ちょっと前に、私が所属する昼酒愛好会(正会員2名)が十条界隈で飲んだときのこと。
酔いざましの散歩を兼ねて、東十条駅近くを探索していたとき、下記写真の貼紙を発見。
「このお店は怪しくないです みんな言ってます」
これは怪しい! そして個人的には興味津々。
まだ昼間で準備中だったため、その日の夜にでも再訪したかったが、同行者はあまり気が進まないようなので、
後日ひとりで再訪。正式なお店の名前は『花ぼっくり』。
入口ドアを開けると、いきなりたくさんのゲームとソフトが迎えてくれる。
ファミコン、スーパーファミコン、初代プレステーションなど、私が遊んだことのあるレトロなゲームが満載。
店内はカウンター席とテーブル席があり、カウンター席には常連らしい先客が。
女将さんが「お好きな席へどうぞ」とおっしゃるので、テーブル席に座らせていただいた。
周囲を見回すと、壁や天井に、なにやら怪しい(失礼)イラストが。
なぜ、ダウンタウンの「笑ってはいけない」の絵が!?
なぜ、今の時代にシブがき隊!?
※私自身は、今でもカラオケで「ZOKKON命(ラブ)」を熱唱しているが
のちに知ったのだが、こちらの店主は漫画家さんらしい。確かに、絵のクオリティ自体は高い。
店主の奥様である女将さんも、以前は女優をやっていたそうで、CMなどにも出演経験があるそうだ。
最近は、女将さんひとりの営業が多いようだが、常連でも一見でも分け隔てなく対応してくれる、
温和かつ常識のある方で、全然怪しくないのでご安心を。
まずはドリンクということで、ホッピーセット480円を注文。なにげにナカ(焼酎)が多い。
あとで聞いたら、女将さん自身が「アルコールは濃い目が好きだから」らしい。
酔わないよう、ちびちび飲みながら、ゲームソフト群に好奇の視線を向けていたところ、
女将さんが「どうぞお好きなゲームで遊んでください」とのこと。ウホッ、そのお言葉待ってました!
貴重なソフトが多数そろっているが、驚いたことにゲーム代は無料であった。なんだか申し訳ないね。
ここからは、この日私が遊んだ、懐かしのゲームを紹介していく。
若い世代の方は、サッパリわからないかもしれないが、我慢して付き合ってほしい。
当時の「ファミリーコンピュータ」本体はなく、こちらの緑色のモノが代替機(?)らしい。
まずはエニックス(当時の社名、以下同)の「ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々」。
体力ギリギリまで戦ってから、宿で回復しよう、と思っていたところ、スライム3匹のパーティーに遭遇し死亡。
久々のドラクエⅡは、レベル2でゲームオーバー。
久々とはいえ、普通のスライムに殺されるとは情けないねえ…。
続いては、コナミの「ツインビー」。かつて、私が一番得意だったゲームだ。
しかし、オッサンになった今ではスムーズに操作できず、バリヤーのベルを出せず、キャンディーも取れず。
ツインビーが7機増える裏技も忘れてしまったため、パラレルディッシュ将軍(名前忘れてた)にヤラれ全滅。
久々のツインビーは、ステージ2でゲームオーバー。
ガキの頃は、その気になれば半永久的に続けられて、実際12時間くらいプレイしたこともあるのになあ。
最後は、当時は誰もがやったメジャーなゲーム、任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」。
まずは4面までワープし、さらに4-2で8面にワープ…の予定が、そのやり方を忘れてしまい、やむなく5面に。
結局、久々のスーマリは、5-2でゲームオーバー。
ヤラれたときのBGMが、他のお客さんに丸聞こえで(気にしてないだろうが)恥ずかしいので、
この3本でゲームはやめ、飲み食いに集中することにした。
こちらは自家製タレ付きの「超羽つき餃子」480円。確かに「チョーはね」だ。
裏返すとこのように、結構な大ぶりサイズが5個。
東十条名物の「からし焼き」550円もあったのでオーダー。
お店によっては、唐辛子やニンニクが効きすぎたりするところもあるが、
こちらのからし焼きは、女将さんの人柄が表れた、クセのないマイルドな味付け。
焼酎も濃く、結構酔ってきたので、「また来させていただきます」と告げて、この日は退散。
その後は、先輩を連れて行ってゲームで対戦したり、ひとりでカウンター席で飲むことも。
以下で、そのときに食べたフードメニューの一部を紹介。
まずは、お店のおススメだと思われる、オリジナル風味の「フライドポテト」520円。
※以前あったコーンポタージュ味は現在お休み中
★ハッピーターン風味を選択したら、本当にハッピーターンの味がした。うめえ!
個人的には「サッポロ一番塩らーめん」風味も食べてみたい。今度、お願いしてみよう。
続いては、オーダーが入ってから女将さんが焼く「出汁巻たまご」520円。
本来は大根おろしが付くのだが、私は苦手なので抜きにしてもらった。
口に含むと、じゅわっとダシがあふれる。やさしい味わいで、玉子好きなら絶対に食べるべし。
こちらは、かなりお得な「鶏あみ塩焼 ゆず胡椒添え」480円。
鶏肉の量が多く、食べても食べても減らない。ゆず胡椒で味を変えられるので飽きることもない。
最後はお食事メニューから、「ぼっくりナポリタン」690円。
メニューを見た友人が、「ぼったくりナポリタンってナニ?」と私に聞いてきたが、
ぼったくりではなくぼっくり(=店名)だ。女将さん、もし聞こえていたらゴメン。
具だくさんで味も良く、690円ではぼったくりどころか、サービス価格である。
未食メニューの中で、私が食べてみたいのがチキンカレー750円。
正式名(?)は「20種以上のスパイスときのこの山で作るうまさ100%チキンカレー」だ。
きのこの山とは、「数種のキノコが入った」の意味ではなく、文字通りお菓子の「きのこの山」のことである。
違和感を感じる方もいるだろうが、カレーの隠し味にココアの粉末を入れるとおいしいと聞いたことがあるし、
チョコのお菓子が入るのも、理がかなっているといえる…はず。
先日注文したら品切れだったので、近日中にまた頼んでみよう。
ドリンク類は、ビールの生中が520円、サワー類は430~500円くらい、日本酒600円~など。
先述のように焼酎は濃いので、私は金宮ボトル2000円を入れて、薄いウーロンハイやホッピーを飲んでいる。
さっき載せたメニュー写真にあった、「大人気唐あげ丼」750円を見たことがあるが、でっかい唐揚げが山盛りだった。
食べていたのは20代ぐらいの若者で、もちろん残さずたいらげていた。
実は、ここ花ぼっくりさんは、レトロゲームが置いてある割には、私と同世代のオッサン客は少なく、
カウンター席に座る常連客は、圧倒的に若者が多い。
ファミコンブームの頃は、まだ生まれてなかったと思われる彼らの目当ては、ゲームではなく、
女将さんとお料理、あとはお店の楽しい雰囲気なのかもしれない。
実際、こちらのお店で知り合ったのがきっかけで、結婚に至ったカップルが8組もいるとか。
じゃ、じゃあ私にもチャンスが…ないだろうな、どうせ(泣)。
先日は、あの高橋名人が来店するなど、連日賑わっている花ぼっくりさんだが、
道路拡張のため、近々立ち退かなくてはならないらしい。
現在、移転先を探しているそうだが、いい場所がみつかることを願ってやまない。
どこかに、土地や空き店舗を多数保有していて、「安く貸すよ」というオーナーはいないだろうか。
見返りに、ファミコンソフトをたくさん貸してもらえるぜ。たぶん。
最後に、お店のトイレ内の写真を掲載。
「落書きOK」とのことで、サインペンも置いてあり、大勢のお客がイラストやメッセージを書き込んでいる。
恥ずかしながら、私も来店記念として、座右の銘(?)を書かせていただいた。
日が沈む前に飲む酒はウマい
我ながら、知性のカケラもないヘタクソな字だな。恥ずかしいので、次回訪問時に消すことにしよう。
花ぼっくり
東京都北区中十条3-18-14
東十条駅北口から徒歩約2分、十条駅からも徒歩約10分
営業時間 18時~24時
定休日 水曜、ほか臨時休業あり
※詳細は女将さんのツイッター↓でご確認を
https://twitter.com/satomin18
※追記 すぐ近くの東京都北区中十条3-16-15-102に移転なさいました
酔いざましの散歩を兼ねて、東十条駅近くを探索していたとき、下記写真の貼紙を発見。
「このお店は怪しくないです みんな言ってます」
これは怪しい! そして個人的には興味津々。
まだ昼間で準備中だったため、その日の夜にでも再訪したかったが、同行者はあまり気が進まないようなので、
後日ひとりで再訪。正式なお店の名前は『花ぼっくり』。
入口ドアを開けると、いきなりたくさんのゲームとソフトが迎えてくれる。
ファミコン、スーパーファミコン、初代プレステーションなど、私が遊んだことのあるレトロなゲームが満載。
店内はカウンター席とテーブル席があり、カウンター席には常連らしい先客が。
女将さんが「お好きな席へどうぞ」とおっしゃるので、テーブル席に座らせていただいた。
周囲を見回すと、壁や天井に、なにやら怪しい(失礼)イラストが。
なぜ、ダウンタウンの「笑ってはいけない」の絵が!?
なぜ、今の時代にシブがき隊!?
※私自身は、今でもカラオケで「ZOKKON命(ラブ)」を熱唱しているが
のちに知ったのだが、こちらの店主は漫画家さんらしい。確かに、絵のクオリティ自体は高い。
店主の奥様である女将さんも、以前は女優をやっていたそうで、CMなどにも出演経験があるそうだ。
最近は、女将さんひとりの営業が多いようだが、常連でも一見でも分け隔てなく対応してくれる、
温和かつ常識のある方で、全然怪しくないのでご安心を。
まずはドリンクということで、ホッピーセット480円を注文。なにげにナカ(焼酎)が多い。
あとで聞いたら、女将さん自身が「アルコールは濃い目が好きだから」らしい。
酔わないよう、ちびちび飲みながら、ゲームソフト群に好奇の視線を向けていたところ、
女将さんが「どうぞお好きなゲームで遊んでください」とのこと。ウホッ、そのお言葉待ってました!
貴重なソフトが多数そろっているが、驚いたことにゲーム代は無料であった。なんだか申し訳ないね。
ここからは、この日私が遊んだ、懐かしのゲームを紹介していく。
若い世代の方は、サッパリわからないかもしれないが、我慢して付き合ってほしい。
当時の「ファミリーコンピュータ」本体はなく、こちらの緑色のモノが代替機(?)らしい。
まずはエニックス(当時の社名、以下同)の「ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々」。
体力ギリギリまで戦ってから、宿で回復しよう、と思っていたところ、スライム3匹のパーティーに遭遇し死亡。
久々のドラクエⅡは、レベル2でゲームオーバー。
久々とはいえ、普通のスライムに殺されるとは情けないねえ…。
続いては、コナミの「ツインビー」。かつて、私が一番得意だったゲームだ。
しかし、オッサンになった今ではスムーズに操作できず、バリヤーのベルを出せず、キャンディーも取れず。
ツインビーが7機増える裏技も忘れてしまったため、パラレルディッシュ将軍(名前忘れてた)にヤラれ全滅。
久々のツインビーは、ステージ2でゲームオーバー。
ガキの頃は、その気になれば半永久的に続けられて、実際12時間くらいプレイしたこともあるのになあ。
最後は、当時は誰もがやったメジャーなゲーム、任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」。
まずは4面までワープし、さらに4-2で8面にワープ…の予定が、そのやり方を忘れてしまい、やむなく5面に。
結局、久々のスーマリは、5-2でゲームオーバー。
ヤラれたときのBGMが、他のお客さんに丸聞こえで(気にしてないだろうが)恥ずかしいので、
この3本でゲームはやめ、飲み食いに集中することにした。
こちらは自家製タレ付きの「超羽つき餃子」480円。確かに「チョーはね」だ。
裏返すとこのように、結構な大ぶりサイズが5個。
東十条名物の「からし焼き」550円もあったのでオーダー。
お店によっては、唐辛子やニンニクが効きすぎたりするところもあるが、
こちらのからし焼きは、女将さんの人柄が表れた、クセのないマイルドな味付け。
焼酎も濃く、結構酔ってきたので、「また来させていただきます」と告げて、この日は退散。
その後は、先輩を連れて行ってゲームで対戦したり、ひとりでカウンター席で飲むことも。
以下で、そのときに食べたフードメニューの一部を紹介。
まずは、お店のおススメだと思われる、オリジナル風味の「フライドポテト」520円。
※以前あったコーンポタージュ味は現在お休み中
★ハッピーターン風味を選択したら、本当にハッピーターンの味がした。うめえ!
個人的には「サッポロ一番塩らーめん」風味も食べてみたい。今度、お願いしてみよう。
続いては、オーダーが入ってから女将さんが焼く「出汁巻たまご」520円。
本来は大根おろしが付くのだが、私は苦手なので抜きにしてもらった。
口に含むと、じゅわっとダシがあふれる。やさしい味わいで、玉子好きなら絶対に食べるべし。
こちらは、かなりお得な「鶏あみ塩焼 ゆず胡椒添え」480円。
鶏肉の量が多く、食べても食べても減らない。ゆず胡椒で味を変えられるので飽きることもない。
最後はお食事メニューから、「ぼっくりナポリタン」690円。
メニューを見た友人が、「ぼったくりナポリタンってナニ?」と私に聞いてきたが、
ぼったくりではなくぼっくり(=店名)だ。女将さん、もし聞こえていたらゴメン。
具だくさんで味も良く、690円ではぼったくりどころか、サービス価格である。
未食メニューの中で、私が食べてみたいのがチキンカレー750円。
正式名(?)は「20種以上のスパイスときのこの山で作るうまさ100%チキンカレー」だ。
きのこの山とは、「数種のキノコが入った」の意味ではなく、文字通りお菓子の「きのこの山」のことである。
違和感を感じる方もいるだろうが、カレーの隠し味にココアの粉末を入れるとおいしいと聞いたことがあるし、
チョコのお菓子が入るのも、理がかなっているといえる…はず。
先日注文したら品切れだったので、近日中にまた頼んでみよう。
ドリンク類は、ビールの生中が520円、サワー類は430~500円くらい、日本酒600円~など。
先述のように焼酎は濃いので、私は金宮ボトル2000円を入れて、薄いウーロンハイやホッピーを飲んでいる。
さっき載せたメニュー写真にあった、「大人気唐あげ丼」750円を見たことがあるが、でっかい唐揚げが山盛りだった。
食べていたのは20代ぐらいの若者で、もちろん残さずたいらげていた。
実は、ここ花ぼっくりさんは、レトロゲームが置いてある割には、私と同世代のオッサン客は少なく、
カウンター席に座る常連客は、圧倒的に若者が多い。
ファミコンブームの頃は、まだ生まれてなかったと思われる彼らの目当ては、ゲームではなく、
女将さんとお料理、あとはお店の楽しい雰囲気なのかもしれない。
実際、こちらのお店で知り合ったのがきっかけで、結婚に至ったカップルが8組もいるとか。
じゃ、じゃあ私にもチャンスが…ないだろうな、どうせ(泣)。
先日は、あの高橋名人が来店するなど、連日賑わっている花ぼっくりさんだが、
道路拡張のため、近々立ち退かなくてはならないらしい。
現在、移転先を探しているそうだが、いい場所がみつかることを願ってやまない。
どこかに、土地や空き店舗を多数保有していて、「安く貸すよ」というオーナーはいないだろうか。
見返りに、ファミコンソフトをたくさん貸してもらえるぜ。たぶん。
最後に、お店のトイレ内の写真を掲載。
「落書きOK」とのことで、サインペンも置いてあり、大勢のお客がイラストやメッセージを書き込んでいる。
恥ずかしながら、私も来店記念として、座右の銘(?)を書かせていただいた。
日が沈む前に飲む酒はウマい
我ながら、知性のカケラもないヘタクソな字だな。恥ずかしいので、次回訪問時に消すことにしよう。
花ぼっくり
東京都北区中十条3-18-14
東十条駅北口から徒歩約2分、十条駅からも徒歩約10分
営業時間 18時~24時
定休日 水曜、ほか臨時休業あり
※詳細は女将さんのツイッター↓でご確認を
https://twitter.com/satomin18
※追記 すぐ近くの東京都北区中十条3-16-15-102に移転なさいました