テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

「学習計画表」の再確認

2015-04-01 09:06:30 | 中学受験


 エデュコときわ台駅前校の改装が完了しました。本改装の目的は、自習室の改善と18年ぶりのパーティションをはじめとする設備の更新でした。今日、4月1日からの春期講習第2クールが、杮落としとなります。現在、午前9時5分、まもなく子どもたちがなだれ込んでくるころです。喜んでくれることをわくわくしながら望んでいます。保護者の方々も、ぜひお立ち寄りください。気分一新、みんな張り切ってまいりましょう(志木駅前校、要町駅前校の方々も、振替授業に来てください)。

 ところで、ほとんどの方々から「1週間学習計画表」をいただきました。ご協力に感謝申し上げます。ただ、この計画表と現状を照らし合わせた時、無理な計画になり、表面的な学習に陥りがちな方も少なくないようです。

 例えば、「予習シリーズ算数」の場合、かなり骨太といえる「例題」が示されたうえに、「授業問題」が加わるのですから、「例題・類題・基本問題」をクリアできれば、順調な学習状況と判断することもできます。ですから、「練習問題」まで終えることを必須の条件とする必要が全員に求められるわけではないともいえるでしょう。つまり、解法理解にかける時間を優先させることで、達成感にこだわる学習を優先させることが肝要に違いありません。

 「必死に考えたのだけど、基本問題の一つに時間をとられて、練習問題は終え切れなかった」と報告をする子がいますが、このような場合、私たちエデュコ講師も素直に受け入れます。「ごまかしのない学習ほど大切なものはないから、自信を持って堂々と、その学習スタイルを貫徹しよう」と激励するとともに、「では、その困難と感じた問題種の解法モデルも授業で確認しよう」と応えることにしています。

 逆に、「予習シリーズ算数」用のノートに本人の試行錯誤が感じられず、「解答・解説」とほぼ同様の式だけが記述されているような場合、「ノルマを果たしたと見せる学習」に陥っていることが懸念されます。

 「やること」ではなく「やってわかること」を目的として、「学習計画表」はその目的に適うものに修正していく必要があるでしょう。
2・3月の学習実態を確認し、仮に、子どもに対して逆効果となるような負荷がかかっていると思われる場合、「どこまで手がけられるか」を再検討いたしましょう。私たちからも積極的に提案させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
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