テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

6年生 いよいよ志望校過去問に取り組みます 

2013-08-26 08:35:30 | 中学受験


 例年、エデュコ6年生は、8月26日~31日の期間中、志望校過去問に挑戦することになっています。
その目的は、言うまでもなく9月からの志望校の出題傾向に合わせた学習の課題意識を明確にしておくことです。

 これまでは統一的なカリキュラムに沿って、いわば、「唯々諾々と課題をこなしてきた」子どもがほとんどといっていいでしょう。そのこと自体は、避難されることではないとしても、目的意識や危機意識を持たない「マンネリ学習」と見ることもできます。
 大げさに言えば、ここで意識を一新し、具体的な目的意識と危機意識を持つことを狙いにすると言うことになります。
 自分が向かおうとしている「入試問題とはどのようなものか」を知り、「どれくらいの力量が求められるのか」を考え、「どのような意識」で、「どのような対策を擁して」いくか、考える機会です。

 例年、この時期の対応力は、多くの場合、算数で2~4割の正解率、その他の科目で4~5割前後の正解率といってよく、保護者の目から見れば、歯が立たない状況に思えるでしょう(仮に、わが子の場合、8~9割の正解率になっているという場合、試験問題を変えて実際の時間で、そばで監督しながらやらせてみてください。そのようなことはありえないのがお分かりいただけると思います。くれぐれも、子どもたちを、親のためにいい点数を虚偽申告させるような立場には、追い込まないでください)。
 ここで落胆する必要はありません。その正答率は、9月から1月にまでの5ヶ月間をかけて、6割~8割に達するのが一般的と言えるものです。現実をしっかり直視し、本人・保護者・エデュコスタッフの共通認識を確かにして立ち向かう準備としましょう。
 とりあえず、国語・社会・理科においては試験時間に合わせて解答し、算数においては本番の倍くらいの時間をかけてやってみるのがいいでしょう。国語・社会・理科が、これからてきぱきとして対応を要求されるのに対し、算数は志望校のいろいろな分野が混在した入試問題に接し、設問と解答の流儀を感じ取るとともに、難易度レベルについても実感しておく必要があるからです。

 そのうえで、9月から律儀な姿勢で過去問と向き合い、堅実に、計画的に得点力を上げてまいりましょう。保護者会への参加をお待ち申し上げます。
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