多摩区登戸麻生区に「王禅寺」の末寺、真言宗豊山寺院「稲荷山光明院普門寺」はある。江戸期に幾度かの火災に遭い古記録を焼失しているが、寺伝では室町時代後期、源空(永禄9年寂)開山、河野三左衛門通良(元禄2年寂)が中興・開基とある。本尊は大日如来。向ヶ丘遊園駅北口より県道3号線脇にひときわ色鮮やかな八脚門形式の「仁王門」(2016完成)が構えられている。左右に吽形像 阿形像、仁王様、脇に中華獅子、小壁には色鮮やかな羅漢様、天井に龍が描かれている。門を守るように二体の白象が置かれている。仏典では普賢菩薩の乗物が白象で、牙は6本である。仏の理法・修行を象徴するもののようである。「仁王門」を抜けた境内正面に入母屋造り屋造り銅板葺の「本堂」がある。各所に龍の欄間彫刻、通り間に装飾彫刻、左右に唐獅子の木鼻彫刻、妻壁に龍の欄間彫刻、唐獅子の木鼻彫刻が施されしかも色鮮やかに彩色され美麗である。境内には「太子堂」、「客殿」、「十王堂」がある。ここはいつ参っても綺麗な寺院だと感じる。また当寺は「蓮寺」としても有名である。(2105)








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