テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

27期生に「受験戦略」の最終案を作成する時期が近づきました

2019-11-09 19:48:01 | 中学受験


 エデュコ27期生(6年生)の過去問演習も1巡目の終盤に差し掛かろうとしています。改善点と真摯に向き合う子どもの場合、解答要領の習得・時間のやりくりにも慣れ始め、得点状況も安定してきたとみることができます。それでもまだ合格最低点には届かないケースがほとんどです(ただし、合格ラインには乗っていると評価できます)。厳しい言い方をすれば、問題の構成・作問者の誘導・解法の要領を俯瞰するレベルには達していないということになるのでしょう。

 もとより子どもの場合、過去問と向き合う際に分析的な視点を持って臨むことは少なく、「できた、できない、やさしい、むずかしい」という単純な反応しか示さない子が多いのが現実です。このような子どもたちに、自然な流れで(無自覚ながらも)上記の要諦に「気づかせる」ためには、2巡・3巡の演習が効果的といえます。それは同時に自信の獲得という産物も得られます。11月内で1巡目を打ち切り、12月からは2巡目を手がけることをお勧めいたします。

 ところで、エデュコの応援スタンスは、子どもたちに対して「自分を過少評価することなく、思い切り勇気をもって立ち向かってみよう」、保護者に対して「親・担当講師が贔屓目に見なくて誰が贔屓するのですか」というものですが、この期に及べば、子どもの立場からは「合格の予感を持てない」、保護者・講師の立場からは「子どもを預ける信頼に足る学校、頑張った子どもの居場所を確保したい」というような様々な思いが去来します。
 
 9月から始めた過去問演習ですが、合格の展望が描きにくい場合もあることでしょう。このようなケースでは、次善校への対策強化など受験戦略の変更も必要になります。11月20日がエデュコにおける3回目の「志望校調査票」の提出日です。9月初旬の保護者会でご案内の通り、最終的な「受験戦略」を組み立てる時期に近づきました。お迷いの案件があれば、躊躇なくお申し付けください。もちろん、私たちからも確認が必要と感じられれば、アプローチいたしますのでご了承ください。

 「答案練習会」で確認される得点力も確実に上昇してきています。「1日1点の積み増し」意識を持続させ、「合格」をみんなで楽しみにしましょう。
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