しろくま日記

読んだ本の感想を記録してみたいと思います。
なんだか忘れてしまうので。

きまぐれフレンドシップPart2 星新一著 集英社文庫

2013-08-08 | 評論エッセイ等
星新一、小中学生の頃かなり読んでいました。
その辺は「きまぐれ星のメモ」の項で書きました。

最近SFを読みだして改めて気になりだしてついついブックオフでも「星新一」コーナーを物色してしまいます。
ということで本書、秋葉原のブックオフで105円で売られていたものを購入。

part1は持っていた気がして実家に有ると思うのですが、part2は持ってなかったような気がします。

奥付見ると昭和61(1986)年1月初版。
私が中三~高1くらいのときに世に出ていたわけですが、この辺で星新一から離れていったんだろうなぁ。

内容(裏表紙記載)
阿部公房、畑正憲、北杜夫、手塚治虫、西丸震哉、谷沢永一・・・・・・江戸川乱歩に見い出され、作家の道を歩みショートショートの第一人者として活躍する著者が、敬愛する人たちとの交遊やその作品との出合いを綴る好エッセイ。星ファン必読の書。

ブックオフで手に取った時、目次で何やらなつかしい名前を見ていたらなつかしくなりどうにも欲しくなりました。
内容は著者が過去に書いた解説や書評などを集めたもの。

読んでまず感じたことは「うまい」。(まぁ当たり前ですが)

最近このブログで書評めいたものを書いているためか、うまさがとてもよくわかる気がしました。

基本、内容をネタバレしない程度かつ魅力的に紹介し星氏なりの見方を紹介、その後さらりと人物紹介という流れですが、絶妙です。
内容紹介読んでいるとなんだかとてもその本が読みたくなるけれどもネタバレしない絶妙な引用。
広瀬正の項など完璧!!といいたくなる出来。

スタージョンの「一角獣・多角獣」、北杜夫の「楡家のひとびと」山本有三の「米百俵」川端康成「掌の小説」などはすぐにでも読みたくなってしまいました。

他、かんべむさし氏、田中光二氏など最近見かけない気がしますがどうしているのだろうなどとも思いました。
(ネットで調べたら健在のようです。両方作品を読んだことはないんですが昔気になっていた)

本書1980年前後の書物や作家をレビューするには非常にいい本な気がします。
Part1も読みたい!!(実家にあるはずなんですが...)

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