拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

先生、夢について私からも一言

2006-02-19 10:53:10 | 日記
最近夢をよく見る。いや、夢というものは眠ってる人ならば誰だって見るもので、目を覚ましたときに自分の見た夢をきれいさっぱり忘れてしまえば「私、夢とか全然見ない人なんだけど」という具合になるものだとどこかで聞いた覚えがあるな。正確には、「見た夢をよく覚えている」だ。そんな自分が見る夢はとことん悪夢ばかり。ホラー映画のようなテンションの高い悪夢も見れば、日常生活でも起こりうる、他者にじわじわと追い詰められる悪夢も見る。どちらかというと後者の方が目覚めが悪い。「ああ、悪い冗談みたいなリアルな夢だった…夢でよかった…」と汗だくになるのだ。
目覚めた瞬間に、たった今まで見ていた夢を瞬間的に忘れてしまうのは、良い夢だろうが悪夢だろうが、なんだか損した心持ちになるので、夢を覚えていまくりの今の状況を楽しんではいるのだが、ここまで悪夢が続くと当然胃がもたれてくる。「夢は心の鏡」というし、最近自分は心でも病んでいるのか?等という錯覚に陥ったりもする。それを人に話すと、「起きてすぐ、夢の詳細を忘れてしまう前にノートに記録したら?」と言われた。たまった記録から何か見えてくるものがあるかも、とのこと。「リアル夢十夜」執筆の勧めである。他人に自分の見た夢を話すこと程相手を退屈させる話題は、あまり無いように思う。対して、個人的な夢十夜書いて自己処理するのは一種の定番だけど楽しそう。なので早速実践してみる。読み返してみて「これは人に話しても退屈させないストーリーだな」と思えるなら、このブログにも載せてみよう。書き出しは当然「こんな夢を見た」である。先生のまねっこ。気分だけでも味わいたいのだ。もしかしたら夢にまつわる今の自分の状況は先生好きに由来してんのかも。