テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

入試当日の激励(校門前激励)

2012-01-31 11:28:14 | 中学受験


 明日から東京・神奈川の入試です。この期に及んでの心構えとしても、「どの学校に入学することになるのか、楽しみにしよう!」につきます。決して弱気にならず、攻め続ける意識が大切です。もっといえば、「5回受ければ一度や二度の失敗はあっても、合格できる」逆に「1回では不利と言われても何回かのうちには、必ず勝機がめぐってくる」ということです。
 
 中学入試における校門前激励は、通例ともいえる風景になってきました。エデュコも可能な限りスタッフを派遣しますが、小規模塾(講師8名)故の限界があります。どこに派遣するかは、機械的に受験生数の多い学校の順(難度の高い学校を優先したことはありません)で決定します。
 せめてもの善処として、受験生たちが多く通過する駅での激励を行っています。例年、私は東武東上線のA駅ホーム上で(1日~4日)、ときわ台校の責任者は乗継駅Bのコンコースで(1日~3日)、志木本部の責任者も乗継駅Cのホーム上(1日)で待つことにしています。この駅激励だけでも9割以上の子どもたちを送り出すことができます。

 私の場合をいえば、2月1日から4日までA駅の上りホーム6両目付近で、毎年午前6時10分から7時45分ごろまでまっています。同じ場所で待つようになり10年以上経過しました。卒業生やその保護者の方からもお声をかけて頂くこともしばしばです(卒業生の方へ:ずっとやっていますよ)。
 ともにくじけずに頑張りましょう。

 尚、3日目以降は受験生の多い順ではなく、1日~2日の結果を受けた個別の事情を考慮して派遣いたします。
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2月入試成功に向けて 

2012-01-30 10:07:30 | 中学受験


 いよいよ2月入試に突入です。エデュコでは、開設来2月の第1週は受験日休講としてきました。現在にいたっては、当たり前の文化のようになりましたが、20年近く前になる開設時においては、業界でもそのような休講措置をとるところは見当たらず、5年生以下の会員保護者皆さまのご理解をいただくのに腐心した記憶があります。
 
 さて、その2月1日~5日の様子ですが、この頃は即日発表の学校が多いことから、受験戦略も多様化し、伴走者(保護者・塾講師)の立場でも慌ただしい毎日が続きます。特に、多くの子どもたちは、2月1日に受験する学校を第一志望校としていることが多く、1日実施校の合格発表日にあたる2日・3日の子どもへの対応は、これまでの何に対してよりも、真剣に腐心して当たらなければなりません。

 実倍率が3倍前後となる2月入試では、その数値の通り不合格を突きつけられる場合が多くなります。その場合、どれだけ早く気持ちを次の入試へ向かわせるかは、伴走者(保護者・塾講師)の関わり方によって異なってくることになります。
 覚悟はあったとはいうものの、現実が訪れると誰しもが動揺し、特に子どもは、無念さ・不安・やり場のなさから、保護者のどの様な言葉がけに対しても反発し、「もうだめだ」「どこも受かる気がしない」などと言うばかりで、家庭では収拾がつかない様な状況になってしますこともしばしばです。
 エデュコに限らず、塾の試験休講の意義は、受験当事者への最大限のフォローにあります。不安な時は、いつも通い慣れた道場に来ればいいのです。きっと、自信を再確認できます。どんどん、エデュコに立ち寄ってください。もちろん、立ち寄らなくても、エデュコスタッフは、迷惑に思われないと判断する限り、電話でも毎日声をかけ続けます。

 保護者も一段と鷹揚に構える必要があります。中には、父親が乗り出し、その日の入試問題の出来不出来を子どもに問いただすようなケースもあります。一体何の意味があるのでしょうか。このような検証を行うことで、合格を引き寄せられるはずもありません。ただ、自身に降りかかる不安の整理に追われているようなものです。
 入試を終えて帰ってきた子どもに対しては、結果の予見を問わず、明日の試験に向かわせる言葉がけを行ってください。

 とにかく、前に進む強い意志をエデュコ族皆で共有して立ち向かいましょう。

*5年生以下の皆さん、2月1日からの5日間は自習室も使えまん。家庭学習中に分からないところがあった場合の電話による質問も、この期間だけは自粛していただくことをお願い申し上げます。ご理解の程をお願い申し上げます。
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卒業生達からの激励

2012-01-28 21:20:16 | 中学受験


 エデュコ時事問題特訓(1月30日、31日)の意義は過日述べたとおりですが、時事問題特訓にはもう一つの側面があります。30日・31日の両日には、卒業生が次々にやってきては、不合格も含めた受験体験談や在籍校のアピールをしてくれます。受験する子どもたちは、いよいよ、第二志望校、第三志望校としている学校の先輩の言葉も真剣に受け止める機会になります。

 例年、激励に来てくれる学年とすれば、中学1年生が最も多いのは確かですが、高校生や他塾の講師をしている大学生まで様々です。中学1.2年生による激励は、1~2年前までは同じ場所にいたわけですから、より身近な存在の先輩であり、受験生にとっては、受験校自体を身近に感じられるとともに、合格の自信与えてくれるものです。逆に、大学生の激励は、第二志望校・第三志望校であっても、立派な大学生に成長した姿に、受験生たちも憧れを持ち、伸びやかな気持ちになることができます。
 入試の数十時間~十五時間前の心持において、受験校を身近に感じるとともに、合格して私立・国立の中学生になるイメージを持つことは、大切なことでしょう。

 特に、31日に訪れる卒業生は多く、時事問題特訓終了後の受験生退出時には、40~50人位の卒業生たちが受験生を送り出す光景になっています(三々五々激励に来てくれますので、激励者は80名位になります)。
 これまでに、エデュコから激励を依頼したことは全くありません。にもかかわらず、自分にとって嬉しかったり有難かったりした施しを、キチンと後輩にも伝えていこうとする行いは、子どもたちだけで作り上げてきたエデュコの『地下水』といえることであり、主宰者として心から感謝するほかありません。
 
 失敗を恐れず、みんなで堂々とチャレンジしましょう。
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「頑張る気持ち」が貴重です

2012-01-14 20:46:32 | 中学受験


 1月10日から開始した1月入試の校門前激励も、今日で5日を経過しました。この間、エデュコ・スタッフが激励に向かった先は、のべ27会場に及びます。個人的には、10日の西武文理中学、11日の星野学園中学、12日の城北埼玉中学、13日の淑徳与野中学、14日の浦和明の星中学に立ちました。

 また、1月25日実施の立教新座中学を除き、今日1月14日までに、埼玉県の主要私立中学は、少なくとも1回目の入試を終えたことになります。ここまででいえることは、歴史の浅い埼玉県私立中学入試ですが、共学校では栄東・開智・西武文理、男子校では城北埼玉、女子校では浦和明の星・淑徳与野と、一定評価を得ている学校が応募者数を昨年よりも増やし、人気を高めていることです。正直、リーマンショック以降の私立中学受験率の低下、埼玉県公立高校の進学実績の回復等までを考え併せた時、志望者数については現状維持が精いっぱいなところと予測していました。
 これらの学校に共通して言えることは、明確な学校観を発信しそれが保護者に伝わっていることでしょう。さらには、それが人気を高め、難易度を上げ、受験する側も中学受験学習の成果を測る学校として位置づけ、応募者を集める循環になっていると理解できます。
 
 エデュコ生たちの今後はと言えば、1月15日以降も、2回目・3回目の入試に向かう子どもも少なくありません。1回の不合格でひるまず、自分を鼓舞し前に進むことは貴重です。大げさにいえば、私立中学入試は、子どもたちが生まれて初めて、自力で結果を出そうとする行いです。不合格を恐れず、自分の頑張りを貫きましょう。それこそが、自分を大切するということではないでしょうか。

 人格形成に関わる質的な評価は、学校ではなく保護者が行うはずです。もちろん、私たちも、何より頑張りを評価し人格的な成長を願うものです。頑張れる人に対しては、信頼が置け、尊敬の気持ちがわいてきます。
 怯まず、堂々と頑張りましょう。
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1月10日 西武文理中学校の入試激励

2012-01-10 13:54:13 | 中学受験



 近年、個人的には、西武文理中学の第1回入試を皮切りに埼玉県内入試の校門激励を行っています(今日は、他に栄東等の6校にスタッフが手分けして向かいました)。
 今日の、進学教室に通って準備する埼玉県内の中学入試は、92年開校の「城西川越中学」・「栄東中学」、93年開校の「西武文理中学」の3校を皮切りとして形成されてきているものです。それから、あっという間におよそ20年が経過し、埼玉県内で中学入試を実施する私立中学校も計25校を数えるようになりました。
 同校のこの日の出願者は、およそ1600名(内特選439名)で前年を上回る盛況ぶりといえますが、特に、特選に挑む受験生が増えていること(前年の225名に比べると倍増)からは、同校の明確な大学進学教育が評価されていると見ることができます。

 さて、集合時刻は午前9時。集合時刻30~40分前をめどにしてやってくるエデュコ生達を待つため、午前7時30分に学校着。大手塾を始め、多くの塾関係者が既に隊列をなして、受験生を待ちかまえています。受験生たちがどっと押し寄せ始める午前8時ごろには、塾関係者の数も、ざっと数えて180名位だったでしょうか。
 受験生たちは保護者同伴で、鶴ヶ島駅・川越駅・新狭山駅等からバスで一団となってやってきます。8時を過ぎると次々にバスが到着し始め、ほとんど受験生の流れが途絶えることがなくなります。

 8時過ぎ、授業中に示していた場所に一人目の塾生が現れ,その後、8時25分ごろにかけて、今日の受験生10人全員が到着しました。
 「緊張してる?」、「ううん、してないよ」、「じゃ、楽しみな気分だね、母さんとの帰りの待ち合わせ場所は決めた?」、「大丈夫」、「受験する教室の案内図はあるよね?」、「ここにもってる」、「じゃ、席に着いたらゆっくり呼吸してね、落ち着くから」、「教科毎、問題用紙が配られたら、とりあえず、全部を見渡してね」、「分かる問題に対してしっかり回答できれば、大丈夫だよ、わかる問題をしっかり手掛けようね」、「わかってる、ちゃんと解いてくるから」、「うんそうだね。きっとうまくいくよ、頑張りすぎないで」、…
 緊張している様子の子には、「緊張することは必要なことだよ。いい感じがする」、「でも6割得点でいいからね、全部を解きあげる必要はないよ」、「銅メダルでいいから」などと、話しかけます。
 どの子も明るい感じで教室に入って行きました。どんな結果でもいい、のびのびと取り組んで、確かな経験になってくれればいい、それぞれの結果を受けてまた話そう、と思いながら見送りました。
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