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明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

衝撃の博多うどん! 吉祥寺『イチカバチカ』

2017年08月16日 | そば、うどん
以前紹介した、吉祥寺の『うどん白石』は、今もほぼ週イチで通っている。
下の写真は、先日食べた、季節限定メニューの「穴子ぶっかけうどん」。


揚げたてサクサクの大きな穴子と、冷たいうどんとの組み合わせが素晴らしい。
ただ、最近はお客さんが増え、閉店時間前にうどんが売り切れてしまうことも多い。
先日も、吉祥寺駅に着いたところでSNSを確認したところ、「今日は完売」のお知らせが。残念!

うどんを食べる気マンマンだったため、代わりに、駅近くのうどん店に入ることに。
ここは長崎うどんの店らしいが、「ちゃんぽんうどん」や「カルボナーラうどん」などの変わり種もあるらしい。
カウンター席に座り、まずはびんビールとツマミを注文。
ビールを飲みながら、ふと壁の貼紙を見たところ、「当店は7月27日で閉店します」とのお知らせが。
あら、それは残念。確かに客が入っている割には、店員はふたりしかいないし、人手不足なのかな…
などと想像していたところ、上司らしい店員が、部下らしき店員を厨房の奥に連れて行き、
いきなり、腹にパンチをくらわした!
苦しそうにお腹を押さえている、部下の顔をよく見れば、左側が腫れているではないか。
どうやら、日常的に暴力行為がまかり通っている様子。今どき珍しいぞ、こんな店。
なるほど、これでは潰れるのもやむなし、だな。

こんなところで飲んでても気分悪いので、うどんは喰わずに退散。
ちなみに、店の名前は『ふじのや』。もう閉店しちゃったから、名前出しても構わないでしょ。
あ、まだ市ヶ谷に支店があるみたいだけど…まあいいか。

さて、ここからが今回の本題(←前置きが長えんだよ)。
しょーもない店を出て、今度こそうどんを食べよう、と選んだお店が、
今回の日記タイトルにある、博多うどん居酒屋『イチカバチカ』だ。
変わった店名の理由は、博多で人気のラーメン店『風堂』と『焼とりの兵衛』がコラボしたお店だから。
ラーメンは出さないけど、うどんと焼きとり(実際は豚バラ肉)に、博多でおなじみの一品料理を提供している。
ホール担当の接客は丁寧で、いかにも「一風堂スタイル」。
びんビールを注文したら、「今の時間はタイムサービスで、レモンサワーが180円ですよ」と教えてくれたので、


うっかり両方頼んでしまった
つまみには、お店自慢の「国産豚バラ串」と「一八煮込み」の小サイズをオーダー。


豚バラは1本200円。味付けはタレ、塩、味噌の3種で、写真は左がタレで右が味噌。
煮込み小は380円。塩ベースの出汁でもつを煮込んでいて、柚子胡椒を溶くと風味が変わって面白い。
以下は別の日に頼んだつまみ。豚バラの塩と「テリマヨミートボール」。


豚バラは味噌で焼くのが好みだが、ここのはタレと塩もウマい。個人的には、塩に軍配を上げたい。
テリマヨ~(160円)は、まあ予想通りの味。わざわざここで食べなくてもよかったかな。
豚バラが気に入ったので、「豚バラ串カツ」もオーダー。こちらは2本で420円。

※写真がブレているのは、かなり酔ってたから

他にも、博多らしい明太子料理や、酢もつ、ごぼう天、山芋の鉄板焼きなどもあるが、
ここに来たらまずは豚バラを頼むべし! 串焼きにはキャベツも付いてくるよ。

そして、この日一番楽しみにしていたのは、シメの博多うどん。
店のメニューには、「やわらかい麺と、美味い出汁。それが博多のうどんやろ!!」と記してあり、
うどん白石の店主からも「博多のうどんは柔らかいよ」と聞いていたが、
柔らかすぎるのは苦手なので、冷水で締めたうどんなら大丈夫だろうと、
冷やしタイプでは一番シンプルな、「ざるうどん」600円をオーダー。
店員さんが冷凍庫からうどんを取り出し、タイマーで時間を計測し、ゆでて締めて…出てきたのがこちら。


少なそうに見えるけど、うどんを盛る器がでかすぎるだけで、そんなに少なくはない。
そして、こちらが麺のアップ。


光沢は悪くないが、こうして見ると、うどんの量、やっぱり少ないね
いざ食べてみたところ…おっ、確かにダシは美味しいな。
ただ…うどんが想像以上に柔らかい!
先述の通り、「博多うどんは柔らかい」のは承知していたが、まさかこれほどとは。
例えるなら、あんみつの白玉…イヤ、細長くした杏仁豆腐と言うべきか。
このうどん玉に、シロップやアイスクリームをかけたら、スイーツとして成立するのではないか

別の日に、温かいダシの「肉うどん」800円を食べてみた。


こちらも確かに柔らかかったけど、「博多うどんとは、こういうモノなんだろう」と納得できるレベル。
繰り返しになるけど、別に茹ですぎて伸びきったわけでもなく、冷水で締めたのに柔らかい、
ここのざるうどんは、バリ衝撃的だったですたい(←エセ九州弁)。
無論、これは批判ではなく、純粋にビックリしただけで、口に合わなかったわけでもないので、
近いうちにまた足を運び、豚バラで一杯やってから、冷たいうどんを頼むつもりだ。
全体的には、屋号のような「一か八か」ではなく、
うどんも料理も接客も衛生面も、水準以上のレベルに達している、いいお店だと思うよ。
可能ならば、本場の味を知ってる方に、ここのざるうどんを食べた感想を聞きたいね。


※吉祥寺店は、2019年3月で閉店になったようです


博多うどん酒場 イチカバチカ 吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-8-7
吉祥寺駅から徒歩約2分
営業時間 平日11時~15時半、17時~24時 土日祝12時~23時
定休日 無休
※恵比寿にも支店あり
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元競輪選手が営むうどん店 高円寺『めんこや』

2017年08月03日 | そば、うどん
最近、うどんに興味を持ち、いろんなお店を食べて回っている。
今回紹介するのは、都内を中心に支店を広げているうどん店『めんこや』さん。
こちらは、元競輪選手の小林正治(まさはる)さんがオーナーを務めており、他にも何人かの元選手が働いている。
競輪ファン&にわかうどんファンとしては、行かなくてはならないお店だった。
なお、前回まであれだけ騒いできた母校野球部については、諸事情により、しばらく触れないことなにする。
昔から、ツラいことは避けて通る人生を送ってきたのでね。

閑話休題。めんこやさんは幡ヶ谷本店の他、五反田、亀有、京王閣競輪場内などに支店があるが、
私は、普段よく飲み歩いている街・高円寺のお店に行ってみることにした。
場所は環七通り沿い、写真の「手抜きうどん」の看板が目印だ。


さぬきでもなく、手打ちでもなく、なぜ「手抜き」?
ちなみにこちらは、メインのうどんは武蔵野風で、麺はちゃんと手打ちしているらしい。
うどんの主なメニューはこちら。


基本の「釜あげ」や「ざるつけ」から「サラダうどん」などの創作系まで、うどんの種類は結構豊富。
この他にも「カメリアラードうどん」なんてのもあった。あと、替玉があるのもラーメンみたいで面白い。
お酒は生ビール450円、サワー類は340円~、他にも焼酎や日本酒もそろっている。

私はまず、びんビール(540円)と、おツマミとして「手づくりつくね温玉のせ」450円と、


「カニクリームコロッケ」320円をオーダー。


つくねは、ちょいと盛り付けがよろしくないけど、味自体も、柔らかすぎて正直イマイチ。
カニクリームコロッケは、自家製ではなさそうで、可も不可もなし。
シメに頼んだのは、こちらの一番人気らしい「ぶったまうどん」。


腰のあるうどんを、肉などの具が入ったつけ汁に浸して食べる、先述の武蔵野スタイルだ。
こちらはうどんのアップ。純白の麺の光沢が美しいね。カニコロッケを乗せたのが、我ながら余計だが。


そして、こちらがつけ汁のアップ。チャーシュー、玉子、ネギ、そして大量のモヤシが沈んでいる。


出汁はうどんだけど、具はラーメンという、ユニークなうどんだ。
歯応えのあるうどんに負けない、やや濃い味付けのチャーシューとダシ汁がマッチしている。
写真ではわかりづらいが、ちょっとモヤシが多すぎる気もしたが、野菜不足の私にはちょうどいいかも?
他にも食べたいうどん&ツマミがあったので、「また来ます」と店員さんに告げ、この日は退散。

数日後、約束通り再訪。この日は、「乾杯ビール30円」の貼紙に気付いたので、さっそく注文。


出てきたのは、かわいらしいグラスサイズの生ビールだった。ま、30円だしね(確か、ひとり1杯限りのはず)。
すぐに飲み干し、びんビールとツマミを2品追加。今回は「だし巻玉子」450円(写真なし)と、
私の好物でもある「豚の角煮」550円をオーダー。


だし巻は普通だったが、角煮の方は、前回食べたうどんのチャーシューと同様、味が染みてて美味しかった。
今後、ここで飲むときは、豚の角煮は必須かもしれないな。

この日のシメは、玉子と鶏ひき肉が入った、「親子カレーうどん」にした。


左の小皿は、桜エビの揚げ玉…だったかな? やや臭みがあって、個人的には不要だった。
うどんの方は、スパイスが効いたカレーダシが美味しかった。いろんな雑誌やテレビで称賛されたのがうなずける。
ただ、具のつくねがやっぱり柔らかすぎるかな…文句ばっかり言ってすまん!

手が空いたタイミングを見計らって、店員さんにいろいろ聞いてみた。以下はその要約。
「元競輪選手は各支店で働いているが、ここ高円寺店だけいない」
あら、それは残念。いろいろ昔話を聞きたかったのに。
「その代わり、プロレスラーの藤波辰爾さんの息子さんが、一時期バイトしていた」
へえ、藤波ジュニアがねえ。そういえば、父親のサイン色紙が飾ってあるな。
「オーナーの小林さんは、各支店を巡回しているが、高円寺店には滅多に来ない」
なかなか忙しいみたいだなあ。幡ヶ谷本店に行けば会えるかな?

小林正治さんを知らない方のため、簡単に説明。
彼は競輪学校77期生をトップで卒業。デビューから白星を重ね、新人王戦などの大レースにも出場。
競輪界ではトップのS級1班にまで出世したが、その後はケガなどの影響もあり、成績が伸び悩み、
選手生活15年目を迎えた2011年に、惜しまれつつも引退。
その後はうどん店『めんこや』を経営する「(株)ドリームハーバー」を設立。
支店を増やし、うどんの美味しさを広めるとともに、競輪選手の引退後の活躍場も提供している。

競輪だけでなく、スポーツ選手の引退後の受け皿は、我々が想像する以上に少ない。
コーチなどの指導者、あるいは解説者・タレントなどで食べていけるのはごく一部で、
大部分の選手は、過去の栄光を捨て、未知の業界で不慣れな仕事に就いているケースが多い。
小林さんも、まったくの異業種だったうどん屋に挑戦し、苦労と努力を重ねた結果、成功を収めた。
そんな小林さんの素晴らしいところは、自身の成功に満足することなく、
過去の仲間である、引退した競輪選手たちに手を差し伸べ、自らの職場に受け入れたことだ。
その中には、年上の先輩選手もいる。これは、なかなかできないことだよ。
なお、こちらのうどんは、粉と水を混ぜたのち、念入りに足で踏むらしいが、
元選手がぶっとい脚で踏み続ければ、短時間でいいコシが出そうだ。
うどん打ちは競輪選手に、意外と向いてるのかもしれない。

具材については不満も述べたが、こちらのうどん自体は、おススメできる商品だと断言できる。
未食のメニューもたくさんあるし、小林さんや元選手たちを応援するためにも、
今後もせっせと通い、飲んで食べて、シメにうどんを啜ろうと思う。
最後にひとこと。オーナーの小林さん、
現役時代は何度かヤジってごめんなさい
あの頃のことは反省していますので、どうか出禁にしないでください。



めんこや 高円寺店 東京都杉並区高円寺南5-21-7
高円寺駅南口から徒歩約7分 地下鉄東高円寺駅から約13分
営業時間 11時半~14時半 18時~23時
定休日 日曜
※くわしくはHPを→http://www.dreamharbor.co.jp/


※2017年11月、高円寺パル商店街内に移転しました。
新住所は東京都杉並区高円寺南3-46-10です

※高円寺店はすでに閉店、
他店舗も、2020年1月で閉店、ワタミ傘下になった模様です
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老若男女に愛される良店 吉祥寺『うどん白石』

2017年06月18日 | そば、うどん
「うどんが主食」の名前で活動している食べログのレビュアーが、あの週刊文春に攻撃された。
自身が好評価した店との癒着や、影響力をチラつかせてのサービス要求など、様々な悪事(?)が記載されていたが、
たかがレビュアーを、そこまで調子に乗らせてしまった、食べログ運営側やお店にも問題があるはず。
いずれにしても、この日記でもちょくちょく触れていた、
「食べロガーなんてロクなもんじゃない」という、私の持論が証明されたようだ。
食べログは、店舗の住所や営業時間など基本データのみ掲載し、匿名者の投稿や評価点なんて廃止しちまえばいいのに。

さて今回は、「うどんよりも接待されるのが好き、そもそも自分大好き」な食べロガーは絶対来ないで欲しい、
お気に入りのうどん店『うどん白石』さんを紹介。
場所は吉祥寺駅から徒歩約12分、成蹊大学のほぼ正面。オープンから4年目を迎えたお店だ。

実は私、ラーメンは結構食べ歩いてきたが、立ち食いではない、うどん専門店にはほとんど入ったことがなく、
年に数回、下高井戸の『ジャズ・ケイリン』という、ジャズと競輪を愛する店主が営むうどん屋さんに行く程度。
そんな、うどん経験値が圧倒的に少ない私だが、こちらのお店は、自信を持って他人におススメできる。
理由は簡単、うどん自体がおいしいのと、お酒のツマミもそろっているからだ。

初訪問時、最初に頼んだのが、びんビールと「うカロニサラダ」。


ネーミングからわかる通り、マカロニの代わりにうどんで作ったサラダだ。
ツナ、粉チーズ、コショウなども入っており、酒がすすんで困ってしまう。
先日は、2人前注文して味玉も追加する、写真のWうカロニ・玉子サラダにカスタムした。


お行儀悪く、グチャグチャに混ぜて食べると、実においしい。
このうどん使用マカロニサラダ、他のうどん屋さんでも出すべきだと思うのだが。
続いては、豚肉とネギを甘辛く炒めた「十和田バラ焼き風炒め」と、


ツマミはもちろん、うどんのトッピングにもなる「鶏天」を追加。


十和田~は、炒めタレの濃さが飲むのにちょうどよく、ついついビールを追加。
鶏天は、鶏肉もさることながら、衣に含まれた青のりの風味がよく、これまたウーロンハイを追加。
そうして、さんざん飲み食いした挙句、シメに「半熟味玉天 ぶっかけ」をオーダー。


私が苦手な大根おろしは抜いてもらい、玉子天を割ってダシとうどんを混ぜ合わせ、食べてる途中でレモンを絞る。
口に含んだ直後のうどんは、滑らかな歯ざわりでやや柔らかい印象だが、噛もうとすると軽い抵抗というか、歯応えがある。
しばらく口内で咀嚼したのち、いざ飲み込んだ瞬間ののどごしは、なんとも官能的(?)でたまらない。
先述の通り、いかんせん私自身のうどん知識が不足しているため、うまく説明できないのが歯がゆいが、
とにかく、ここのうどんは素晴らしいのだ!
御会計時に「また来ます」と告げて、3日後に再訪。その後もちょくちょく通わせていただいている。
これまでに食べてきた、おツマミやうどんを、以下で紹介していこう。

まずは、そば・うどん屋さんでは定番の天ぷら盛り合わせ。こちらのお店での名称は「夜のおつまみ天ぷら」。


小海老3、長いも3、チーズ2、キス、ちくわと、これだけ揃って680円は破格。
塩で食べたり、天つゆを追加して食べてもおいしい。
お次は、「きす天」単品と、「ねぎのかきあげ」。


かきあげは見ての通りのビッグサイズだが、油切れがよく、サクサクと食べられる。
続いては、居酒屋でもよく頼む「牛スジ煮込み」。


お店自慢のうどんダシで煮込まれた、柔らかい牛筋と各種野菜は、上品な味わいで臭みは一切なし。
この中にうどんを入れて食べても、きっとウマいだろうね。

ここからは、うどんを紹介していこう。
まだ値段を紹介していなかったが、うどんは「かけ」と「ぶっかけ」が550円~、「ざる」が650円~で、大盛りは+100円。
トッピングの天ぷら単品は90円~、追加薬味が100円、お酒は、ビールがエビス生も中ビンも500円、ウーロンハイが280円。
これは、「かけうどん」の「きつね(130円)」トッピング。


巨大なお揚げの下には、ツルツルのおうどんと、西日本らしい薄色のダシが。
こちらは、冷たい麺を温かいツユで食べる、ざるうどんタイプの「肉汁うどん」770円。


たくさんの豚肉といっしょに入っている、ブタさんの顔が描かれたカマボコがかわいいね。
また、こちらは日替わりや季節限定のメニューもあり、下記の商品は、先日の限定商品、
うどんにニンニク醤油で煮込んだ豚肉、ノリ、卵黄を乗せた「スタミナうどん」、通称スタどんだ。


店主おススメの冷やし=ぶっかけスタイルを選び、右上のダシを注いで食べることに。
ニンニク風味の肉うどんは珍しく、なかなか面白い味だった。機会があったら、温かいうどんでも食べてみたいね。
最後は、うどんの良さがダイレクトに伝わる「ざるうどん」の大盛り。


こちらがうどんのアップ。どうよ、この艶やかな光沢!


どのうどんもおいしいが、私はこのざるうどんが一番好きだ
どんなに飲み食いしていて満腹でも、スルスルと入ってしまう。次回は200円増しの特盛にしよう。

ここまで、おツマミとうどんばかり称賛してきたが、もうひとつ強調しておきたいのが、
店主夫妻が作り上げたお店の雰囲気の良さ
うどんは店主、揚げ物は奥さんと、調理分担は明確に分かれているようだが、
会計や注文聞き、料理・ドリンクの提供など接客全般は、手が空いている方がこなす方式のようだ。
しかしこちらの夫妻は、どんなに混雑していても、常に笑顔を絶やさず丁寧な応対を心がけている。
私の嫌いな、頑固職人(あるいは頑固気取りのバカ)がいる、ピリピリとした空気のお店とは対照的。
なので、うどんだけでなく、お店自体を愛している常連さんもたくさんいるようだ。
立ち食い店のイメージから、うどん屋さんは、おっさん客ばかりかと思っていたが、
こちらでは、小さなお子さんを連れたお母さんや、高齢のご夫婦などをよく見かける。
客層は喫茶店やファミレスに近く、女性や家族連れが目立ち、小汚いおっさん客は皆無…あっ、私がいたか。

真摯な夫妻が真摯に営む、うどん白石の評判は徐々に上がってきているようで、
つい先日は、雑誌「散歩の達人」の取材を受けたらしい。発売は3日後の6月21日。
お店が繁盛するのは、ファンとしてうれしいけど、今後はゆっくり飲めなくなっちゃうかなあ。


うどん白石 
東京都武蔵野市吉祥寺本町4-30-12
吉祥寺駅北口から徒歩約12分 店のすぐ近くにバス停「成蹊学園前」あり
営業時間 11時半~15時 17時半~21時 昼夜ともにLOは閉店30分前
うどん完売により、早く閉店することも
定休日 毎週木曜と月初めの金曜
※くわしくはお店のHPを→http://udon-shiraishi.com/
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十割そばが安価で食べられる 水道橋『嵯峨谷』

2016年09月17日 | そば、うどん

麺類が大好きな私だが、ラーメンと比較すると、食べる機会が少ないおそば。
飲んだあとのシメに、もりを1枚、ツルっと手繰るのは小粋だけど、
野暮な自分には似合わないし、そもそも、もりそばだけだとボリューム面で物足りない。
ラーメンみたいに、背脂を浮かべろとは言わないが、
チャーシューや玉子などの動物性たんぱく質が欲しい。
というわけで、写真のようなソバがあるとついつい頼んでしまう。


チャーシュー味玉そば490円。
値段が安いのは、こちらが「路麺店」と称される、チェーン店だから。
店名は『嵯峨谷』(さがたに)。値段は立ち食いレベルだけど、ちゃんとイスがあるのが嬉しい。
私が入ったのは水道橋店だが、新宿や神保町などにも支店がある。

こちらのお店のおススメポイントは、今回のブログタイトルにあるように
●そばは、店で粉から打っている十割そば
●なのに、もりそば290円~と安い

まあ、十割だろうが三割だろうが、私のバカ舌では、よくわからないんだけどね。
ちょっと太めで歯応えのあるそばは、ちゃんとそば粉の風味が感じられるので、
チャーシューなど余計なモノは、乗せない方がいいと思う(笑)。

他のポイントとしては、
●そばだけでなく、うどんと冷や麦もある
これがその写真。右がもりそばで、左が冷や麦。値段は同じ290円。


冷や麦というか、細いうどん、といった印象だった。

さて、私がこの店を気に入った最大のポイントは、
●プレミアムモルツが1杯150円で飲める!
発泡酒ではなく、プレミアムモルツというのがスゴイ。よくこの値段で出せるなあ。
サントリーの弱みでも握って、無料で仕入れてるのかな(←たぶん違う)。
実際、一番人気の商品らしく、オッサン客のほとんどが、そばと一緒に注文している。
しかも、写真を見ての通り、それほど少量でもなく、ジョッキもキンキンに冷えている


なので、ついついお替りしてしまった。
空いたジョッキは、写真1枚目のチャーシュー味玉そばの左側にあったビールである。
右のちくわ天ぷらをツマミに1杯飲んで、チャーシューや味玉でもう1杯。
ちなみに、チャーシューはカップ麺に入ってるようなペラペラで、全然ウマくなかった。
下のように、揚げたてのかきあげ&ビール、シメにもりそば、という組み合わせが一般的かな。


なお、こちらは居酒屋ではなく、そば屋さんなので、
飲み客はあまり想定していないのか、日本酒も焼酎もなく、酒類は150円ビールのみ。
もちろん、ビールだけの注文は不可で、そば類を頼まないといけない。
そうでないと、卓上の取り放題わかめをツマミに、150円だけで帰るけしからん客もいるだろうからね。
しかも、ツマミ類は少なく、そばトッピング用のかきあげ、ちくわ、なすなどの天ぷら類に、生卵のみ。
さすがの私も、生卵オンリーでビールは、飲んだことない。
さらにさらに、こちらは食券制で、現金でのやり取りは受け付けておらず、
ビールをお替りするには、毎回入口近くの券売機へ、買いに行かなくてはならず、これが結構面倒くさい。
席を立つたびに、「あ~りがとございやした~」という店員たちの声がかかり、
その直後、「なんだよ、帰るんじゃなくて、まだ飲むのかよ…」といいたげな表情が、どうにも気まずい(苦笑)。
というワケで、こちらのお店では、ビールのお替りはほどほどにしておこう。
そば自体は美味しいので、近所にあれば、絶対週イチで通うんだけどなあ。


嵯峨谷 水道橋店 
東京都千代田区三崎町2-19-5
水道橋駅西口から徒歩2分
営業時間 7時~23時 
年中無休 カウンター席のみ

 
※水道橋店は閉店しました
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