明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

恩師(?)が愛したラーメン 高井戸『ほづみ亭』

2023年11月11日 | 中華食堂
このブログを開設してから、約7年半が経過した。
ブログ自体は、だいぶ前から友人たちに勧められていたのだが、「メンドくさいから嫌だ」と拒んでいた。
今でも執筆はともかく、見知らぬ方からのコメントの応対は、メンドくさく感じるときもある。
私が「いいお店だ」って紹介しているのに、赤の他人の分際で、わざわざ否定意見を寄こすヤツって、
いったいナニが目的なんだろうか。その店の関係者に、肉親でも殺されたのか?
つい先日も、某店の記事に「ここの店員は愛想が悪い。私は嫌われているのかも」といったコメントが、長文で届いた。 ※当該投稿は公開前に削除
よくわかんねえけど、会ったこともない人間に、こんな愚痴めいた投稿を送るようなヤツだから、「嫌われている」のではないか。
以前も記したけど、ここで改めて、拙ブログの投稿ルールについて断っておくが、
非常識な言葉遣い、かったるい自分語り、誤字脱字だらけの文など、
メンドくさいコメントは無視するので、どうか送ってこないでくれ


上記デメリットを予測しながらも、ブログを始めたきっかけとなったのが、たまたま見かけた、とあるブログ記事。
ブログ主さんは、職種こそ異なるが私と同じフリーランスで、感銘を受けた記事を大雑把に説明すると、
「今の時代、ブログやSNSで宣伝はできる。待っていても客や仕事はこない。とにかく動いてみよう」といった内容を、
エラそうな物言いではなく、軽妙な語り口調で綴っていたため、へそ曲がりの私でも共感できた。
無論、宣伝だけが拙ブログの開設理由ではないが、上記記事に背中を押されたのも事実。
残念ながら、拙ブログが仕事に繋がったケースは、いまだにないが(金銭面で折り合わず)、
「隠れた名店の情報が寄せられる」というメリットもあり、開設してよかったかな、と満足している。

間接的ではあるが、拙ブログの師匠にあたるブログ主さんに、もうひとつ教わったのが、
『ほづみ亭』というお店の存在。今回も前置きが長くてすまないねえ。
お店の場所は、京王井の頭線の高井戸駅近くで、店頭の黄色い看板が目印。


看板には「ラーメン」と表記されているが、「チャーハン」や各種定食もあり、実際は中華食堂だ。
ブログ主さんは、こちらのお店を「マジでなんでも美味い」と絶賛しており、
食べログの評価点の低さや、投稿内容に対し、「こいつらは味音痴のクソバカ野郎だ」などと罵倒していた。
食べロガー批判とは、さすがは私の恩師である。 ※ただし、クソバカ野郎とは書いてない

そんなブログ主さんが、ほづみ亭さんのイチ押しと評価していたメニューが、「牛乳味噌ラーメン」
4年前に初訪問したときの私も、当然のようにオーダー。価格は当時750円で、現在は850円。

※現在のメニュー札の表記は「牛乳みそらあめん」

横アングルも撮影。おしぼりも付いてくるのはありがたいね。


上記の画像2枚ではわかりづらいが、ほづみ亭さんの丼はかなりデカい
その大きく深い丼に、麺と具材、そしてたっぷりの牛乳味噌スープが注がれている。


麺はやや縮れた細めのタイプで、具材はモヤシ、玉ねぎ、ニンジン、ニラ、キクラゲにひき肉少々。
この商品の特徴はやはり、オリジナルの牛乳味噌スープだろう。
結構油も入っており、最初のひと口は熱々だが、いざ味わってみると、味噌のコクと旨味が広がる。
無論、牛乳のおかげであと味はまろやかで、味噌のしょっぱさよりも、むしろ甘味すら感じる。
店内はカウンター席だけなので、厨房の調理過程も観察できたが、店主は白い粉を2度投入していた。
ひとつは旨味調味料で、もうひとつは砂糖ではないか。塩ならもっとしょっぱいはず。
過去に何度も告白したように、私は甘党なので、甘いスープも甘いひとときも大好きである。
甘いウマい、と食べ進めていくうちに、同時に注文していた「餃子」が焼き上がった。


1人前6個で、価格は当時も今も500円。味は決して悪くなかったが、一緒に頼んだメニューの印象が強すぎた。
牛乳味噌スープが気に入ってしまったので、餃子も浸して食べたりして、


スープまで全部飲み干し「ごちそうさまです」。デカい丼ゆえ、食べ応えがあったよ。

その後は、高井戸方面に行く予定がなかなかなく、2度目の訪問は2年後。
八幡山駅近くの『NAGAHAMA』世田谷店で、ラーメン+替玉をたいらげたあと、  ※『NAGAHAMA』についてはこちら
せっかく近所(でもないか?)に来たのだからと、ほづみ亭さんにも寄ってみることにした。
麺類を食べたあとだったので、ご飯ものの中では比較的軽めな(?)、チャーハン700円を頼むつもりだったのだが、
「中華丼」も700円だったので、重めなのは承知で変更。現在はチャーハンが750円で、中華丼は800円。
チャーハンと中華丼、同価格だったら具材豊富な中華丼を選ぶよね!?
前回と同様、寡黙な店主はすぐに調理を始め、ほんの数分で完成させた。


ラーメン丼もデカかったけど、中華丼が盛られたお皿or鉢も、かなりのビッグサイズ。


豚肉、竹の子、ピーマン、キャベツ、玉ねぎ、キクラゲなどの具材を、中華アンでまとめている。
ニンジンやナルトなどの赤みがなく、全体的に茶色いビジュアルだが、味については問題ナシ。
満腹中枢が働く前にたいらげたかったが、アンは熱々だし量は多いしで、かなりの苦戦。
付け合わせのスープがいい口直しになり、どうにか全部食べ切ったが、会計後は腹十二分で汗だく。
薄々わかっていたが、他店で食事したあとに、ほづみ亭さんへ行くのは無謀!

そしてつい先日。前回の府中本町『天下一』で、牛乳野菜ラーメンを食べたことで、ほづみ亭さんを思い出した。
あのとき、「牛乳ラーメンは過去に何度か食べた」と記したが、そのうちの1軒がここであった。
久々に食べたくなり、2年ぶり3度目の訪問。荻窪駅からてくてく歩き、夜の営業時間再開と同時に入店。
壁のメニュー表が変わっていたので改めて撮影。角度が悪くて見づらいが、こちらが麺類。


価格部分が隠れているが、右下の「焼きそば」~「広東めん」までは800円で、「スペシャルらあめん」は850円。
ついでに、座席の近くにラーメン丼が重なっていたので、そちらも撮影。丼の大きさが伝わるだろうか?


こちらは、定食などご飯もの類。これまた、照明が反射し一部が判読不明で、申しわけない。

 
見えない料理名は右側から、野菜炒め、肉野菜炒め、ニラレバと回鍋肉を挟み、鶏肉辛味噌炒め、茄子肉味噌炒め、
生姜焼き、さらにニラ玉子を挟んで、竹の子肉ピーマン炒め、のはず。
最後に、お酒や麺類のトッピングなど。元々の量が多いので、「大盛り」は危険。


この日はまず、定食のおかずのみが注文可能かを確認したのち、「ビール 中」600円と「生姜焼き定食」の単品を注文。
ビールはアサヒで、お通しとしてメンマの小皿も付いてきた。


厨房では店主が、中華鍋で豚肉や玉ねぎをサッと炒めてタレを注ぎ…
短時間で生姜焼きが完成。前回もそうだったが、店主は手際がよく、どの料理も短時間で提供する


横アングルも撮影。餃子用の楕円形のお皿に、たつぷりの千切りキャベツと肉野菜が盛られている。


生姜焼きは、中華丼のようにトロミがあり、ひと口頬張ってみると、当然熱々。
生姜風味よりも先に、牛乳味噌スープと同じくまずは甘味を感じ、その後に塩味や酸味が来て、最後に旨味が爆発!
ビールだけでなく、ご飯にも絶対に合うテイスト。定食はもちろん、「肉かけ丼」も絶対おいしいだろうね。
照りのあるタレが浸みた、キャベツがこれまたウマい! 野菜嫌いの私でも、これなら食べられる。


すぐにビールが空いたので、「烏龍ハイ」400円に変更。店主は無表情のまま宝焼酎と烏龍茶を用意し、
グラスに焼酎をドボドボと注いでいる。氷を加えたら、グラスの約2/3が焼酎だよ。


人見知りの私が珍しく、「焼酎、濃いですねえ」と告げたところ、店主は表情を変えず「……」。まるでゴルゴ13だ。
往路と同様、復路も荻窪駅まで徒歩だったが、濃いウーロンハイが効いたのか、エライ時間がかかった(苦笑)。

酩酊してきたが、せっかくなのでシメも食べていく。
スペシャルらあめんが気になったので、どんなラーメンか店主にたずねたところ、
「ラーメンに野菜炒めが乗る」と教わり、野菜嫌いの私は注文を断念。千切りキャベツと被りそうだし。
なので、同価格の「チャーシューメン」850円に変更。「豚肉被り」はいいのか、と怒られそうだな。
店主が大きな丼をスタンバイし、調理を始める。チャーシューは、注文が入ってから包丁で切り分けていた。


相変わらず手際よく、数分後には大きな丼に盛られた、チャーシューメンが登場。


丼の大きさを伝えるべく、割り箸を置いてみた。もちろん、箸はごく普通の長さである。


麺は牛乳味噌と同じ、細い縮れ麺。ただ、中華丼の付属スープと比較すると、スープは結構油っこい。


チャーシューはモモ肉かな? 脂身が少ない噛み応えのあるタイプが計5枚。あとはメンマとワカメとネギ。
スープは残したが、麺とチャーシューはしっかりたいらげ、お会計をお願い。
合計額から、生姜焼き単品は650円と判明。定食が850円なので、単品は200引きと判断。

ほづみ亭さんには計3度訪問したが、私だけでなく他の来店客も、店主と注文以外の私語を交わしたのを見たことがない。
寡黙ではあるが腕利きでもある店主には、同系統キャラのゴルゴ13のように、末永い活躍を期待したい。
高井戸方面に来たときは、また飲み食いさせてもらいますよ!



ほづみ亭
東京都杉並区高井戸東3-28-7 ※食べログでは3-27-8
京王線高井戸駅より徒歩約5分、JR・地下鉄荻窪駅から徒歩約26分 ※どちらも信号次第
営業時間 11時半~14時、18時~22時くらい? 数年前、そのくらいの時間には閉まっていた。
定休日 日曜
※住所や営業時間は未確認
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