テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

11月は受験戦略の再確認時期、用意周到な計画を立てましょう 

2018-11-02 18:45:49 | 中学受験


 主に9月から進めてきた「過去問研究」も2か月を経過し、合格ラインまでの距離感も、おぼろげながら掴めてきたことでしょう。十分な手ごたえを感じられる場合もあれば、再検討を要する場合もあるといえます。
 努めて客観的に言えば、「練習でできないことは本番でもできない」ことは事実であり、1月入試まで60日、2月入試まで90日を切った今、合格の可能性だけに止まらず、我が子の6か年の学園生活の展望まで含めて思案し、最良の学校選びを果したいものです。

 学校選びに関するエデュコの大きなこだわりと言えば、「入学できる学校」ではなく、「入学できてうれしい学校」を選ぶということに変わりはありません。その上で、入学試験問題への適応力を高め、入学を現実のものにする活動に励むということになります。
 これまでも、エデュコは各期の子どもたちの受験報告として、「合格者数」に止めず「進学者数」までお知らせしてまいりました。例年、70名前後のうち2~3人が公立中学に進学していますが、これらの方々は、乗船できる船は限りなくあるものの、妥協を許さず見送った方々と言えます。ちなみに、3年前公立中学に進学した3名も、この春、2名が慶応志木高校へ、1名が立教新座高校へ進学しました。
 どうか、妥協せず「入学できてうれしい学校」を選んでください。

 ただ、強い保護者として「希望と覚悟」を持って前に進むことを願うのですが、「公立中学への進学が選択肢としてあるか否か」も明確にしておく必要があります。
 仮に、公立中学への進学が選択肢にない場合、どのような次善策(次善校)が必要か、早急に検討しなければなりません。現状、「志望校調査票」を拝見する限り、そのような検討を要する方は、少なくないと言えるでしょう。
 また、次善の学校として検討している学校のうち、「どの学校の入試問題が我が子に合っているか」という検討も不可欠です。
 例年、この11月で受験戦略を再確認します。個別面談にいらしてください。用意周到と言える受験計画を立てましょう。

 我が子の場合、合格した私立中学に進学させるほうがいいのか、それとも私立に拘泥せず公立中学に進ませていいのか、この時期の保護者にかかる最大の悩みです。
 個人的な意見を言えば、「頑張った子はどんな学校に進学しても成功する」、「頑張り方を知らない子はどんな学校に進学しても成り行き任せになる」と考えています。
 言うまでもなく、学校は在学するだけで何かしてくれるものではありません。在籍する学校でどのように自分を磨きあげていくかが学園生活の目標と言えるでしょう。
 頑張った子には最大限の敬意を示して、掴み取った合格校への進学を後押ししたいものです。
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