テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

6年生 9月以降の学習

2014-08-31 19:06:39 | 中学受験


 エデュコ6年生(22期生)の保護者会を、本日8月31日(日)に開催いたしました。ほぼ全員ともいえる91名のご参加をいただき、6年生の後期学習の要諦が確認できたといえます。

 本日の確認事項に補足を加えて、今一度大きな括りで9月以降の1週間の学習を要約すると次のようになります。
①学習の中心は、「受験校過去問」演習です。1回分の入試問題研究に2日を要します。
②平均的な通塾日数が、週4日となります。①の「過去問演習」とで6日となりますから、残りの1日が、授業復習等に充てられることになります。
③エデュコの授業は、前期までと異なり、予習を前提とするものではなくなります。授業に関わる家庭学習は、徹底的な復習主義となります。
④算数について言えば、授業ではプリントを用い、入試本番で確実に得点につなげたい解法モデルを再確認します。入試問題への適応力としてみると、確実に合格点を超えられるレベルの問題の演習と言えます。ですから、丁寧に復習してください。もちろん、授業中に、そのほとんどを理解できるようなレクチャーをエデュコスタッフは心がけます。
⑤国語について言えば、予習シリーズを使用しますが、優先順位が個別の「過去問演習」となりますから、国語も予習を必修とするものではありません。1週~2週を経て、「予習シリーズ」の「必修例題」・「基本問題」を手掛ける余裕がある場合、手がけることになるでしょう。
⑥理科・社会についても、予習がなくなります。授業での確認を経て、必要な部分を徹底復習していきましょう。

 9月1日から、「学習計画表」を配布いたします。とりあえず、暫定的な計画表のもと実践してみてください(保護者会資料参照)。1~2週経過時点での様子から、「1週間学習計画」をしっかり固定し、「1日1点アップ」の狙いで、着実に学習していきましょう。
 一人一人、固有の「1週間学習計画表」を作成していくことになりますが、お迷いの件等は、どんどんお申し付けください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5年生 失敗を恐れず「比を使った解法」にチャレンジしよう 

2014-08-24 17:53:52 | 中学受験


 いよいよエデュコ夏期講習も最終クールを残すのみとなりました。8月26日~8月30日の第6クールでは、3・4・5年生とも「算数・重要単元予習」が講習の中心クラスと言えます(要町駅前校では、8月20日~8月24日の第5クールで終了しました)。
 「予習シリーズ(下)」の例題学習と「重要単元予習」クラスの意義については、前号で述べたとおりですが、特に、5年生後期算数の重要性が高いことから、5年生に対して「常に、新しい解法スキル(比を使った解法)の習得を心がける」ことを呼びかけたいと思います。

 子どもたちにとって、「中学受験算数克服の分岐点」となる項目が「割合と比」、と言って過言ではないでしょう。専ら「絶対値」を扱ってきた算数に、相対的な関係をしめす「割合」が入ってくるなり、「算数が不安」になる子が少なくありません。
 例えば、「定価の30%引きとして420円で売られている魚の定価はいくらだった?」という問題の場合、多くの5年生が答えられないのが現実です(食卓で子どもたちに聞いてみてください)。特に、算数を計算スキルそのもののようにとらえ、反復練習で乗り越えていこうとする学習観にもとづいて学習する場合、行き詰るのは必然と言えるでしょう。
 大げさに言うと、算数も物語として捉え、原因(仮定)・理由(原理)・結果(解答)をしっかり認識しながら学習する習慣を心がける必要があります。エデュコがノート演習に強くこだわるのも、ノートを計算のためのものではなく、物語の理解(考え方)を反映させる道具として位置付けているからにほかなりません。

 5年生後半からは、分数や小数を道具とする「割合」から、さらに抽象的な「比」を使った解法スキルが求められるようになります。大人から見れば、「割合」同様、大変便利なものなのですが、子どもたちにしてみれば「絶対値」からかけ離れた「比」は、「割合」以上に、簡単には受容できないもののようです。
 とはいえ、逃げるわけにはいきません。「予習シリーズ5(下)」の学習内容を確認すると、総合回を除く全15回のうち、10回において比を用いて解答する回期になります。
 「比の表し方」から始まり、「連比」・「逆比」・「比例式」・「相似」・「辺の長さ比と面積比」・「速さと比」・「容積(体積)と比」など、徹底的に「比を使った解法」が求められることになります。

 大人・子どもを問わず、新しいスキルの習得からは、つい逃げたくなるものでしょう。「この方法でもできるから大丈夫」としてしまえば、進歩がありません。なかなかぴんと来ない「比」を使うことを嫌がり、分数や小数で処理する既有の技法に拘泥する子どもは、少なくありません。
 「比」の導入期においては、分数・小数で処理する「割合」と比較したときの、「比」のアドバンテージは大きく感じられないかもしれませが、「予習シリーズ5(下)」で頻繁に演習する「比」を使った解法の習得は、「入試問題の克服」に欠かせないものと認識されてくることでしょう。
 
 既有の解法スキルで解けるものであっても、失敗を恐れず、積極的に新たな解法スキルを習得する意識を持ちましょう。「比」の理解と「比を使った解法の習得」は、中学受験算数克服の必要条件といえます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5・4・3年生 エデュコ生8月後半の家庭学習 

2014-08-11 16:07:00 | 中学受験


 8月も中旬に入りました。エデュコ5・4・3年生の家庭学習は、「予習シリーズ(下)」等の例題学習へと移ります。上旬から手がけている方も見受けられましたが、この時期からは、ほぼ全員が手がけることとなります。

 例題予習の目的としては、9月以降の学習項目の下見として、あるいは、自ら考える学習姿勢の涵養として、などを挙げることができます。ですから、理解度を強く求める必要はないでしょう。本人なりに、「ここ、よくわからないな…」というような、課題意識を持ってもらえれば、十分ということになります。
 解法図などをじっくり書き出してください。その後、講習講座の「重要単元予習」で、理解の度合いは上がってくることでしょう。

 「重要単元予習」講座の目的は、自学自習では理解が難しいような、あるいは、事前に教室現場で用いる解法を示していたほうが効率的と思える解法モデルを案内することです。「今できている、いない」は問いませんので、日に焼けた嬉々とした顔の子供たちが通塾してくるのを待っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6・5・4・3年生 エデュコ生8月前半の家庭学習

2014-08-01 12:55:04 | 中学受験


 2014年8月1日

 エデュコの夏期講習も、「算数復習」を主とする第1クール・第2クールが終了します。6年生は「四科のまとめ算数」、5~3年生は「授業問題・テスト問題の「ドジ問整理」を手がけたはずです。
 6年生の場合、多くの会員が終了したノートを提出して来ました。本ブログ7月18日付けでご案内のとおり、解法の曖昧な問題があれば、必ず、第3クール中には質問をして解決してください。
 5年生~3年生の場合、復習として「授業ドジ問」「総合回テストドジ問」を手がけたはずです。終了した課題は講習出席の際に、提出してください(もちろん、9月第1週の提出でもかまいません)。

 さて、夏期講習第3クールから(8月3日から)は、6年生・5年生で「理科・社会」の復習学習が始まります。講習参加者の学習のスタイルはすべて復習方式になります。
 たとえば6年生の「理科」ならば、講習授業で「自然現象の理由付け」「計算原理の概念とその方法」などをじっくり確認した後、エデュコの提案する家庭学習(「四科のまとめ」・「予習シリーズ」)を手がけ、自分なりの理解を完成させてください。
 5年生の場合、「演習問題集」を講習第2クール中に手がけている方が多いのですが、釈然としない問題等は、講習受講後、再考してください。

 一部の6年生の方々は、「算数四科のまとめ」を終え、「理科四科のまとめ」を手がけ始めたようです。前倒しで計画を実行できることは、とてもいいことです。ただし、「長考を要すると感じられる問題」等は、講習授業終了後に手がけると、スムーズに解決できるでしょう。

 5年生~3年生の方々は、復習学習を終えると一段落つくことになります。もちろん、2学期の予習課題が残っていますが、夏休みの読書を積極的に、課題意識を持って行ってください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする