拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

N-1グランプリ/最右翼

2007-02-06 17:15:43 | テレビ
●昨日の「くりぃむナントカ」面白かったなー。M-1グランプリで勝てなかった芸人達が漫才以外の芸で対決する「N-1グランプリ」。「頭を叩いた時の音の大きさ」「メンバー紹介で芸人だけスルーされた時のリアクション」「相方がスベった時のフォロー」などなど、些細ながらもテレビの世界で生きていくには重要な芸を披露し、その完成度を競う。出演者はバナナマン、おぎやはぎ、次長課長、品川庄司、タカアンドトシ。審査員は過去に本家M-1を制したますだおかだ、ブラックマヨネーズ、チュートリアルが務めていた。
「相方がすべった時のフォロー」で必死に誘い笑いをし、無理矢理に場を笑わせようとする次長課長の河本や、「え、これウケないんですかぁ!?」とわざとらしく盛り上げようとするおぎやはぎのやはぎなども最高だったが、「M-1グランプリの審査員」に完璧になりきり、「いやぁ、全体的にまとまってましたねー、もう一本見たいですー」等とそれっぽいコメントを残すチュートリアルの徳井さんが一番面白かったかもしれない。徳井さんに対抗して必死に「40秒の使い方完璧」「おーもしろいですねぇ…」とシンスケや松ちゃんのモノマネを披露するブラマヨも良かったが。徳井さんは常に「手元の資料を見る」など、M-1審査員ぽい細かな仕草をしていたため最終的に審査員-1グランプリに選ばれてしまっていた。まぁ、遠い将来彼があの席に座ってる可能性も無くはないよね。審査員-1グランプリで徳井に負け、嫉妬したブラマヨは「沢山女泣かせた甲斐あったな」と毒づくのだった。ま、徳井は男前だから行きずりの女と寝まくってても全然おかしくないね。

●「BLACK BOX」という、LUNA SEAの写真集+インタビュー本を手に入れた。ファン(あ、違う「スレイヴ」か)必携アイテムなのだろうが、内容量の割にはブックオフで500円と安かったので、ファンとまではいかないけど買ってみた。5人のメンバーそれぞれの生い立ちや、初期LUNA SEAの活動歴を本人たちが詳細に語っていてかなり興味深い。ミスタードーナツ片手にルナシー加入を志願しに行ったRYUICHI猛者だな。音楽の授業、特にリコーダーが大嫌いで、「笛じゃ困っちまう」と演奏を拒否したベースのJもわけわかんなくて素敵だ。SUGIZOの鬱屈した青春時代は共感出来ないような出来るような複雑な感じ。
しかし、インタビューはおもろいけど写真集は絶句だ。嫌という程伝わってくる彼ら独自の濃厚な美意識にはある意味舌を巻くが…つ、ついて行けねー!赤い着物を身に纏い、女装を披露するSUGIZOは確かに綺麗だが怖いよ(笑)。まぁでも美しく女装するのは歌舞伎など日本の伝統芸能では当たり前、世界に誇れる立派な日本文化だからな。ということは、歌舞伎のように完璧に女装して美しくあろうとするヴィジュアル系というのは、日本の音楽界の中で「演歌」と並ぶ最右翼のジャンルなのかもしれない。近年、日本のヴィジュアル系バンドが海外でも人気を集め始めた理由がわかった気がする。ただアメリカやイギリスの先駆者の真似してロックやってるだけじゃアジア人が世界で勝てるわけないよねー。
ここの所ブックオフでまるで失われた時間を取り戻すかのようにLUNA SEA関連の物を買ってるなぁ。半年ぐらい前まではこんな状況、全く考えられなかったよ…。

●今日の一曲
「ROSIER」/LUNA SEA
LUNA SEAで一番好きだなー多分。問答無用のかっこよさ。PVも当時としては斬新だったんだろうなー。ってこの映像貼るの二回目だ…どんだけルナシー推してんだ自分(笑)。でもまぁ、私と同様にこのバンドに偏見持ってた人になんらかの感情が芽生えればいいなぁ…という意味を込めて貼っておこう。