相模原市緑区橋本にある臨済宗寺院「香福寺」の西門の横(塀外)の道路脇に「秋葉大権現の石碑」と「石祠」、「徳本念仏塔」が建寺れている。「秋葉権現」は秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神で「火伏せの神様」、「火防の霊験」として信仰されている。秋葉三尺坊大権現の三大誓願は「第一我を信ずれば、失火と延焼と一切の火難を逃す」、「第二我を信ずれば、病苦と災難と一切の苦患を救う」、「第三我を信ずれば、生業と心願と一切の満足を与う」とされる。約170年前に橋本で大火事があった時、橋本宿は大半を焼失したが、この石碑の前で風向きが変わり死者が一人も出なかったことから今でも崇敬されている。(1807)