千代田区九段下に明治2年に建立された「招魂社」が起源となる「靖国神社」は鎮座している。「大鳥居」を抜けた右側に全県の土で作成した「さくら陶板」がある「慰霊の庭」の前方向の一画に本数は少ないが「クリスマスローズ」のエリアがある。花姿はなんとも控えめ、しとやかで、小首をかしげ耳を澄ましているように、やがて来る春の足音を待つように冬の寒さに耐え咲く花である。既に満開となって一際美しい。「クリスマスローズ」には「シングルフラワー」、「セミダブル」、「ダブル」の3タイプの咲き方がある。花言葉はこの花らしい「追憶」、「私を忘れないで」、「私の不安を取り除いてください」、「慰め」、「スキャンダル」である。これらの花言葉から感じられるのは花の秘歴や心の奥底の苦悩を訴えるかのように俯いて花弁を密やかに開くこの花はここ靖国神社の御霊に捧げる様に咲いているように見える。(2103)




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