「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

裸の王様

2007-04-21 21:49:55 | 日記
Xデーで公表された30分参集率42%の水増について告発があった。
掲示板に400字ほどの内容の投稿があったが、そのままで掲示しないでほしいとのこと。
今の県庁に人物特定されれば報復されるのは必定、仕方ない。
よって、手口の詳細は明かせないが、通常とは異なる参集者が含まれていたことは実際に一人一人を調べれば容易にわかること。
しかし王様の家来たちはそんなことをする気はないだろう。
王様は詐欺師たちの作った水増数字でご満悦なのだから。
まるで裸の王様そのものだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%B8%E3%81%AE%E7%8E%8B%E6%A7%98

一方で正直にやって参集率23%で低いと新聞に書かれた浜松市消防本部は気の毒だ。

誰のために何をすべきか忘れ、王様のご満悦を得るために自らの手を汚さず部下の良心を踏みにじり非道を促す輩に県民の生命財産を守れるはずがない。
発災時には警察、消防、海保、自衛隊のように使命感を共有してことに当たる組織が主導権を持って対策に当たってもらいたいと切に願う。

朝、昼、夕

2007-04-20 23:01:30 | 日記
朝、
今日はXデー。
建前は予告なしの防災参集訓練。
現実は前日までにはほとんどの職員が翌日あることを知っている。
総務課も気を利かせてか、昨日、参集後に行うことの手順をメールしてくれた。おかげで、そういえば明日だと忘れていた人も思い出した。
参集率向上にはこういった努力が必要なのは仕方ないことか。
いつもより15分ほど早く登庁。もちろん通常の通勤手段で。

昼、
職員向けの掲示板で繰り返し、県ホームページの申請書類等ダウンロードサービスを更新するように催促しているので確認したら仕事上関係する室のほとんどが更新していない。
https://www2.pref.shizuoka.jp/all/sinsei.nsf/04?openview&count=10000
先週とりあえず出先の課として登録してあるので問い合わせにも案内できるが、本庁は組織改正で機能不全のようだ。未だに健康福祉部の表記で、内容も法改正前のものだ。
http://www.pref.shizuoka.jp/kenhuku/kf-01/kansen/works_kansen_taisho.html
厚生労働省も同じで法改正前の類型のままだ。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01.html
役所だから信用できるとか間違いないだろうというのはもはや過去の話。経験から言わせてもらえば、必ずどこかに間違いがある。まず疑えといいたい。

夕、
今日は定時に帰れるかという時間に文書管理ヘルプデスクから電話あり。
一昨日依頼していたアクセス権の変更について所長名の協議書を出してくれとのたまう。元々はそちらのミスだよねといったらそうだとのたまうだけ。だったら、そちらで直せばよいだろうにと思いつつ、仕方がないのでそれから協議書を起案。協議理由には貴監(文書担当企画監)の瑕疵により事務処理に支障が出ているので速やかに改善をと書いて電子起案したが、施行は早くても来週だ。おまけにこのために1時間ほど余計な残業が生じた。1時間くらいというかもしれないが約3千円が県民の負担となる。無駄を省いて効率敵にという努力も本庁の節約意識のない職員によって無効にされるのは、なんともやりきれない。税金を3千円収めるにも大変な人がどれだけいるか、年末の挙所滞納整理にでも参加して身をもって経験してもらいたいものだ。

PS
県がまた裁判で負けた。高裁判決で、県職員の納税ミスで生じた県の損害に対する賠償を専決権を持っていた当時の課長に命じる判決だ。初歩的ミスと職責を考えれば当然の結果であるが、このような無知で無能な課長を任命した知事の責任も問われてしかるべきと思うが、県民の負担とならなかったことでよしとするしかない。この知事を選んだのも県民なのだから。

総人口は増加、日本人は減少

2007-04-19 00:22:55 | 日記
定住外国人を含む総人口は前年比2千人増にもかかわらず、日本人人口は5万1千人減っているという。
日本人の少子高齢化現象の序章である。
政治も行政も知恵を絞って対策をとしているが、現実は甘くない。
層の厚い高齢者が亡くなっていく中で現在の人口を維持していくためには少ない層で子供を増やすしかないからだ。現状1.3程度の出生率を2.1程度にしなければならないというのだから劇的な対策がなければ不可能というものだろう。
本来ならこのようなときこそ積極的な財政出動が求められるわけであるが、国も地方も財政は火の車状態でとてもそんな余裕はない。
そのあせりが柳沢発言として表れたのであろうが、備えを忘れ浪費に明け暮れた政治家が他人事のように言っても説得力はない。
もはや、自国民のみでというのは現実的な対応ではないのかもしれない。
県もまた同じである。もはや、県という枠ににこだわることなく、国の出地方機関を中心とした道州と合併によって自立した市によって行政の効率化を図っていくほうが現実的であろう。

括弧、君達はね

2007-04-17 23:41:37 | 日記
最近、県庁新聞なるものが頻繁に配布されるようになった。
最初のころは見出しくらいは目を通していたが、最近はそのままゴミ箱行きとなっている。内容は中学高校時代の学級新聞の乗りで中身が無い広告紹介もの。最近の県庁の幼稚化を象徴している。
数日前に電子文書化の効用を書いたが、電子化の効用には資源節約の意味もある。
本来は行政が先導して取り組むべきペーパーレス、ごみ削減、温暖化防止といったものに背を向けているとしか思えない。
空港も然り。
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/kuukouindex.html
県民の地道な節約努力が、羽田や中部まで余計にかかるというわずかな時間を惜しむ人のために一瞬にして無効にされるというのにそのことに思いをはせることができない。
森林資源の保護といいながら里山をそっくり丸ごと削り取るのも異常だ。
その反面、県民に対しては「環境保護」「ごみの減量化」「クールビズ」「地球温暖化防止」とのスローガンが浴びせられる。
県にとっては、これら全てに括弧「(君達はね)」がついているのだろう。すなわち、自分はやらないけど君達はやってくれという特権意識だ。
そういえば、先週開示を受けた公文書で判明した人事室職員のソウル2泊3日の旅行費14万円余もそうだ。民間では考えられないそうだ。「効率化」「節約」を他人には言いながら自らは節約し実費精算をしようともせず計算上の規定額を受け取ってなんとも思わない意識もまた、括弧「(君達はね)」の意識なのだろう。やはり監視を強化し、現場の声と県民の声をあげていかなければよりよき未来は程遠い。