テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて37年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

「夏期講習のお勧め表」の配布を開始しました

2022-05-09 20:35:00 | 中学受験


 GW休講も終了し、エデュコ生たちが教室に戻ってきました。何人かの子どもが、行楽の様子を嬉しそうに話しています(家族で楽しむ事柄程、嬉しいものはないですね)。授業が始まると、当たり前のように鉛筆を走らせています。健気な子どもに、こちらの心が洗われます。楽しく勉強していきましょう。

 さて、今週から「夏期講習のお勧め表」を配布いたします。一般的な塾の運営方法と異なり、わざわざ受講券をお買い求めいただく方法は煩雑でもありますが、「可能な限りのカスタマイズ」を念頭に、受講計画を立てていただきたいと思います(3・4年生は画一的ですが)。
 
 では、「お勧め表」の狙いを、学年ごとに確認しておきましょう。

<6年生>
 6年生へ向けたお勧めには、主に三つの視点があります。
 第一には、「志望校調査票」に基づく検討で、算数なら「場合の数」や「数の性質」が頻出する学校か否か、国語なら長い「物語文」を出題する学校か否か等に基づいて考察しています。単純に、得意・不得意で判断するのではなく、優先順位をつけて考えることとしましょう。
 第二には、志望校へ向けた対策とは次元を変えて、とにかく基盤的学力として整備をする必要があるか否かを念頭においています。GW期間学習として手掛けた『四科のまとめ:算数』の手ごたえはいかがだったでしょうか。仮に、『四科のまとめ』レベルの理解が不確実と思えるような場合、志望校の出題傾向とは関係なく整備しておく必要があるでしょう。
 そして第三には、テキストの自学自調と異なり、講習に参加して具体的なレクチャーを受けることのメリットが大きいと思える講座を念頭に置いたものです。例えば、計算力がついてきた今、一気に、理科の物理・化学分野を得意に変える狙いです。

<5年生>
 5年生に向けたお勧めには、主に二つの視点があります。
 第一には、『予習シリーズ』の「夏期必修単元」とされた分野の学習講座があることです。無論、絶対受講しなければならないものではないのですが、受講の有無に関わらず学習しなければなりません。ですから例えば、「算数:シリーズ必修単元」は例外なく◎としました。他の「シリーズ必修単元」もこれに準ずるものとして、可能な限りの受講をお勧めしています。
 第二には、前期の復習としての講座群があります。5年生前期の基礎学力の確認を重要視すれば、「算数:割合復習」「算数:規則性・和と差復習」をお勧めします。また、現時点で最難関校受験をイメージされている方には、「数の性質」をお勧めしました。理科・社会の復習講座は、学習計画で余裕があればお勧めするものです。

 尚、四谷大塚出版『夏期講習必修編』は、上記「シリーズ必修単元」を受講される場合、講習教材として教科ごとに配布いたしますから、購入の必要は生じません。「シリーズ必修単元」の受講を予定されない教科がある場合、別途、購入のご案内を申し上げます。

<4年生>
 4年生へ向けたお勧めにも、5年生と同様に二つの視点があります。
 第一には、『予習シリーズ』の「夏期必修単元」とされた分野の学習講座があることです。無論、絶対受講しなければならないものではないのですが、受講の有無に関わらず学習しなければなりません。ですから例えば、「算数:シリーズ必修単元」は例外なく◎としました。他の「シリーズ必修単元」もこれに準ずるものとして、可能な限りの受講をお勧めしています。
 第二には、前期の学習内容の「復習」と、後期の学習へ向けた「予習」講座があることです。中学受験学習は完全主義にとらわれず、興味関心を掻き立てるように次へ進むことをお勧めすることから、「算数:重要単元予習」には、例外なく◎をつけさせていただきました。ただし、前期学習の範囲を再確認して達成感を得ることを重要視させたい場合や、途中入会の方々へは、「算数:重要単元復習」にも◎をつけさせていただきました。

 尚、四谷大塚出版『夏期講習必修編』は、上記「シリーズ必修単元」を受講される場合、講習教材として教科ごとに配布いたしますから、購入の必要は生じません。「シリーズ必修単元」の受講を予定されない教科がある場合、別途、購入のご案内を申し上げます。

<3年生>
 ご案内の通り、3年生は「中学受験学習の体系」とは一線を画します。ですから、夏休み期間中の予定に照らして、受講のタイミングが合えば、受講されるといいでしょう。
 そのうえで、後期学習に向けた「算数:重要単元予習」を全員に対して◎を記入させていただきました。さらに、途中入会の方などに「算数:重要単元復習」もお勧めする次第です。

 以上、「夏期講習のお勧め表」について簡単に触れましたが、個々の達成度や通塾事情は様々です。受講のご判断がつきにくいような場合、担任講師とご相談ください。また、夏休みの行動計画があり、対面授業に参加できないような場合、「授業収録動画受信」という方法もありますので、ご検討ください。
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