相模原市南区新戸に何十面もの数多くの稲作の水田がある。昨年の稲刈り後、休耕中の田畑を肥沃にする目的で植えられているのが「レンゲソウ」(蓮華草)である。レンゲソウ(蓮華草)は中国原産、春にピンク色の花を咲かせる「マメ科」の越年草である。マメ科の植物は根に根粒菌を多く持つことから土中の窒素を根に蓄えて土壌を肥沃にする性質がある。レンゲソウ(蓮華草)もその力が高いため、休耕中の田畑に植えられている。花後はそのまま田畑に漉き込んで緑肥としても使用される。最近は化成肥料が使用されるようになり春に一面ピンクの絨毯のような「レンゲソウ」畑は見かけなくなったが、ここ新戸はどこの農家も植えているようである。近づいて見るとピンクの花がなんとも可憐である。養蜂家がレンゲソウ(蓮華草)からの蜜を集め作られる「レンゲ蜂蜜」は有名であるが「ミツバチ」には会えなかった。数百メートル先には相模川の左岸堤防では今年、「芝桜」がラストステージの花を咲かせている。 (2204)
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