。
メールいただいてもすぐには返信できませんがご容赦ください。

舵取りは機を見て迅速に

2009-05-20 22:45:00 | 新型インフルエンザ
東京でも感染患者が確認された。
舛添大臣は今週末にも舵を切る見込みだったが、やや後手に回った感がある。
専門家から意見を聴取した時点で、手続きが必要としても夜通ししてでも、決断すべきだった。
こういった危機管理においてはコンセンサス重視よりも先んじた対応方針を機を見て迅速にアナウンスすることが肝要である。
県は、このブログで日曜日に指摘した(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/404.html)定点観測の実施へと翌日夕方には舵を取ったが、うちの県にしては早い対応といえる。
問題は、これを伝えた静岡新聞の誤報だ。
昨日の同新聞記事では、県が、渡航暦などに関係なく迅速検査でA型と判定されたすべての患者から検体を採取しPCRを行う方針となったと伝えてしまったのだが、明らかに誤りだ。
真実は、県内に137か所ある非公開の定点医療機関でA型と判定され、かつ患者さんの同意が得られた場合のみ検体を採取して検査するというものである。

こういう間違いは普通ありえないし、あってはならない。県が記者に提供した資料をよく読めば間違えようがないからだ。おそらく、県が3検体のPCR検査を行ったという情報漏れ含め、事前に口頭で厚生部以外のツーカー役人から事前に得た聞きかじり情報の先入観に基づいて書いたため煩雑な資料の読み取りを怠って誤報となったのだろう。
厚生部の関係者なら、この「定点で行う」ということが肝であることはよく分かっているからだ。

この誤報のおかげで、ただでさえ混乱の現場がどれだけ負荷を受け迷惑を被ったか、・・反省してもらいたいものだ。

さて、次は何が対策上の問題であるかだが、日曜日に指摘した(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/404.html)とおり、妊婦であるとか基礎疾患があるとかいうハイリスク者について、感染防御や感染した場合の迅速な医療の確保を図ることにつきる。
とりわけ、透析患者の新型インフルエンザ罹患時の医療の確保は最優先だ。罹患したらあきらめるしかないのかなどの不安が透析患者やその家族に口コミで広がっている。
先取りして状況の把握と対策を練っておくべきである。
また、マスコミは、県からの特ダネ情報を先にとることに目を向けるよりも、そういうところで先取りして現場取材・検証し、政治や行政の対策を促すべきであろう。


さらば石川嘉延

2009-05-19 21:23:00 | 日記
今日はかなり疲れ気味だが書いてから休まねばなるまい。
長きに渡り県行政のレベル低下と官僚的隠蔽体質を蔓延させ、偽りだらけの方便(http://hp1.cyberstation.ne.jp/shizuoka/http___www.pref.shizuoka.jp_kuukou_contents_gaiyo_yotei.pdf)で100万人利用なる空港成功幻想をばらまき、結果、開港延期や滑走路短縮という前代未聞の失態を演じるという県政史上の汚点たる石川嘉延。

ついに、彼はその責任を取って、今日、退職届を提出し受理された。

約10年に及ぶ、彼と彼の取り巻きに役人よる欺瞞と隠蔽の体質との戦いを振り返ると実に感慨深いものがあるが、
盛者必衰、悪は一旦の事なり、ついにその根源は葬られた。
だが一方で、その意を受けた役人やその利権は未だ健在。決して戦いが終わったわけではない。
むしろ、これからが、県民のための改革へ進むか、役人に飲み込まれた閉塞にさらに陥るかか、が問われることになる。

今日一日くらいは喜びに浸っても、明日からはまた、より一層、気を引き締めていかなければならない。

さらば、石川嘉延。さらば、石川県政。

渡航先による篩い分けと入院勧告からハイリスク者へのサメ[トへの切り替えを

2009-05-17 20:18:00 | 新型インフルエンザ
県はいまだ3か国からの帰国者のみが疑いの対象という枠組みを堅持している。
それ以外の場合は医師に疑うに足る相当の理由を求めており、事実上渡航歴が新型インフルエンザ検査へのネックとなっている。
元となっている国の症例定義が変更されていないからというのが理由であるが、これだけ渡航歴のない感染者が国内で発見されている中で、上述のような理由では県民の理解を求めるのは困難だ。
既にこの事態を受けて福島、岡山、大分、沖縄では渡航歴にとらわれず検査を行うという。現状にあっては常識的な判断である。
静岡県にあっても、せめて、状況把握のため、感染症定点での検体採取は行うべきであろう。
ただし、一番の問題は検査・発見体制ではない。
一番大切なのは不必要な不安の解消と真に相当の医療を必要とする人へのフォローだからだ。

検査で新型が見つかったとして、見つかるつど軽症者に入院の勧告や命令をしなければならない現状では国民の不安をただ煽るだけになりかねない。

そもそも、新型だったらどうしようという不安は意味がない。通常の季節性インフルエンザと病状の程度が変わらないことは国も認めている。治療法とて通常と新型で異なるところはない。
まずは、そのことを理解してもらうことが先決だ。これは現状でもなしうる国民への説明の基本だ。
その上で、妊婦であるとか基礎疾患があるとかいうハイリスク者について、感染防御や感染した場合の迅速な医療の確保を図るべきで、このことに重点を置くべきである。
医療のキャパからしても合理的なもと考える。

いたずらに感染者すべてに入院を命じたりする必要はない。
国は新型インフルエンザから5類の季節性インフルエンザ(ソ連型、香港型)同様のインフルエンザ(メキシコ型)へ、感染症法上の取り扱いを変更すべきである。