都内の一等地、赤坂一丁目に建つ「AKASAKA K-Tower」の一階広場に植栽されている一本の「シャクナゲ」がゴージャスでやわらかい赤い花を咲かせていた。ツツジ科 / ツツジ属の常緑性の花木。19世紀中期にプラントハンターにより中国から西欧に齎され、その花の美しさと豪華さは驚嘆させ、数多くの交配が行われてきた花木で西洋では春を彩る花木として庭には不可欠の存在のようである。4月下旬~5月中旬が開花期、今年は桜も一週間早かったようにシャクナゲもはやく3月にお目に掛かった。「威厳」、「荘厳」という花言葉を持っているように変化に富んだ花色と大きく豪華な花房は他の植物を圧倒する美しさがある。(2003)



