エデュコ20期生の2月1日~3日の受験準備も整いました。20期生全員が、最後の過去問確認に余念なく、取り組んでいます。
これから大事なことは、失敗を恐れないことです。失敗は許されないという意識で臨んだ場合、却って委縮して実力が発揮できないことが多くなります。よく [絶対に合格するといえる子はいない]と言われますが、これも事実です。
私は、中学受験を「走り高跳び」という競技に似ていると考えています。130㎝を飛べる子どもが、競技になると、110㎝を失敗することもあるでしょう。踏切の位置が合わなかったり、突然、失敗の想像をしてみたりすると、実力を出せません。逆に、実績としては120㎝しか飛べていない子でも、本番の時にこれまでのベストとなる130㎝を飛んでしまうこともあるでしょう。受験でも、まったく同じ現象が起きてきます。(但し、120㎝を飛んだことのない子が、いきなり130㎝まで飛べるような入試結果にお目にかかった記憶はありません。[絶対合格]はなくても、「到底無理」はあるわけです。)
とはいえ、実力が確かなら、立て続けに失敗することはほとんどありません。1~2回の失敗を織り込んで、どの学校に合格し入学することになるのか、楽しみにしましょう。1日に限らず、魅力的な学校はたくさんあります。もちろん、すべてうまくいけばよりうれしいですね。
失敗を恐れず、委縮することなく、他者との比較をせず、伸び伸びと自分の実力を発揮することだけを考えましょう。きっと、納得出来る結果が後からついてくるはずです。
どの学校が素晴らしい学校で、どの学校は物足りないということもありません。子どもたちが努力して入学の権利を得た学校は、本人にとって愛着の湧くいい学校です。努力して入学を果たした学校なら、きっと、入学後も努力します。逆に、努力せずに合格した場合、入学する意義がないでしょう。
おしかりを承知で言わせていただくと、学校が何もしない子どもを変えてくれるはずはありません。変わっていくのは子ども自身です。ですから、私は、「学校というところは、成長を続ける子どもの“姿見”」のようなものと考えています。もちろん、その姿見の機能は、より高機能であってほしいのですが…。
失敗を恐れず、堂々と突き進みましょう。どの学校に入学することになるのか、楽しみにしましょう。何か、不安なことがあれば、どんどん電話してきてください。もちろん、エデュコに来てもいいわけです。一緒に頑張りましょう。