「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

呪いは続く、静岡空港。

2009-05-29 22:25:00 | 静岡空港
せっかくの警告(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/315.html)も無視して開港を急いだつけが早速回ってきたようだ。
開港日の6月4日から7月にかけて6便を予定していた台湾のマンダリン航空のチャーター便が取りやめに追い込まれたのに続き、上海を週4往復する中国東方航空の定期便の6月欠航が決まった。
表向きの理由は新型インフルエンザの影響ということであるが、「(機材の効率的な運用から)機材繰りがつかなくなったことが、小松などでの大きな理由。新型インフルエンザが理由で欠航を決めたのは静岡だけ」(読売新聞)。
結局、開港日に飛ぶ国際線は韓国路線のみとなった。
スカイ・レジャー・ジャパンに続き、先週行われた一般向けの内覧会でも来客見込みを誤り渋滞や入場できなかった人を出し、大失態。
やることなすこと上手く行かないのもこの空港の宿命である。

うそで塗り固めた需要予測で強引な強制収用を行い誰も責任を取らない。
情報公開を徹底し専門家と称する学者先生が役人に媚びて需要予測は信頼できるなどと言わなければ出来るはずもない空港だった。
費用便益比、すなわち便益が費用を上回る分岐点である86万人を下回ることは明らかだったからだ。
札幌便の偽装予測は圧巻の年間50万人。
需要予測の中でも一番争点にされた予測だ。というのも、この50万人路線があると言うことが2500m滑走路の基準になっていたからだ。
ふたを開ければ小型機1日2便、せいぜい十数万がよいところ。
そして、この嘘八百空港が既に2人の命を奪っている。

今後もこの空港は静岡県にとっては鬼門であり続けるだろう。争いの象徴。不和の象徴。
新型インフルエンザに仏滅開港、県から見て南西の裏鬼門、需要予測の嘘や住民投票なしの強制収用で県民不在。
天の時もなく、地の利もなく、人の和さえもない空港に明日はない。
いずれ、大惨事が起きる宿命を背負っている空港ということだ。