テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

4・5・6年生 総合回テストを返却しました。賞賛と激励をお願いします。

2013-03-23 19:37:40 | 中学受験

 
 今日3月23日をもって、3月度のエデュコ通常授業が終了しました。5・6年生は「エデュコ・ウィークリー」終了後、第5回総合回テストの答案返却と「最優秀賞」「優秀賞」「努力賞」の個別表彰も行いました。4年生の答案と順位表は、メール便で送り出しましたので、お待ちください。

 新学年体制になって、初めてのテスト返却・表彰でしたが、特に、「努力賞」に該当した子どもの嬉しそうな笑顔が、印象に残りました。「最優秀賞」や「優秀賞」と違い、個別の努力度が反映されるのが「努力賞」といえます。表彰式を傍で見ながら、(手応え有ったね。嬉しいね。ちゃんと、お父さん・お母さんにも見せつけてよ)と、テレパシーを送ったつもりですが…、はて如何に。
 子どもが、それらの賞状を持ちかえった場合、きちんと賞賛してあげてください。また、該当者になっていない場合でも、次回のテストに向けた目標設定を話題にすることは、子どもの励みになることでしょう。
 念のために言えば、「あれができていない・これができていない」という様な責めに終始するのではなく、「次回は頑張ろうね」で結んで励ましてください。

(追伸)
 24・25・26日の休業日の後、27~31日・2日~6日においては、春期講習となります。春休み宿題・春期講習について、留意点を箇条的に確認すると、以下のようになりますので、御承知おきください。
1:春休み宿題
 復習項目は、3月中に終えることを目安としてください。また、復習項目を手掛けるノートは、通常授業ノートとは別にすることが好ましいでしょう。
 予習シリーズ算数例題の予習は最優先事項です。4月になりましたら、復習項目が完了していなくても手がけることをお勧めします。もちろん、「例題予習ノート」を用意して行ってください。

2:春期講習
 春期講習では、講習用のノートをそれぞれの受講講座について用意してください。例えば、算数重要単元予習コースの場合、ほぼノート1冊を使いきるのが通例です。

3:春期講習中の入室・退出時刻
 春期講習中は、午前9時30分から入室が可能です。退出時刻は午後7時45分となります。午後7時45分以降は、清掃・会議の時間となりますので、ご了承ください。


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子どもが納得できない指導は、見直されるべきです

2013-03-15 23:58:48 | 中学受験


 文部科学省は、平成25年3月13日付け「体罰の禁止及び児童生徒理解に基づく指導の徹底について(通知)」を各都道府県教育委員会教育長等宛てに通知しました。
 通知の概要を項目別に挙げれば、1:「体罰の禁止及び懲戒」について 2:「懲戒と体罰の区別」について 3:「正当防衛及び正当行為」について 4:「体罰の防止と組織的な指導体制」について 5:「部活動指導」についてとなっています。
 要は、体罰が、違法行為であるのみならず、児童生徒の心身に深刻な悪影響を与え、教員等及び学校への信頼を失墜させる行為であることを確認したうえで、粘り強く指導すること、やむを得ない対応の例、組織的な取り組みの強化、などを確認するものと理解できます。
 また、体罰問題のような責任の所在が不明確になりがちな問題に対して、中央政府が具体的な通知としてガイドラインを出し続けることは、児童生徒・保護者・学校教職員すべての関係する人々にとって、歓迎していいことのように思えます。

 ところで、「何が体罰にあたるか」という問に対して、個人的な拘りを述べさせていただけば、「指導される立場の児童生徒が、体罰と感じる場合、すべて体罰に当たる」と考えるようにしています。
 本来、どんな子どもでも、自分の指導者に対しては、強い信頼関係を求める「健気さ」を有しているに違いありません。その健気な子どもが納得できず、体罰と感じたのなら、おそらく体罰に違いないでしょう。言い換えると、指導される側の子どもが納得できない指導は、どんな方便を擁しても、指導とは呼べないのではないでしょうか(但し、学校においては、学校規律を維持するため、本人が納得しない身体的苦痛を伴わない懲戒が発生することは想像がつきます)。
 不謹慎な比喩になりますが、「体罰を行きすぎた指導」と言い訳することは、「ストーカー行為を行き過ぎた愛情」と表現することよりも、不愉快に感じます。

 さて、「エデュコでの実態はどうか」と問われれば、設立来これまでに、「一つのルール」を除けば、「授業中の起立姿勢や教室外への退出」を含む体罰はなかったと思えます。同様に、おそらく、ほとんどの進学塾では、そのようなことは行われていないはずです。
 その一番の理由は、公立学校と異なり、進学塾は同じ目的意識を有する子ども達で形成される、いわば、テーマコミュニティであり、はじめから子どもたちが意欲的であることでしょう。この点、塾講師は楽な授業運営をしていると自覚しなければなりません。ですから、子ども達の「健気さ」に一生懸命応えて当たり前といえます。

 ちなみに、先に「一つのルールを除けば」と申しましたが、そのルールは〔凸ピン問題〕です。最低限習得しておきたい事項を確認する問題を〔凸ピン問題〕と称し、もれなく一人ひとりのノートを巡視し、具体的にその達成度を賞賛したり、もう少しだと励ましたりすることを目的にしているものです。
 進学教室の集団指導に対する、保護者からの懸念として聞かれることは、「置いていかれる子どもが出やしないか」「我が子はお客さんになっているのではないか」というものです。一方、私たちにとっては、「思うようにならない子どもに対して、見放さない気持ちを伝え続ける、期待を伝え続ける」ということが使命となります。
 個別指導ではないですから、正解できなかった子だけのために、授業を止めて説明を始めるわけにはいきません。だからといって、「この次は頑張ってね」だけの言葉がけだけでは、子どもにとって「他人事としか思ってくれない指導者」に映るかもしれません。そこで、正解できなければ、「君ならできるはずだ。だから、この際は凸ピンだね」とすることにしたのが凸ピン問題です。

 ここで、正確に申し上げたいのですが、「子ども達は、どのような防御をしてもいい」ルールになっています。筆箱でおでこをガードしてもいいし、ノートで防御してもいいし、予めカチューシャをしてきてもいいルールです。更に、そのようなドタバタを嫌がる子や、やっぱりいやだという表情を見せる子には、そっと触れるだけに止めたりして、無理強いはしません。その狙いは、どのような子どもに対しても、決して見過ごすような態度を見せるのではなく、かまい続ける姿勢を具体的に示せればいいとするものです。
 
 その際、自信を持って子どもに対する「信頼」「期待」「愛情」の表現だといえるためには、なにより、処遇を受ける子どもがどう受け止めているかを常に考え、喜ばれる行い(凸ピン)でなければならないことはいうまでもありません。
 独善に陥ることがないよう、慎重な対応に努めてまいります。子どもが納得できない指導は、当然、見直されるべきです。個人面談・電話・メールでのすり合わせを頻繁に行っていきたいと思っております。

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新6・5・4年生 国語の家庭学習を確認します。

2013-03-04 19:28:34 | 中学受験


 新しい学年における「1週間学習計画表」の作成も多くの方々が終え、私たちエデュコの講師の元にも届けられています。
 特に、新5年生の方々にとっては、4年生の時と異なり、日ごとの項目立てを同じにしても、質・量の変化から、思うようにならない部分が発生してきているかもしれません。そのような場合、担任講師とも相談し、計画を修正することが必要でしょう。

 さて、今回は、国語の家庭学習を確認してみます。
1:予習…「漢字とことば」(6年生は「漢字の学習」)
 6・5・4年生すべての学年に共通する教材です。授業前に手掛けてください。
(1)部首・画数・筆順を確認し、教材の6ますには丁寧に書き込んでください。
(2)用例をしっかり読みこんで(読むだけでいいでしょう)、練習問題の文例をノートに箇条書きしてください。たとえば、「それは因果応報だ」と書くときには、「因果応報=行いに応じて報いが現れること」という意味を強く意識しながら書いてください。ただ、漢字の形を覚えるのではなく、表現するための語彙を習得していく目的です。国語力の基盤づくりということになります。
(3)(2)の文例書きは、複数回行う必要はないでしょう。文例は、それぞれの漢字につき5例もありますから、1回ずつ書くことで、繰り返し漢字の意味が確認されていることになります。
(4)各回における言語要素の学習(6年生教材にはありません)では、直接に書き込んで解答してください。但し、漢字の書き取りが多い時などは、漢字練習用のノートで答えてください。
(5)(4)の回答確認は必ず自分で行い、間違いは赤ペンで直しておきましょう。

2:予習…「予習シリーズ」
(1)4年生
①各回の学習の課題の説明を読んでください。重要な説明と感じる部分には、囲みを付けたりする習慣を持ちましょう。
②練習問題と言語要素の学習に対する解答は、解答用紙を切り取り、記入してください。特に、自由記述の回答においては、間違いを恐れず答えましょう。
③答えの確認は必ず自分で行い、赤ペンで直しますが、自由記述の回答においては、例外なく、自身の回答の横に解答例を真似て、的確な文を書く練習をしましょう。
(注)解答用紙は、問題ページに貼り付けてください。貼り付けの要領は、担当講師が提案します。

(2)5年生・6年生
①各回の学習の課題の説明を読んでください。重要な説明と感じる部分には、囲みを付けたりする習慣を持ちましょう。
②シリーズ基本クラスを受講の方は、言語要素の学習に対する解答を、解答用紙を切り取り、記入してください。あわせて、授業で手がける「基本問題」文を読み、語句調べ(意味を余白に書き込む)を終えておいてください。
 「基本問題」は、授業で読解解説が行われますが、各設問に対する解答は、授業後の復習として行います。
③シリーズ完成クラスを受講の方は、言語要素の学習に対する解答とともに、「基本問題」にもこたえ、問題文のページに貼り付けてください。答えの確認は必ず自分で行い、赤ペンで直しますが、自由記述の回答においては、例外なく、自身の回答の横に解答例を真似て、的確な文を書く練習をしましょう。
 
3:復習…「漢字テスト」「演習問題集」「予習シリーズ基本問題」「予習シリーズ発展問題」
(1)4年生
①授業で吟味した「演習問題」の解説を念頭に、設問にこたえてください。解答確認も授業解説・テキスト解説を参考にして、自身で行ってください。もちろん、自由記述の回答においては、例外なく、自身の回答の横に解答例を真似て、的確な文を書く練習をしましょう。
②「漢字テスト」の用紙には、間違いを正した漢字を書きこみ、該当する回期のページに貼り付けてください。

(2)5年生・6年生
①シリーズ基本クラスを受講の方は、授業で吟味した「基本問題」の解説を念頭に、設問にこたえてください。解答確認も授業解説・テキスト解説を参考にして、自身で行ってください。もちろん、自由記述の回答においては、例外なく、自身の回答の横に解答例を真似て、的確な文を書く練習をしましょう。
 シリーズ完成クラスを受講の方は、同様に、「発展問題」を手掛けてください。
②「漢字テスト」の用紙には、間違いを正した漢字を書きこみ、該当する回期のページに貼り付けてください。

 以上につきましては、授業前の家庭学習確認時において、子どもに直接の指摘を行っています。疑問点はどんどんご指摘ください。
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