テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

6・5・4・3・年生 新学期開始に際してのお願いです

2013-08-31 21:06:46 | 中学受験


 2013年度夏期講習も終了し、9月2日からはエデュコでも新学期が開始されます。これに際し、いくつかの確認事項がございますので、申し上げます。

1:「夏休み宿題」の提出
 9月第1週の授業内でのご提出をお願い致します。
 たとえ、予習課題等を終えていないとしても、今日で潔く打ち切り、終了した範囲までを提出してください。不十分に終わった宿題があったとしても、諌めるようなことはありません。気持ちを切り替えて、頑張りましょう。提出されたノート等のお返しは、1~2週後となります。
 また、新学期に使用される授業用のノートは、夏休みの家庭学習用とは別に新たに用意してください。

2:「例題学習」の継続
 5年生・4年生の場合、予習宿題として各回の「例題学習」を手がけましたが、5年生の「算数:シリーズ基本」「算数:シリーズ完成」を受講の方と4年生の全員が、改めて各回の「例題学習」を行っていただきますので、御承知おきください。

3:「新生徒証・通塾保険証」のお渡し
 9月度「エデュコ通信」でご案内の通り、9月第1週に「新生徒証・通塾保険証」を、授業内でお渡しいたします。お子様が,帰宅された際には、必ず、ご確認ください。

4:「学習計画表」の作成
 9月第1週の授業内で、「学習計画表」をお渡しいたします。新たな気持ちで、真剣な学習計画表を作成してください。
 特に、6年生は、過去問の演習が「主」となりますから、しっかり集中できる学習時間が確保された計画にしてください。3週経過後位をめどにして、妥当性を確認致します。
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6年生 いよいよ志望校過去問に取り組みます 

2013-08-26 08:35:30 | 中学受験


 例年、エデュコ6年生は、8月26日~31日の期間中、志望校過去問に挑戦することになっています。
その目的は、言うまでもなく9月からの志望校の出題傾向に合わせた学習の課題意識を明確にしておくことです。

 これまでは統一的なカリキュラムに沿って、いわば、「唯々諾々と課題をこなしてきた」子どもがほとんどといっていいでしょう。そのこと自体は、避難されることではないとしても、目的意識や危機意識を持たない「マンネリ学習」と見ることもできます。
 大げさに言えば、ここで意識を一新し、具体的な目的意識と危機意識を持つことを狙いにすると言うことになります。
 自分が向かおうとしている「入試問題とはどのようなものか」を知り、「どれくらいの力量が求められるのか」を考え、「どのような意識」で、「どのような対策を擁して」いくか、考える機会です。

 例年、この時期の対応力は、多くの場合、算数で2~4割の正解率、その他の科目で4~5割前後の正解率といってよく、保護者の目から見れば、歯が立たない状況に思えるでしょう(仮に、わが子の場合、8~9割の正解率になっているという場合、試験問題を変えて実際の時間で、そばで監督しながらやらせてみてください。そのようなことはありえないのがお分かりいただけると思います。くれぐれも、子どもたちを、親のためにいい点数を虚偽申告させるような立場には、追い込まないでください)。
 ここで落胆する必要はありません。その正答率は、9月から1月にまでの5ヶ月間をかけて、6割~8割に達するのが一般的と言えるものです。現実をしっかり直視し、本人・保護者・エデュコスタッフの共通認識を確かにして立ち向かう準備としましょう。
 とりあえず、国語・社会・理科においては試験時間に合わせて解答し、算数においては本番の倍くらいの時間をかけてやってみるのがいいでしょう。国語・社会・理科が、これからてきぱきとして対応を要求されるのに対し、算数は志望校のいろいろな分野が混在した入試問題に接し、設問と解答の流儀を感じ取るとともに、難易度レベルについても実感しておく必要があるからです。

 そのうえで、9月から律儀な姿勢で過去問と向き合い、堅実に、計画的に得点力を上げてまいりましょう。保護者会への参加をお待ち申し上げます。
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5年生 計算スキルを再確認しましょう 

2013-08-22 13:40:46 | 中学受験


 エデュコ5・4・3年生の家庭学習は、それぞれ「予習シリーズ算数(下)」の例題予習に余念がない頃でしょう。例題予習の目的は、今後履修する項目の下見的なものですから、完全理解を目的とする必要はありません。「よくわからないな…」という疑問を持ってもらうだけでも十分です。どんどん下見をしておいてください。

 ところで、この夏期講習を通じて気になるところは、やはり、計算スキルの重要性です。例えば、「5年生図形復習」では、「円」と「扇型」に関係する複合図形が多く登場しましたが、「×3.14」の計算を断片的に行う子も少なくなく、改善の必要を感じさせられました。
 この計算を断片的に行う子どもの思いは、一つ一つ丁寧に手掛け、「自分の力量の範囲で間違いを犯さずに計算したい」というものでしょう。
 その思いは理解できるのですが、このような問題において求められる力は、確かな立式をもって、正確な手順で合理的に処理する計算力と言えます。仮に、4つの「扇型」があったとすると、その一つ一つを筆算したうえで、合計の筆算をするとなれば、計5回もの筆算を伴い、間違いの危険性を高めることになります。求められる結合法則などをしっかり利用し、最小限(できれば1回)の筆算で処理することが求められているわけです。
 「自分の力量の範囲で間違いを犯さず計算」するのではなく、常に、より高度な力量を身につけることを念頭におきましょう。本番では「自分の力量の範囲で」になりますが、練習では間違いを恐れず、どんどん「自分の力量」を上げることを狙いにするということです。
 ちなみに、×3.14の筆算は掛け算の九九と同様に、「3.14の段」として9通りの答えを自然にマスターしておくことが求められます。念のためにいえば、ある数に3.14をかけるのでなく、3.14に1から9までの数をかける手法には絶対こだわる必要があるということですね。

 他に、計算スキルとして強くこだわりたいことを上げれば、分数を自在に操るスキルといえるでしょう。割合を分数で処理できるか否かが、算数の伸長度を左右すると言って過言ではありません。一々割り算の筆算をするのではなく、分数化することによって、割り算を掛け算へ変換し、無駄のないというよりもリスクのない計算手順を獲得しなければなりません。具体的には、小数・分数の混合計算だけなく、小数÷小数の計算なども分数に変換して行える計算手順ということになります。
 ちなみに、0.25、0.75、0.125,0.375…等の小数を分数に変換することなどは、この時期にできるレベルになっていたいものです。

 夏休みも残りわずか、求められる計算手順を意識しているかどうか、再確認してみてください。保護者とすれば、単に「速く計算する」「間違わない」というようなことを子どもに要求するのでなく、より「論理的な計算技能の習得」を狙いにするようはたらきかける必要があります。あえて、「間違いも覚悟して、計算スキルを上げる」練習を心がけましょう。問われるのは、「入試本番の出来」だけでしょうから。
 私の場合、子どもたちに「ゆっくり、速く、計算しよう」と声掛けしています。子どもたちも、この矛盾を含む「標語」を、はじめは訝りながらも、徐々に頷くようになり、「合理的計算の妙」を楽しむようになっていきます。
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6年生 夏期講習「理科復習」の手がけ方

2013-08-05 18:11:49 | 中学受験


 エデュコ6年生の夏期講習は、第3・第4クールの「理科復習」学習を迎えました。「理科復習」の流れは、「授業説明」と「単元ごとに再帳合した予習シリーズ」を参考にして、「四科のまとめ・理科」の理解完成を目的とします。

 これまで(予習シリーズ4上~6上)は、いわゆる「生物」「地学」「物理」「化学」の分類を示さず、いわば、子どもたちの発達段階をにらみながら、各分野を分節して履修してきたといえます。
これに対して、6年生の夏期講習は、「植物」「動物」「地学」「力・運動」「電気」「音・光・熱」「気体・水溶液」という括りで、各分野ごとに予習シリーズを帳合いしなおし、集約的な復習を試み、一気に理解度を上げようとするものです。

 子どもたちに対しては、授業を通して具体的な家庭学習(宿題)が提案されているはずですが、ここでは、保護者の皆様と、家庭学習を含めた「理科復習」の要領を確認しておきたいと思います。

 第3クールで取り組んでいる「植物」「動物」「地学」の場合、まず、授業で知識体系を白板・ノートで整理します。
家庭学習では、授業で確認できた理解に、該当する予習シリーズ部分の再読を重ねて、「四科のまとめ・理科」を直接の書き込みで完成させてください。もちろん、答え合わせは自身で行い、理解不十分な項目や誤解を確認する作業は怠らないようにしてください。

 第4クールで取り組む「力・運動」「電気」「音・光・熱」「気体・水溶液」の場合、授業で直接に、「四科のまとめ・理科」に示されている原理理解や基本問題を、具体的に取り上げます。これらの分野の学習は、「四科のまとめ・理科」といえども、問題解決モデルの習得や計算過程を要するため、ほとんどをノートで行います。
家庭学習は、「四科のまとめ・理科」の書き込み完成というより、授業ノートの再確認ということになります。これまで算数で慣れてきた「ドジ・ノート」を手掛ける要領で行ってください。

 6年生夏期講習の「理科講座」は、確実に理解度・得点力を上げられるものと言えるでしょう。各講座とも1日につき1~2点、5日間なら5~10点、7講座受講なら、35~70点の得点力アップを図るつもりでがんばりましょう(すでに完成度が高い場合、70点アップは望めませんが…)。
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