児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

矢掛町の音活

2007年09月18日 | 徒然
9月13-16日に岡山県矢掛町での音楽活性化事業。
以前にも書いたが、矢掛は山陽道の旧い宿場であり本陣が残っている(酒屋のようで、奥の蔵では巨大な絞り機があった。蔵でのコンサートもそこで実施。
しかし、予想外の(と言うか不安が的中して)残暑厳しい時期に当たってしまったため、蔵でのコンサートはかなり過酷。風が全然動かない蔵なので、座っているだけでも汗がたれてくる環境。大熊さんの若さに救われたかも・・。
本陣の屋敷の中に控室が用意されていたが、ここは風情は最高、引き戸を開けると中庭で、風がすーっと入ってくる作り(な筈だが風がなかったのです)。電源もなく扇風機も回らない・・・。
でも、季節が良ければ蔵のコンサートの雰囲気は最高。アクティビティとしてはもったいないかも知れぬ。
大熊さんは周りを明るくする雰囲気がとても良く、学校などのアクティビティでの子どもの反応がきわめて良かったのはそのおかげだろうと思う。進行はメモると少し気になるところもあるのだけれど、実演はやはりムードづくりが上手くいけば大概の傷は無視できる程度になる。

アクティビティは小学校2校と寿大学と蔵のコサンート。コンサートの方は親子連れが非常に多く、ある意味ではアクティビティが成功しているとも言える。子ども達の天真爛漫な空気はコンサートではリラックスしすぎ?(緊張感のなさに通じる)。ある意味嬉しいのだけれど、やはりコンサートは遊びではないからなあ。

写真は蔵で竹林(安部圭子)を弾く大熊さん