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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

鬼滅の刃で休んだのは、家系ラーメンの実力店 西国立『ぱたぱた家』

2020年11月02日 | ラーメン、つけ麺など
漫画だけでなく映画も大ヒットし、社会現象になっている「鬼滅の刃」。
世間からズレている私は、この作品ついての知識は、恥ずかしながら皆無である。
ネットニュースで、“店主が映画「鬼滅の刃」を観るため、臨時休業した店がある”
と報じられても、こんなこともニュースになるのか、という感想しか抱けなかったし、
ましてや、「これは仕方ない」「気持ちはわかる」と、賛同する意見が多かったのには驚かされた。
とにかく鬼滅の刃が、世間から絶大的な支持を得ていることだけは理解できた。

店を休むことの是非については、私自身も高校野球や競輪の観戦を理由に、仕事をサボることが多々あるので、
店主の気持ちはよ~くわかる。仕事と同じくらい、自分の趣味も大事だぞ
そういえば、このお店はどこにあるんだろう? どうやらラーメン店らしいが…と、
ネット記事を読み進めたところ、西国立の『ぱたぱた家』と判明。
おお、この店は知ってる。というか、何度か足を運んでいるぞ!
下記がその証拠。こちらはお店発行のカードだが、「ラーメン1杯でスタンプ1個」に、6個の押印があるだろう。


ついでに、こちらがカードの裏側(こっちが表か?)。「ぱたぱた家」のロゴがかわいらしい。


上記カードに記載されているように、こちらは私の大好きな家系ラーメンのお店である。
なお、店主も一緒に働いている方も、ロゴの印象とは相反する(?)、立派な体格をした無骨そうな男性である。
そんな彼らが、力いっぱい豚骨をかき混ぜて炊くスープは当然、男らしい濃厚なテイストである。
問題のネットで取り上げられたお店のツイッターがこちら。

※右下に小さく、お店のロゴがある

「1か月ぶりの休み」と記されているように、ぱたぱた家さんは開業以来、休日を定めず営業中。
なので休業日は当然、前もって店主ツイッターや店内貼紙などで発表している。
話題になった「鬼滅の刃定休日」も、数日前からお知らせしていた様子。
なお、お店の開業は今年3月。店主ツイッターに「緊急事態宣言の翌日」と記してあるように、
オープンしていきなり試練を迎えたのだが、今では客待ちが発生するほどの人気店になった。
私も「徒歩で行ける家系ラーメンのウマい店」として重宝し、せっせと通い、スタンプを集めている。
もっと早く、こちらのお店をブログで取り上げていれば、ネット記事で興味を持った、多くの方が閲覧したはずなのに…。
まあ、訪問者の大半は、「前置きが長い」「メンドくせえ」と、途中で読むのをやめるだろうけど(泣)。

さてここからは、今まで私が食べてきた、ぱたぱた家さんの商品を紹介していこう。
開店からまだ数ヶ月だが、麺やチャーシュー、具材などを、何度か変更している。
現状に満足することなく、さらなる品質向上を目指す、店主の熱意がうかがえるね。
初訪問時のオーダーは、「ラーメン」700円に期間限定トッピング「玉ねぎ」100円、そして「ライス」50円。


ライスは、私が一番好きな家系のお店『武道家』と同様、50円で食べ放題。
卓上には家系定番のおろしショウガ&ニンニクに、豆板醤ではなく練り赤唐辛子、他にはタバスコ、一味、胡椒など。 

※この日はニンニク、ショウガ、一味、胡椒を使用

まずはスープをひと口すすってみると…おおっ、しっかり濃厚だけど、ちょうどいい!
豚骨などから出るコク、脂や油の旨味、醤油の塩分などが、それぞれバランスよく配合されている。
武道家のように濃厚でしょっぱい、尖ったタイプが私の好みだが、スープはこちらの方が万人受けしそう。
具材も家系定番のノリとホウレン草に、丼半分ほどの大きめチャーシュー。麺はやや硬めな茹で上がりに感じた。
トッピングの玉ねぎは、シャキシャキとした歯応えで、スープのいい口直しになる。血圧も下げるらしいしね(←ムダな抵抗)。
さて、絶品スープをライスにぶっかけて、バクバク食べてやろう…と思ったのだが、ひとつ残念なお知らせ。
ぱたぱた家さんのライスは、ちゃんと炊けているのである。
もちろん、ちゃんと炊けている=ふっくらモチモチとした歯触りのご飯は、飲食店としては正解である。
だが、家系スープをかけて食べるには、もっと水分の少ないパサパサご飯の方が、スープを吸ってよりウマくなるのだ。
ライスはやっぱり、刑務所のメシのように硬い、武道家の方が勝っているかな。
なお、武道家は炊くのがヘタなのではなく、わざと硬めに仕上げているはずなので、誤解のないように。
あと、わかってるとは思うけど、私は刑務所に入ったことはないので、念のため(※2020年11月2日現在)。

さきほど、「チャーシューなどをたびたび変更」と書いたが、数ヶ月後には、「ロース」と「バラ」を選べるようになり、
さっき掲載した特大サイズから、普通サイズ2枚に変更。ラーメン+200円の「チャーシューメン」だと3枚増える。
こちらは「チャーシューメン・バラ」900円に「味玉」100円。チャーシューが5枚入っている。


味玉の剥き方が雑なのは残念だが、店員さんの無骨さが表れているのでヨシとする。しちゃダメか。


なお、バラ肉チャーシューは旨味が豊富で、たくさん食べられて満足であった。

こちらは、「チャーシューメン・ロース」900円に、さらに「チャーシュー・バラ」200円を追加したもの。


ロース5枚にバラ3枚が入り、実に壮観…というか、バカ丸出しのオーダーである。
それでも、店員さんはいたって普通に対応してくれた。私以外にも、こういう注文したヤツがいるのか?
ただし、この日のロースは硬めの仕上がりで、私の好みではなかった。バラ8枚にすればよかったかな(←よくない)。

続いては、サイドメニューのご飯ものを紹介。
ネギと細切れチャーシューを乗せた「ミニ丼」がレギュラーで、他にも期間限定(?)商品があり、どれも250円。
こちらは、家系スープでご飯を炊き、お店の名前をつけた「ぱた飯」。ありそうでなかったメニューだ。


注文(食券購入)してから、いつも喰ってる「スープかけご飯」と変わらないのでは? という疑念を持ったのだが、
食べてみたらさすがに違った。炊きこむことで塩分や油分などの̚カドが取れ、ご飯と調和している。
いつものライスと同様、海苔で巻いて食べてみたりした。現在は販売していないのが惜しまれる。


なお、こちらのサイドご飯も、2杯目からは普通のライスになるが、お替わり自由だ。
こちらは最近食べた「タルタル丼」。注文後に味玉を崩し、シャキシャキ玉ねぎのタルタルと合わせ、提供される。


ひと口食べてみたが、単体では味が薄い。お店のおススメはタバスコらしいが、私は醤油が欲しかった。
卓上に醤油はないので、ラーメンの完成を待ち、到着と同時に家系スープをレンゲですくい、ぶっかけた。
タルタルと家系スープの組み合わせもいいけど、ホウレン草もなかなか合うよ。
あと、書き忘れていたけど、タルタル丼の右隣にある飲み物は、お店特製の冷たいお茶(セルフサービス)。
ジャスミンの他にいろいろと混ざっているようで、ちょっとクセのある、独特の味わいである。

そういえば、こちらの普通の「ラーメン」の画像を載せていなかった。
こちらが、最近のぱたぱた家さんの「ラーメン・バラ」700円。


チャーシューは特大1枚→中2枚→大1枚へと進化を遂げた。大の方が特大より分厚いため、重量はほぼ一緒だろう。
スープは日によって状態が変わるようだが、毎回、最初のひと口が抜群にウマい
この日、スープ本来の味を壊さないよう、ニンニクは少量にした方がいいかもしれない、と感じた。
豚骨系ラーメンにはニンニク、という固定観念が、30年目にして覆った。※トシを取っただけ、との説あり

最初は、コロナ禍という未曽有の事態に開業した、不運なお店を応援する意味で通っていたが、
いつの間にか、応援どころかウマいラーメンにハマり、率先して求めるようになっていた。
店員さんたちは一見おっかなそうだし、決して愛想ヨシではないけれど、最低限の挨拶はしてくれるし、
仕事や応対もそこそこ丁寧。なにより、客への威圧的な態度など、見たことない。
立川駅周辺に腐るほどある(ホントに腐って消えてほしい)、態度の悪い飲食店と比較すると、
味の面でも接客面でも、ぱたぱた家さんは間違いなく良店だし、人気になるのも当然。
冒頭のネット記事により、ぱたぱた家さんの知名度はアップし、今後はさらなる繁忙が予想されるが、
自由業の私は、なるべく空いてそうな時間帯、夜営業の開始直後の17時台とかを狙い、
これからも、バランスの良い家系ラーメンに、舌鼓を打つつもりだ。
とりあえずは、早急にスタンプを10個貯めて、1杯サービスしてもらわなくては(笑)。



ぱたぱた家
東京都立川市羽衣町2-45-11
JR西国立駅から徒歩約2分、立川駅からは17分くらいか
営業時間 11時~15時、17時~21時 日曜は昼の部のみ
定休日 不定休(月イチくらい?)
※売り切れによる早じまいあり


※2022年7月、『ぱったぱた』に屋号変更しました
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