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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

元ヤングを魅了するチャーハン 板橋『創作町中華 やんぐ』

2022年04月15日 | 中華食堂
よく見ているブログのリンク先、のさらにリンク先にたどり着き、とある記事を眺めていたところ、
魅力的なチャーハンの画像に出くわした。そのお店の名前は『やんぐ』で、最寄りはJR板橋駅。
ちょうど、埼玉在住の友人と飲む約束をしていたので、「板橋飲み」を提案し、行ってみることに。

お店の正式名は『創作町中華 やんぐ』で、『やきとん やんぐ』というお店の系列店らしい。
夜の部は18時開店だが、もう少し早い時間から飲みたかったので、まずは17時開店のやきとん・やんぐで一次会。
ホロ酔いになったところで、中華のやんぐへ移動。移動時間は15秒という至近距離だ。
  ※入口の様子

店内はカウンター席のみだが、2階にも席がある様子。我々は入店してすぐ右側に着席。
厨房の作業を間近で拝める、個人的に「アリーナ席」と呼んでいる好位置だ。


こちらが、料理のレギュラーメニュー。この他にも、日替わりメニューがいくつかある。


こちらは裏側のドリンクメニュー。中華食堂というより、居酒屋っぽい品揃えである。


私は「白ホッピーセット」490円に、初入店の中華屋さんでは必ず頼む餃子と、冒頭で触れた魅力的なチャーハンを注文。
「いきなりチャーハン!?」と友人は驚きながらも、「黒ホッピーセット」490円と、
壁に貼ってあった「もやジロー」をオーダー。そらジロー風キャラのイラストがかわいい。


まずはホッピーセットが登場。1軒目のやきとん店もそうだったが、焼酎がなかなか濃い。

※イラスト入りのグラスはオリジナル?

しばらくすると、もやしとキャベツを茹で、そこに背脂、細切れチャーシュー、おろしニンニクを乗せる、
もやジロー480円が完成。いわゆる『ラーメン二郎』のアタマ部分だ。


背脂も多いが、ニンニクはさらに多い。最初、ポテトサラダでも添えてあるのかと思ったよ。


酒のススム組み合わせで、他の客も注文していた。ただ、ニンニクのせいで、翌日は胃腸がしんどかった。
続いて、「ぎょうざ」400円が焼き上がった。最初はそのまま、次からはニンニク(もやジローのを流用)醤油で食べる。


いつものように、皮を破って中身を撮影。ニラの刻み方が荒く(苦笑)、たぶん自家製だろう。


そして、このお店を訪れる気にさせたメニュー、「チャーシューチャーハン」880円が満を持して登場!


チャーシューチャーハンという商品自体は、他の店でも見かけたことがあるが、
刻んだチャーシューが加わるだけで、一般的なチャーハンと何ら変わらないケースばかりであった。
こちらのように、デカい肉片を5個も積み重ねた、チャーシューを主役扱いするタイプは珍しい。

※横アングルはさらに迫力が増す

さっそく取り分け、パクついたところ、チャーシューは柔らかくジューシューで、なによりチャーハン自体がウマい!


具材は玉子、ネギ、私の大好きなナルト。さらに食べ進めていくと、細切れチャーシューもちゃんと入っていた。


ややしょっぱい気もするチャーハンだが、甘味を含むデカいチャーシューと一緒に食べるとちょうどよく、
ホッピーのおツマミに最適。当然のように「すみません、ナカください!」となった。「金宮焼酎(中)」は290円。

また、店内で流れるBGMも、30年ほど前のヒット曲が続く、元ヤング(笑)にはたまらない選曲。
有線ではなく、店主自身のセレクトらしい。お陰で、隣席にいた同世代の客と、意気投合してしまった。
その後も、「ウーロンハイ」や「北海道コーン茶ハイ」どちらも460円などをお替わりし、気分よく飲んでいたのだが、
いかんせん1軒目もこちらも焼酎が濃かったため、私は会話の途中で船を漕いでしまう始末。
メシも酒も受け付けられそうになく、友人に「ゴメン、酔った」と謝り、この日は退散。

数日後、今度はひとりで再訪問。またまたアリーナ席に陣取り、最初はやはりホッピーセット。
料理は1本から頼める「春巻」180円と、


これまた大好物の「豚きくらげ玉子炒め」780円を注文した。


春巻の中身は、椎茸たっぷりの濃い味付けで、醤油ナシでも美味しい。


KTIこときくらげ玉子炒めは、最初の画像では確認できないが、当然豚肉も入っている。


味自体は悪くないが、具材の一体感に乏しい。KTIはやはり、荻窪『啓ちゃん』が世界一だな。
ホッピー中とコーン茶ハイをお替わりし、次のおツマミを注文することに。
「チャーシューエッグ」850円も気になったが、豚肉&玉子はKTIとモロ被りなので、
下記の日替わりメニュー(一部レギュラーと重複)から、「チキンなんばんタルタルソース」680円を選択。


鶏モモの一枚肉を三等分し、玉子主体のコロモを付けて油に投入。1度取り出し放置したのち、2度揚げしていた。
プロの調理作業を眺めるのは面白く、それだけでコーン茶ハイを1杯飲み終えてしまった。
他にも、別の客が頼んだ「ホイコーロー」780円は、炒めるときにラーメンのスープも使用することや、
助手のアンちゃんが、刻んでいた人参をうっかり床に落とす様子(笑)などを、ライブで見ることができた。

千切りキャベツに鶏肉を盛りつけ、たっぷりのタルタルとネギを乗せ、最後に甘酢タレを注ぎ、チキン南蛮タルタルが完成。


こちらは横アングル。タルタルと野菜は冷たく、チキンと甘酢タレが温かいため、コントラストが面白い。


鶏肉は柔らかく仕上がっており、タルタルなしでもウマいはず。※以前は「唐揚げ」というメニューがあった
ただし、タルタルソースは不要どころか、これだけでも酒が飲めるため、絶対に必要である。
3杯目のコーン茶ハイを飲み終え、だいぶ酩酊&満腹になってきたが、せっかくなのでシメのお食事を。

さっき書き忘れたが、チャーシューチャーハンに付いてきたスープもウマかったため、麺類を試してみることに。
チャーハンは醤油味のスープだったので、今度は塩味のスープ=「塩ラーメン」580円をオーダーしてみた。
麺を茹でている間に、丼にスープを注ぎ、食塩を2度投入。えっ!?
化学調味料は気にならないが、大さじ2杯の塩は、高血圧ゆえさすがにビビる。
立川『チキント』のように、醬油ラーメンには醤油ダレ、塩ラーメンには塩ダレを入れて作ると思っていたが、
塩をダイレクトにぶち込むとは…私が知らないだけで、この調理法の方が主流なのかな?

数分後、麺と具材が盛りつけられて、塩ラーメンが完成。丼はやや小さめのタイプ。


若者には足りないかもしれないが、私のような元ヤングの「飲んだシメ」としては、適量かもしれない。
スープは当然しょっぱかったが、「塩を大さじ2杯」の割には…という印象。
ここより塩分のキツいラーメンを多数知っているので、ちょっと怖くなった。
余ったチキン南蛮タルタルも投入してみたが、塩ラーメンとの相性は、あまりよくなかったね。


麺や他の具材は平凡だったが、チャーシューは前回のチャーハンに乗ったものと同様、なかなかウマかった。
さすがにスープは残したが(笑)、他はほぼたいらげて、「ごちそうさまです」。

元々は焼きトン店だったのを、中華食堂にリニューアルしたやんぐさん。
「街中華」ファンとしては、このような業態変更は本当にありがたい。働いている方々も、比較的若い世代だし。
こちらの繁栄に触発され、居酒屋から中華屋さんに転身する店が出てくるかも…? 
創作料理も面白く美味しく、ヤング・元ヤング関係なく、要注目の中華屋さんである。



創作町中華 やんぐ
東京都板橋区板橋1-19-1
JR板橋駅から徒歩約1分 地下鉄新板橋駅や、東武線下板橋駅からも徒歩圏内
営業時間 11時半~15時、18時~22時 昼は14時半、夜は21時ラストオーダー
定休日 日曜、月曜
※近所の『やきとん やんぐ 本店』は東京都板橋区板橋1-20-1

※2022年6月に閉店、『miso noodle 板橋パーコーパーコー』に業態変更しました
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