拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

マシュマロみたいな公家女

2007-02-18 22:31:35 | テレビ
今週も『華麗なる一族』感想をダーッと書きます。思いつき&大急ぎでガンガン書いてるのでかなり荒っぽいですが。

●鉄平の父、大介がギバちゃん演じる大同銀行頭取と対峙するシーンで見せた「よぉっしゃあ!見つけたでぇ!この銀行喰ったる!喰ったるでぇぇ!」とでも言いたげな力強い眼光の迫力に圧倒されつつも笑いをこらえる。そんな大介と蜘蛛がカマキリを捕えるイメージ映像がシンクロ。銀行を守るという目的のために手段を選ばず、巧妙な計画を張り巡らす大介。対して一途に高炉建設のために突っ走る鉄平。あ、でも鉄平の「高炉を予定より早く完成させる計画」は激し過ぎてさすがにときめいたね(笑)。がんばれ鉄平!作業員の事何にも考えてくれてない無慈悲すぎる計画だけど!気合いで突っ走れ(でも最終的には…)!今までは脇目もふらず突っ走る鉄平に対して「ちょっと経営者としてどうなの?感情的になりすぎだよ…」と思ってたが、銀平の「信念と理想のない企業に人はついていかない」というセリフは、そんな熱すぎる鉄平が沢山の人々に慕われる理由をきっちりと説明しているようでなんか良かったな。

●鉄平の妹、二子の見合いの相手は総理の甥にして阪神特殊製鋼のライバル会社・帝国製鉄の社員だという。もちろん彼との縁談を計画したのは万俵家の執事にして大介の愛人・相子。さっすが相子様、帝国製鉄の社員が身内になれば鉄平の会社を必要以上に邪魔することも無くなるはずだもんねぇ。大川が亡くなった以上、次なる後ろ盾が…って阪神特殊製鋼を潰すつもりなんだっけ、大介は。てことは後ろ盾のためじゃないよな。いやぁ、勝負師だ…狂ってる。ある意味鉄平よりも熱いぞ。阪神特殊製鋼を潰す計画は相子にすら「え、マジ?」みたいな顔をさせてたしな。それにしても相子様が見合いを嫌がる二子に言った「あの煙突(阪神特殊製鋼の)から煙が見えなくなったらお寂しいでしょう?」は名言だな。名言メーカーだな、相子様は。極度のブラコン、そして特殊製鋼工員の四々彦と交際中の二子に物凄くダメージを与えるであろうお言葉。ていうか相子出番少なかったな。

●山田優の「この家は狂ってます!」がやーっと登場。なんでこのセリフが3話の次回予告に出てきたんだろう…。でも狂ってるよね。早く出なさいこんな家。

●六平さん…いい味出してたな。泣けるぜ。あの顔で怒鳴られたら失禁しちゃいそうな迫力があるけど。最後の作業員のオッサン大行進のシーンはベタ過ぎ&オッサンの数多すぎでちょっと笑っちゃったけど良いシーンだよ…ね?オッサンといえば西村雅彦演じる阪神特殊製鋼常務の必死な感じも良かったなぁ。あの人いっつも鉄平の横でテンパッてばっかりですが。

●「大介、公家の女の肌はマシュマロのようになめらかだな」とは鉄平な祖父である先代の敬介の弁。ちなみに公家の女=大介の妻。ありとあらゆる人々に、先代の敬介と鉄平はルックスや仕事の才能などがそっくりだと指摘されまくり(そして重要なのは、この二人だけが将軍に選ばれた男であるという事実!)。ということは大介は、鉄平とよく似た顔をした実父から例のセリフを言われたということになる。そりゃあ鉄平を可愛がれないハズだよ…。

●次回予告…ついに高炉爆発!?なんか凄そう!必見だ!っていうか無惨だ!あんな素敵な六平スマイルを見れたばかりなのに。二週連続将軍無しってどういうことだよ!やっぱ大企業の専務が鯉に相談なんてマズイのか?それとも「いかにもロボットっぽい」という視聴者の意見に突き動かされた?うーむ…。来週も将軍出る幕なさそうだしなぁ。

今週の名言
「あの煙突から煙が見えなくなったらお寂しいでしょう?」(高須相子)
「大介、公家の女の肌はマシュマロのようになめらかだな」(万俵敬介)