相模原市南区相模台(小田急線「小田急相模原」駅近く)の住宅街の一角に55年前に開催された東京オリンピック昭和39年(1964)創業の日本料理とお肉料理の老舗店「水車園」はある。当時の関東地方にはしゃぶしゃぶ専門店は「風林火山」(八王子)、「ざくろ」(東京)とここ「水車園」の3店舗だけであった。店舗は三角形の屋根をした建物、入口には深さ50mの井戸から汲み上げた井戸水で回転する仕組みの水車、その横には中庭という風情が感じられる。一階のテーブルも椅子も照明も高級感漂う落ち着いた雰囲気の中で席に座った。憩いのひと時を早速、我々は松花堂弁当(吸物・抹茶付)と蕎麦御膳(デザート付)をオーダー、伝統の味と心の通うおもてなしをにしばしじっくり味わい舌鼓を打った。また店内2階には室町時代から江戸時代の鎧兜や備前長船の刀剣、また古銃が多数展示されている。住宅街の隠れ家的高級しゃぶしゃぶ・懐石料理店でのつかの間の至福のランチであった。(1904)











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