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9月に入り4週が経とうとしていますが、子どもたちから提出された「エデュコ・夏休み学習」の確認を、やっと終えました。こちらの事前説明が足りなかった部分もあり、その手掛け方において温度差や行き違いなどがみられましたので、改めて確認してみます。
1:算数ドジ問復習
通常期には、左側ページに「授業問題」を鉛筆で書き入れて改善点を確認し、長期休暇中には、右側ページで論理・解法の再確認をする目的で提案しています。敢えて、右側ページを開けておく目的は、問題文を書かなくて済むようにすることですので、その使い方は論理を理解し、解法を再現するだけに止めることをお勧めします。
但し図形問題の場合、その構成を知ることが論理付けの大本ですので、再度書き出すことをお勧めします。また、プリント問題の「ドジ問」は、手書きするまでもなく、該当する問題だけを切り貼りし、答えてください。できた問題まで保存する必要なないと思われます。
2:算数例題予習
例題を解いて、「マル付け」をしているノートが散見されました。例題の存在意義は、新しい概念、新しい解法の気づきです。保護者の指示で解かせた場合、この新しい概念・解法の気づきがないまま作業を進めることにほかなりません。
重ねて言えば、このような場合「既有知識」のみで解答することになり、何ら進歩を見いだせない学習と言えます。「例題」に対しては律義に従い、その概念を理解し、新しい解法を真似て、しっかり習得することを目的にしてください。
3:理科・社会復習
総合回テストの「ドジ問」は、算数のプリント問題と同様に、間違えた問題だけ(1題ずつ)をノート左ページに貼り付けることをお勧めいたします。そのうえで、長期休暇中には右側ページで、「正答のポイント」を再確認します。再確認時には、『予習シリーズ』理科・社会の「索引」を活用し、該当ページを読み直すことを厭わないでください。
『演習問題集』の間違い確認は、通常期の学習で赤書きされている「改善事項」に該当する、『予習シリーズ』のページに戻って確認することをお勧めします。
4:国語学習
国語は算数・理科・社会と異なり、特定の項目の理解を重ねるものではありませんから、通常期と同様、「読解の型」「解答の型」にこだわる練習をお勧めしています。「重要語句」の囲み、「設問文」へのこだわり、「選択肢文」の精読などにおいて、確かな力量向上が見て取れます。国語の読解・解答スタイルを強固なものにしましょう。
感想文も多くの方々が、提出しました。子どもたちにとっては、「面倒」な課題に違いないでしょうが、読み物を自分なりにまとめることは、「読書の味」を知ることになるでしょう。
以上、夏休み家庭学習の要領について確認しましたが、冬期休暇・春期休暇時においても、同様の学習スタイルをお勧めします。