今年も8月はじめの3日間で地域創造フェスティヴァルが池袋の東京芸術劇場で開かれた。
最初、音活アーチストOBのOB会館に対するプレゼンという形で始めた企画だけれど、どんどん拡がって地域創造の活動全体を紹介する、という企画になってきたものである。今年はダンスのプレゼンも行われたが、初めてと言うこともありダンスの方たちの意欲の高さは特筆ものだろう。
邦楽では昨年のアウトリーチの経験を活かし、2組を昨冬の学校アウトリーチを短くしたような形で紹介したが、その対照的なやり方は興味深かっただろう。写真は山野組の演奏と山田流奥山さんの七福神の説明。
全体に今回は人が多かったような気がする(もしかすると知っている人が多かったからかもしれないけれど)。講座やシンポジウムも総じて多くに人が聞きに来ていた。地域創造への心配も少しは入っているかも・・・。
内容的には2年かけてやってきた調査研究の成果を踏まえた講座の充実があったように思う。新しい可能性への視点が出てきたことによって、アウトリーチという活動に新しい光が当たるような感じがする。その分複雑になり、定義しにくくなった部分もあるけれど、ある意味明確になったこともあるように思う。ここ数年考えて居るなこととか、疑問や悩み事が多くの人と共通の方向性を持っていることが認識できただけでも大きな成果だろう。