エデュコ21期生も「四科のまとめ・算数」学習を始めて4~5日がたちました。【サクサク】と捗るつもりが、戸惑ったり間違えたりして、イメージと異なる実態に焦りを感じている人も少なくはないでしょう。
戸惑いや間違いは、脆弱な部分を教えてくれていることであり、「出来るはず」という思いでなく、「こんなことが分かっていなかったんだ…」というように、1問1問に発見や確認の意識を持って取り組んでください。
さて、ここで、問題を手掛ける際の留意点を確認してみましょう。入試本番でのスキルに通じるものもありますので、普遍的な算数の学習要領としてとらえてください。
第一に、文章題であれば、問題の仮定(条件)となっている数値をマルガコイし、図形問題であれば、その一つ一つを図中に書き入れる作業を惜しまないでください。【気づき・発見】と言えるものは、問題の仮定を視覚化することで得やすくなることでしょう。
第二に、解法図や問題図は、フリーハンドで描いてください。5年生くらいまでは、「図の有用性」に気づかせるために、「いい図」にすべく定規やコンパスの使用を勧めることもありました。しかし、この期に及んでは、「図の有用性」を分かったうえで、定規等は用いず、しなやかに書きたいものです。実際、多くの学校の入試では、定規・コンパスの使用は認められません。
第三に、ノートは、ゆったりと余白をとって使用してください。【ドジ問題】と同様の1ページ1題の必要は感じませんが、解法の要諦を目で感じられるものにしましょう。さらに、これまでも強調してきたことですが、筆算も小さく書かず、式の横あたりに書いて示し、不要な間違いが発生しないように、堂々と記してください。
第四に、1問の考察にかける時間は最大20分位をめどにしてください(入試本番は、勉強ではなく、実力を示す作業ですから、10分が限度です)。これを「20分ルール」と呼ぶことにして、解説等を参考にしても、ピンとこない場合、配布してある【リクエスト表】にチェックマークを入れ、次の問題へと進んでください。授業では、【リクエスト表】を回収し、説明する用意が出来ています。
夏休みは、毎日、実力の向上が期待できます。変わっていく自分を楽しみながら、張り切って学習してください。
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