明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

牛丼チェーン以外の牛丼を食べてみた。

2017年10月21日 | 丼もの
先日、行きつけの居酒屋の店主に「世の中で一番好きな丼は?」と問われた。
そばで聞いていた女性店員は「鉄火丼」、店主自身は「天丼、特にアナゴの天丼」と回答。
私は散々悩んだ挙句、「牛丼かなあ」と答えた。安いし美味しいし、人生で食べた回数が最も多い丼料理だし。
実は私、これまでに3回、牛丼店でバイトをした経験がある。『松屋』で2回、『吉野家』で1回。
結局行かなかったけど、今はなき『神戸らんぷ亭』の面接にも受かっている。

仕事なんて、若い頃はすぐに決まったのに、最近「ライター募集」なんて求人に応募しても、全然採用されない。
一応、「ライターやってます、“日が沈む前に飲む酒はウマい”という連載をやってて、同名のブログもあります
なんて応募用紙には書いてみたけど、ロクに返事も来ねえということは、興味を持ってもらえなかったのかな。
一応、応募先のヤツら…じゃなくて、応募先の方々が見るかもしれないと思い、
最近の拙ブログも、「ジョギング中でのちょっといいハナシ」「北海道取材時に感じた地方の諸問題」など、
普段の内容とは違う、少しだけまともなライターのフリをしてみたんだけど、あざとかったかね?

閑話休題。牛丼のハナシね。
賄いでしょっちゅう喰っていた牛丼だけど、いまでも飽きることなく、吉野家にもたまに入ったりする。
以前、「牛丼なら、やっぱり『吉野家』」というブログでも書いたが、
牛丼が一番ウマいのは、間違いなく吉野家。味の面では、既存チェーンに敵はない!
むしろ、他の飲食店グループや個人店の方が、吉野家を超える可能性があるのではないか。
牛丼を愛し、今でも最高の一杯を求めてさまよう私が、最近食べた既存チェーン以外の牛丼を、以下で紹介していく。

まずは、回転寿司チェーンの『くら寿司』が出した「牛丼」370円と温玉100円。
※天ぷらとビールは当然別売り

カレーにうな丼など、ご飯物にも力を入れているくら寿司だが、牛丼は正直イマイチだね。
タレが妙に甘ったるいし、肉質もよくない。さらに、席に届いたときの状態が下記写真。


下のご飯が見えているこの盛り付け、ヤル気はもちろん、牛丼への愛もないよねえ
個人的には、『すき家』の牛丼も、この状態で出されることが多い気がする。
くら寿司をフォローすると、ここのデザートとラーメンは、意外とおいしいよ。
特にラーメンは、量が半分だけど値段も370円と手頃だし、もし駅前にあったら、呑んだ帰りに絶対立ち寄っちゃうよ。
寿司を喰えって? 実は私、ナマモノが苦手でね…。

さてお次は、ちゃんぽん・皿うどんチェーン『リンガーハット』の「牛・がっつりまぜめん」720円。


すき焼き風味の牛肉の下には、リンガーハット特製のちゃんぽん麺が。


ご飯じゃないけど、一応「牛のどんぶり」だから、許してくれ。
食べてみたら、牛肉の味付けや玉ネギの食感、さらに紅生姜が入ってるところなど、まさに牛丼の具そのもの。
少しだけ肉の臭みを感じるなど、専門店と比べると品質はやや劣るが、太いちゃんぽん麺と合わせるアイデアは面白い。
店舗によっては、生卵と小ライスが付くセットもあるらしい。それ、絶対ウマいだろうな。
吉野家も今すぐ、どこかから麺を仕入れて、「牛肉麺」をやってほしいね。

続いては、だいぶ前にガラケーで撮影した、築地市場場外にある『きつねや』の「牛丼」750円と生玉子50円。


当時は630円だったと記憶しているが、この2年くらいで、だいぶ値上げしたようだ。
ここはホルモン煮込み(左上の皿)と牛丼が2大メインで、連日大勢のお客さんで賑わっているが、その理由は、
○築地場外という場所 ○屋台風店舗の鍋から漂う香り ○真っ昼間からビールと一緒に食べる
上記3つの条件が、相当影響していると思われる。ここだけのハナシ、味自体はたいしてウマくない…ってのは言い過ぎか。
築地で牛丼食べるなら、場内の吉野家一号店に行った方がいいよ。

最後は、秋葉原にある非チェーン系の雄・『牛丼専門サンボ』の「牛丼」並480円と玉子60円。


横から見ても、盛りの良さがわかるだろうが、上から見てもこの通り、肉が多い!


真ん中をほじくって、溶き玉子を注ぎ、卓上の紅生姜を少々添える。


ネギと比べると、牛肉の割合が異様に多いよね。割合だけでなく、実際に肉の量もご飯も多く、
ここの並は、チェーン店の牛丼ならば、「限りなく特盛に近い大盛」くらいのサイズ。480円は安いと思う。
食べてみると、タレはやや甘めだけど、そんなにしょっぱくはなく、いかにも牛丼らしい、わかりやすい味。
例えるなら、口の中で「肉! 米! 醤油! 砂糖!」と、食材たちが訴えかけてくるような感じだ。
力強い牛丼とは対照的な、ほんのり薄いピンク色をした紅生姜も、なんだかかわいらしくていいね。
予想以上にボリュームがあったけど、肉! 米! と噛みしめながら(?)、ガツガツ食べきった。
メニューは牛丼の並と大盛り、牛皿+ライスの並と大盛り(並の名称は“お皿”)、玉子と味噌汁のみ。
アルコールなどの飲み物はもちろん、サラダもお新香もない。まさに牛丼専門店だ。
少数精鋭メニューながら、ここ秋葉原で何年も続いているのは、やはりウマいからだろう。
ただ、やっぱりここの肉は、ビールと一緒にかき込みたいねえ

こちらのサンボは、いろいろ禁止事項があり、それを破ると即退店させられる、という噂があった。
しかしその禁止事項とは、ケータイでの通話、音がもれるイヤホンの使用、大声での会話、飲食物の持ち込み…など。
要するに、フツーの常識人ならば、それほど問題はないものばかりだ
昔は怖くてピリピリしていたらしい、ホール担当のオバチャンも、今ではごく普通の応対をしているし、
厨房の店員さんたちも、ちゃんと挨拶をしてくれる。ここより接客態度の悪い店、いくらでも知ってるよ。
怒られてはタマランと、長年サンボを避けていたが、もっと前から通っていればよかった!

というわけで、正田祐司認定「世界牛丼ランキング」は、吉野家が1位でサンボが暫定2位に。
他に美味しい店があったら、ぜひ教えてほしいね。とはいえ、老舗すき焼き店の高級・高額な牛丼は困るけど(苦笑)。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Nokkoに会う前に 新宿三丁目... | トップ | 串カツへの愛情が感じられる... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

丼もの」カテゴリの最新記事