テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて37年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

6年生 いよいよ具体的な合格戦略を描きましょう 

2013-10-05 10:44:18 | 中学受験


 過去問学習を開始して1か月が過ぎました。繰り返しの確認になりますが、9月から過去問学習に取り組む理由は、本欄8月26日付で述べた通り、自分が向かおうとしている「入試問題とはどのようなものか」を知り、「どれくらいの力量が求められるのか」を考え、「どのような意識」で、「どのような対策を擁して」いくか、考える機会とするものです。

 そして、1か月が経過した今、受験生・保護者には、様々な思いが去来していることでしょう。「とても、こんな問題を解けるようになるとは思えない」、「何をやっているのか、やればいいのか、確信が持てない」、「算数問題の並びがわかる様な気がする」、「国語の解答の型がわかってきた」などなどです。

 ここで改めて、「受験したい学校」という理由だけでなく、「合格点に届く学校であるか」というかなり現実的な理由を、考えあわせることとなります。
 ここまで、どの学校の過去問を購入するかという件に関しては、私たちエデュコスタッフは、ほとんど異論を述べませんでした。それは、塾主導で受験校を決定づけるのは、主客転倒であること、それ故に、入試問題と向き合うことを経験して、本人・保護者に現実的な意思決定を促したいという思いにほかなりません。

 例年、10月に入ると、いよいよ合格可能性まで視野に入れて、受験校の再検討を行っています。ここからが、本格的な過去問学習が始まるといえます。
 エデュコの講師たちから進言できることの一つに、各学校の入試問題における、「問題難度」「問題形式」をにらんだ、受験生個々の対応力があります。
 算数で言えば、「基本問題」や「標準問題」が多く並ぶ問題をてきぱきと説くことが得意な子、4問~5問の応用大問をじっくり論理的に考えられる子など様々ですし、国語でも、選択肢問題が得意な子、自由記述で主語・述語の整った、より正確な文をかける子、などという具合です。
 「わが子の合格戦略のベクトルは、これでよいか」という確認を、繰り返し担当講師と行ってください。
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