「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

2泊3日ソウル出張1人143,815円なり

2007-04-13 22:56:14 | 日記
今日は請求していた公文書の開示の日。
予想していた量よりも少なく、約2時間弱で終了したが、コピーの量が多いので後日郵送にしてもらった。そのため、今日持ち帰ったのは知事公室と人事室の職員に係る外国旅行命令関連書類の一部。
そのうち、人事室の職員(非管理職の若手職員)の「ソウル事務所設置準備調査」用務に係る旅費を紹介しておこう。
旅行日は2006年10月25日~27日で用務先がソウル、静岡市を発着地とする2泊3日の旅行(ソウルに丸1日いるのは26日のみ)である。
この旅費総額が143,815円。うち、11,740円は静岡♂H田空港間の旅費であるので実質の外国旅行費は132,075円となる。
なぜ、中部国際からではないのかというと、羽田空港からは仁川よりもソウルに近い金浦空港に路線があり、現地だけでも約30分の短縮効果があるので静岡市からなら中部国際空港よりも早いためだろう。原則国内線専用空港同士の路線としては、羽田・上海路線においても浦東空港よりも1時間も短縮できる虹橋空港への路線が開設合意されており、国内移動の1時間差を帳消しにする利便性が期待される。
話を戻して旅行費であるが、単にこれを高いと見るか安いと見るかは個々の県民の判断に委ねるとして、地方自治法に定める「最小の経費で最大の効果」を挙げたか、すなわち費用対効果は検証しなければならない。復命書の写しは後日送られてくるのでこれをもとに本体ホームページで公開する予定である。東京都は都知事の豪華海外出張批判を機に「これまで随意契約していた旅行会社を競争で選んだり、随行職員の航空運賃を見直したりすることで経費削減を目指す」としているが、静岡県にはそのような動きは見られない。日々県民の生活・健康の悩み・苦しさを耳にする職場にいるとこの役人の杓子定規の経費支出に腹立たしい思いがつきまとう今日このごろである。