「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

括弧、君達はね

2007-04-17 23:41:37 | 日記
最近、県庁新聞なるものが頻繁に配布されるようになった。
最初のころは見出しくらいは目を通していたが、最近はそのままゴミ箱行きとなっている。内容は中学高校時代の学級新聞の乗りで中身が無い広告紹介もの。最近の県庁の幼稚化を象徴している。
数日前に電子文書化の効用を書いたが、電子化の効用には資源節約の意味もある。
本来は行政が先導して取り組むべきペーパーレス、ごみ削減、温暖化防止といったものに背を向けているとしか思えない。
空港も然り。
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/kuukouindex.html
県民の地道な節約努力が、羽田や中部まで余計にかかるというわずかな時間を惜しむ人のために一瞬にして無効にされるというのにそのことに思いをはせることができない。
森林資源の保護といいながら里山をそっくり丸ごと削り取るのも異常だ。
その反面、県民に対しては「環境保護」「ごみの減量化」「クールビズ」「地球温暖化防止」とのスローガンが浴びせられる。
県にとっては、これら全てに括弧「(君達はね)」がついているのだろう。すなわち、自分はやらないけど君達はやってくれという特権意識だ。
そういえば、先週開示を受けた公文書で判明した人事室職員のソウル2泊3日の旅行費14万円余もそうだ。民間では考えられないそうだ。「効率化」「節約」を他人には言いながら自らは節約し実費精算をしようともせず計算上の規定額を受け取ってなんとも思わない意識もまた、括弧「(君達はね)」の意識なのだろう。やはり監視を強化し、現場の声と県民の声をあげていかなければよりよき未来は程遠い。