今回は、6年生の夏期講習利用について確認いたします。6年生は、すべての期間において復習学習となります。
エデュコに限らず、ほぼすべての学習塾では、一通りの中学受験学習の履修を終えており、再確認と強化の学習が開始されるといっていいでしょう。
違う言い方をすると、6年生の夏休み学習は、これまでの断片的な理解を体系的な理解に変えるもので、どの学習塾の予定を見ても、25日~35日間に及ぶスケジュールを組み、一気に、受験モードへ転換する意図が見て取れます。
エデュコ生も気分一新、しっかり自分の理解度を意識しながら(自分らしく)、実力の向上を図りましょう。
<6年生の夏期講習講座>
7月22日~8月1日の第1クール・第2クールでは、算数を分野別に復習します。自宅学習教材として「4科のまとめ・算数」が予定されており、講習講座も「4科のまとめ・算数」の編集に準拠して設定してあります。
この期間は算数の復習に徹して、基本的な解法モデルをしっかり理解してください。その狙いに沿って、特に講習を受講したほうがよいと思われる分野があれば、選択することになります。
ただし、すべて自宅学習で済ませようとしても、自己管理という点で難しいところも多く、夏休み学習のペースメーカーとして、いくつかの講座を受講する方も多くなります。
「4科のまとめ・算数」の学習は、夏休みを待つことなく開始し、講習出席時には理解しにくかった問題を、事前にお配りするシートに記入して申告してもらいますので、授業はその申告を集約して行うものです。
8月3日~8月19日の第3クール・第4クールでは、理科の再確認・強化期間となります。理科の講習講座も、算数と同様「4科のまとめ・理科」の編集に準拠して設定してありますので、分野別にしっかり時間をかけて理解することを狙いとしています。
例えば、「電気」では“電気抵抗”の概念から、「力」では“右回り・左回り、上向き・下向き“の原理から確認することにより、計算力のついてきた6年生が、改めて取り組むことで、格段の理解に至ることを狙いにするものです。
ほぼ全員の6年生会員の方に、お勧めしてあります。この夏、飛躍的に理解度を上げられる教科が理科と言えるでしょう。
ちなみに、8月14日~8月19日の期間には、エデュコの講習講座はありませんが、理科の仕上げに時間を費やされる人が多いようです。はかどりがよければ、次クールに予定する社会に取り組み始めてもいいでしょう。
8月20日~8月24日の第5クールは、社会の3分野を確認します。少し慌ただしくなるのは否めませんが、9月からの過去問演習に備えての基盤整備として位置づけています。社会は実践問題に接して理解が深まる教科ともいえ、大きな項目を整理できれば、夏休み学習の役割は果たされるといっていいでしょう。
8月26日~30日の第6クールは、国語の演習を予定しています。特に、物語文等で心情記述を多く出題する学校の受験生には[物語文]を、論説・説明文等で言葉の意味に敏感にこだわる出題をする学校の受験生には[論説文]の受講をお勧めしています。
但し、例年、少なくない人たちがキャンセルします。第5クールまでの計画が完成していな場合には、エデュコからもキャンセルをお勧めするからです。
6年生にとっての夏期講習の意義を優先する順で整理すれば、①理科の理解を深める、②社会の基本的知識の再確認、③算数の基本的解法モデルの再確認ということになり、この3項目を万全にすることをお勧めいたします。
追伸:「金星の太陽面通過」についていえば、つい先ほど太陽を確認できましたが、黒い点の確認は「出来たようなできないような…」ですね。アンパンマンだけが、[見えた!]とわめいています。
インターネットなどで確認してください。