テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

2月受験の用意ができました。失敗を恐れず、突き進みましょう。

2013-01-29 21:10:28 | 中学受験


 エデュコ20期生の2月1日~3日の受験準備も整いました。20期生全員が、最後の過去問確認に余念なく、取り組んでいます。

 これから大事なことは、失敗を恐れないことです。失敗は許されないという意識で臨んだ場合、却って委縮して実力が発揮できないことが多くなります。よく [絶対に合格するといえる子はいない]と言われますが、これも事実です。

 私は、中学受験を「走り高跳び」という競技に似ていると考えています。130㎝を飛べる子どもが、競技になると、110㎝を失敗することもあるでしょう。踏切の位置が合わなかったり、突然、失敗の想像をしてみたりすると、実力を出せません。逆に、実績としては120㎝しか飛べていない子でも、本番の時にこれまでのベストとなる130㎝を飛んでしまうこともあるでしょう。受験でも、まったく同じ現象が起きてきます。(但し、120㎝を飛んだことのない子が、いきなり130㎝まで飛べるような入試結果にお目にかかった記憶はありません。[絶対合格]はなくても、「到底無理」はあるわけです。)

 とはいえ、実力が確かなら、立て続けに失敗することはほとんどありません。1~2回の失敗を織り込んで、どの学校に合格し入学することになるのか、楽しみにしましょう。1日に限らず、魅力的な学校はたくさんあります。もちろん、すべてうまくいけばよりうれしいですね。
 失敗を恐れず、委縮することなく、他者との比較をせず、伸び伸びと自分の実力を発揮することだけを考えましょう。きっと、納得出来る結果が後からついてくるはずです。

 どの学校が素晴らしい学校で、どの学校は物足りないということもありません。子どもたちが努力して入学の権利を得た学校は、本人にとって愛着の湧くいい学校です。努力して入学を果たした学校なら、きっと、入学後も努力します。逆に、努力せずに合格した場合、入学する意義がないでしょう。
 おしかりを承知で言わせていただくと、学校が何もしない子どもを変えてくれるはずはありません。変わっていくのは子ども自身です。ですから、私は、「学校というところは、成長を続ける子どもの“姿見”」のようなものと考えています。もちろん、その姿見の機能は、より高機能であってほしいのですが…。

 失敗を恐れず、堂々と突き進みましょう。どの学校に入学することになるのか、楽しみにしましょう。何か、不安なことがあれば、どんどん電話してきてください。もちろん、エデュコに来てもいいわけです。一緒に頑張りましょう。
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6年生 受験校過去問2巡目の手掛け方 

2013-01-18 14:51:34 | 中学受験


 いよいよ2月入試まで2週間。過去問の確認で最大限の実力発揮を目指しましょう。ここでいう過去問の確認とは、9月から手がけてきた受験校過去問をもう一度、試験本番での解答要領を確認する目的で行うものです。

 ですから、だらだらと解けないない問題にこだわるのではなく、解けない問題があることを織り込んで、どうすれば、合格点を確保できるかの1点にこだわり、上手な解答術を持とうとするものです。

 上手な解答のために求められることは、合格点を確保できる(合格できる)というプラスイメージを持つことです。そのためには、まず、もう一度、1巡目の問題研究の際に解きなおした問題に目を通し、「こうしないと正解できないな…」という解法・知識の確認を行うとともに、「この種の問題は本番でもできないな」という割り切りを付けてください。
 そのうえで、制限時間内で実際に解いていきましょう。「この種の問題は、こうして…」とか、「このレベルの問題は、とりあえず、保留にして…」とか、「時刻の経過はこう確認して…」とか、実力を最大限発揮するための方法を強く意識して取り組みましょう。

 教科毎の留意点をいえば、国語の読解の際には、物語文なら「言動の理由」を考えながら読みチェックマークを入れること、説明文なら「言い換え」「理由」となっている部分にチェックを入れること。解答の際には、選択解答なら本文に書かれていない説明や、異なる説明の部分に具体的にバツを入れ消去していくこと、記述回答なら、記述しようとするキー・ワードを箇条書きし、主語・述語のはっきりした文にすることでしょう。
 算数では、自分の解ける問題がどのように配置されているか確認してから解くこと、問題文の条件には必ず囲みを入れること、筆算は必ず確認すること、絶対に深追いしないこと、などとなります。
 社会では、得意な分野から手がけること、正誤のどちらを選ぶのか確認すること、資料には書き込みをして特徴をつかむこと、自由記述回答では、必ず、質問されている事項の語句を使った解答文にすること、が大事です。
 理科では、たとえ、計算問題を得意にしている人でも、計算問題の少ない生物や地学から解き始めること、次に化学分野の問題を手を付けて、最後に、計算問題がほとんどの物理問題を手掛けるようにしましょう。

 このような最終調整ともいえる演習の量はといえば、第一志望、第二志望校とも3回分(合計6回分)位はこなしたいものです。もちろん、4回×2校=8回分手がけてもいいでしょう。仮に、この作業が終わりそうもない時は、エデュコの授業を休んでもやり遂げてください。

尚、本稿は、きょう・あすの授業で子どもたちに配布し、口頭でも説明します。
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埼玉県内の2013年一般入試が始まりました

2013-01-10 16:04:19 | 中学受験


 埼玉県内の私立中学の一般入試が開始されました。エデュコ20期生の皆さんも、今日1月10日には、会員数の約半数にあたる40名の方々が挑みました。

 個人的には、例年どおり、西武文理中学で開始しましたが、26年目の中学受験激励(西武文理では21年目)といえども、昨夜は3回も目が覚めました。やはり、緊張するようです。
 子どもたちの様子は、舞い上がることなく、適度な緊張感を持って現れたように思います。素直に緊張して、素直に問題と向きあって来ることを祈っています。

 多くの方々が複数校の受験をしますが、受験終了後は、次の受験校の問題への対応を考えましょう。睡眠時間をしっかり確保して、体力も万全にしておいてください。

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6年生 埼玉入試を楽しみましょう 

2013-01-07 21:50:30 | 中学受験


 2012年度のエデュコ冬期講習を終えました。「すべての講座で1日1点のアップ、各教科10~12点のアップ」を合言葉に頑張りましたが、概ね、その目論見は果たせたように思えます。

 10日からのおよそ1週間は、埼玉県内の私立中学校の入試が行われます。ほとんどのエデュコ生が埼玉入試を受験する予定です。業者テストと異なり、本番そのものですから、緊張するのは当然です。適度な緊張は、頭の回転をよくすることも定説になっていますから、緊張しながら頑張りましょう。

 必ず、試験前日には翌日受験する中学の前年度問題に目を通してください。入試では、すべての問題を解き切る必要もないのですから、制限時間内で、どうすれば実力を出し切れるか、だけを考えておいてください。言い換えると、自分に解ける問題でしっかり得点する手順をイメージするということになります。それができれば、合格はついてくるはずです。
 また、埼玉県内の中学入試の多くは、複数回受験が可能です。1回限りではないのですから、落ち着いて臨みましょう。私たちエデュコスタッフもじっくりお付き合いします。

 試験日当日、原則としてすべての学校へ激励に行きます。大手塾と異なり、講師が大挙して激励できるわけではないですが、ちゃんと校門付近で待っていますから、探してください。
 激励講師の派遣先は、各講師の担任する会員の受験先を目安に決めますので、前日に一斉メールでお知らせいたします。
 
 ここまで頑張ってきた中学受験活動です。臆することなく、大いに楽しみましょう。
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