★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

インディァン・キューカンバールート

2009-06-15 09:12:14 | 野の花 - 春から夏へ
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今回のインヴェントリーでの私の収穫の一つはこの花です。
天辺の三枚の葉の下に花を付けるのが普通なので、写真に撮りにくいことこの上なし、下からカメラを向けると青空が背景になるため影になってしまうのです。大袈裟に言えば何十枚か撮ったうちのこの二つだけが見られる写真になっていました。
偶々葉の上に出て咲いていたのが幸運だったとも言えます。
花柱がヤケに大きいことに気付きました。既に花柱を落とした青い実、まだ花柱を付けている青い実、そして花と一式揃っています。
花びらは六枚、小さいし、色も地味な黄緑色なので目立ちません。
下の写真のように葉は輪生で一層か二層、二層にならないと花は付けません。上の層の葉は三枚から五枚、下の層は五枚から九枚の輪生です。
先日の記事スッポンタケとインディアァンの胡瓜も参照してください。

英語名:Indian Cucumber-root
学名:Medeola virginiana
和名:インディァン・キューカンバールート(勝手命名、これしか思いつかないから)
エスペラント名:Kukumo de Indianoj (Laŭ Serena)

参考までに以前の記事に載せた写真も入れておきます。

蕾の頃

蕾の頃の若いインディァン・キューカンバールート

実
秋、黒く売れた実

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カナダスイカズラ

2009-06-14 07:03:01 | 野の花 - 春から夏へ
Lonicera Canadensis


赤い実が目立つのです。
地面を這うように枝を広げ、赤い実はその葉陰に隠れる隠れるようについてはいたのですが。
「ナンじゃ、これ?」
「スイカズラの一種じゃない?」
ということで、私にとっては始めてみる類のスイカズラでした。

英語名:Fly Honeysuckle
学名:Lonicera canadensis
和名:カナダスイカズラ(勝手命名)
エスペラント名:Kanada Lonicero (Laŭ Serena)

北米原産のスイカズラです。葉の縁を薄い蜘蛛の糸のような白い毛が縁取りしていますが、肉眼で見るのは困難です。拡大鏡でヤット見えました。
蕾から花、そして葉の縁の産毛などの写真はOntario Wildflowersで見られます。

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ヤナギトラノオ

2009-06-13 08:49:34 | 野の花 - 春から夏へ
Tufted Loosestrife


昨日のインヴェントリーは今回初めての場所で、家の事情で来られなかった人が多く、集まったのは六人だけ。でも収穫は大きかったです。
その一つがこの花。

英語名:Tufted Loosestrife
学名:Lysimachia thrysiflora
和名:ヤナギトラノオ
エスペラント名:Tufa salikario (Laŭ Serena)

和名を調べるためにあちこち奔走。。。学名を使ってナントカそれらしい名を見つけ、そこからまたあちこち走り回って、気が付いたことはどの人のページにも「北米原産」という言葉がなかったことでした。
皆さん、当然日本だけの花と考えて居られるようです。お一人、英語名を考慮に入れていた方が居ましたが、此処にも「英語名(多分)無し」となっていました。
私の写真では、花が余りはっきりしませんので(湿地も湿地、水の中、足場の悪い苔むす丸太の上からの撮影ですから冷や汗ものだったって言い訳です)もう少し上等の写真が入ったページを 紹介します。

似たような名前の花の古い記事ルーズストライフ - 二種も参考にして下さい。
そして花や実の写真のある Ontario Wildflowers のページも参考になればと追加しておきます。

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好 奇 心

2009-06-12 20:14:00 | 雑  記

<なんだ? あの動物達は?<もう少し近くによってみよう<黒い二本の棒で空を覗いているナ<な~ンだ、鳥なんか見てるのか。。<バカバカしい
牛たちの好奇心

牧場の牛たちは退屈していました。
はじめは遠くから見ているだけでしたが、少しづつ近付いてきました。
リーダーがソウ決めたのでしょう。みなゾロゾロやってきて私たちをじろじろ。
どの牛も綺麗な牛たちでした。
そしてモウとも何とも言いませんでした。
カルデン・アルヴァーのとある牧場で。。。

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ブルエッツ(Bluets)

2009-06-11 07:53:38 | 野の花 - 春から夏へ

Bluets


ひっそりと咲いていました。Field chickweed よりも小さくて、遠慮がちに咲いているような花です。
日本語の記事はついに、見つからず、、何れそのうちどなたかが教えてくださるかしら??期待しています。

英語名:Bluets (Quaker Ladies)
学名:Houstonia caerulea (Hedyotis caerulea)
和名:見つかりません
エスペラント名:Bluetoj (Laŭ Serena)

その後 H. C. Shinopy さんより以下の情報を戴きました。有り難うございました。

和名:トキワナズナ(常磐なずな)
学名:Houstonia caerulea
 別名:ヒナソウ(雛草)
 分布:北アメリカ
 花期:春


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セイヨウミミナグサ

2009-06-09 15:50:42 | 野の花 - 春から夏へ
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ハコベに似ているけど花はハコベの花より豪華、1.5センチ位あります。その日のうちにリックが調べてくれました。Field Chickweedです。「野のハコベ」ってことですね。ちょっと変な気がしなくもない。だってハコベって野に咲くものでしょう。
まァ、とやかく言わずに調べてくれたことに感謝します。

英語名:Field Chickweed、Starry Grasswort
学名:Cerastium arvense
和名:セイヨウミミナグサ
エスペラント名:Cerastio de kampo, Stelario de kampo(Laŭ Serena)

その小さな花が清楚で、一枚一枚の花びらはウサギさんのようで可愛いし、群生していたり、小潅木に絡むように延びていたり、他の花たちに紛れ込んでいたり、気ままな花のようでした。

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黄色の野菊

2009-06-08 21:35:50 | 野の花 - 春から夏へ
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アスターに似た黄色い花がありました。やはりアスターの一族です。Ragwortは日本名がサワギクですが、Balsamと前置詞があるのでサワギクと決め付けるわけに行きません。第一サワギクは沢菊で、沢縁りや川岸に咲くものらしいですし、この花もアルヴァーの植物、岩っぽいところに咲くからです。

英語名:Balsam Ragwort、Balsam Groundsel、Canadian Butterweed
学名:Senecio pauperculus
和名:なし???
エスペラント名:(Ne scia)
カルデン・アルヴァーは広大な地域で森あり沼あり、牧場ありです。
牧場の主たちもこの特殊な地域やそこに生息する小鳥や植物を保護することに強力しているのだそうで、バードワッチングをするにも個人所有地であることを忘れないで欲しいと、この春講演に来てくれたジーン・アイロンさんが言っていましたが立ち入り禁止の看板なども見えました。
上の写真はそのような牧場の一つ。遠くに見える黄色い花の群生はBalsam Ragwort、手前のはPrairie smokeです。

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平原のけむり

2009-06-07 19:07:53 | 野の花 - 春から夏へ
Prairie Smoke

英語名:Three-Flowered Avens, Old Man's Whiskers, Prairie Smoke
学名:Geum triflorum
和名:無し???
エスペラント名:Triflora Geumo、Fumo de prerio (Laŭ Serena)

三時間ほど前にカルデン・アルヴァーの小旅行から帰りました。
疲れているし、入浴もしたいのでこの写真だけ載せることにしました。
今回の旅の収穫は大きかったのですが、最も心に沁みた花です。
第一名前が良いでしょう?
この写真は今朝雨にぬれているの撮ったもので、新鮮です。
和名は今のところ見つかりませんが、英語名の意味は平原のけむり、おじいちゃんの髭等々。
蕾だけの小さなのを見つけてこれなんでしょう、と引っ張ったら抜けてきてしまったのを持ち帰り鉢に植えました。根付いてくれたら嬉しいのですが。そうしたら少しづつ増やしたいですね。

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白いスイカズラ

2009-06-05 22:04:03 | 野の花 - 春から夏へ
Japanese Honeysuckle


小学生の頃登校の途中でこの花を見つけましたが、名前を聞く相手もないままに勝手に「折鶴草」と名付けていました。草ではなく潅木であることなどどうでも良かったのです。花の形が白い折鶴に見えたのでした。

数年前当時隣町のセント・キャサリンズに住んでいた友人が
「うちの庭に面白い木があるのよ、白と黄色の花が同じ木に咲いているの」
と言うのでわざわざ見に行ったものでした。
調べて判ったのがスイカズラ

英語名:Japanese Honeysuckle
学名:Lonicera japonica
和名:スイカズラ
エスペラント名:Japana Lonicero

ハニーサックルも吸い葛も昔花の蜜を吸ったことから付けられた名前なのだそうですが、この小さな花からどれほどの密が吸えるものなのか。。。試みる気はないのですが。
古い記事も参照にして下さい。
白い花は時間が経つと黄色に変色し終わります。丁度白いトリリアムがピンクに変色してその命を終わるのに似ています。

先日の遠足で、この花を見てフト子供の頃が思い出されたのです。そうだ、あのオリヅルソウだ、と。

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アルヴァーの植物

2009-06-04 19:31:16 | 自 然

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Alvar に匹敵する日本語が見つからないのは、日本にはそのような地形がないのかどうか。。。
無いことはないでしょうね。ただ、取り立てて名付けるほど広いアルヴァーが無いのかもしれません。
石灰石の痩せ地で、岩の上には土壌がごく僅か、或いは全く無いような地形なのにそれなりに生える植物があるということに、つい胸をときめかせてしまうのです。
そこに生える植物は写真のような茫々伸びない草、弁慶草の類いで肉厚の葉は水分の貯蔵庫と一目でわかります。
今回は三種類見つけました。それぞれ名前はあるのでしょうがいまのところマンネングサとだけ。

英語名:Stonecrop
学名:Sedum
和名:セダム、万年草
エスペラント名:Sedo

これらの植物を見つけたのは先日ネーチャークラブの遠足で名も無いアルヴァーを訪ねた時です。
そして、来る土曜日の早朝からトロントの北方にあるカルデン・アルヴァーにバードワッチングに行く仲間に便乗することにしました。日曜日の夕方には帰宅する強行軍ですが、運転してくれる人がいる旅は楽です。
もちろん私も双眼鏡を持って小鳥の姿を追いかけますが、写真は全く期待していません。でも、何か花を見つけるかも。。。との期待を持って出掛けます。

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レッドキャンピオン

2009-06-01 13:59:38 | 野の花 - 春から夏へ
Courtesy of Alicia Rojas


乗せて行ってくれる人の家に着いたら、カメラを忘れてきたことに気が付きました。自分で行くのだったらそこから戻っても10分も無駄にしませんが、昨日の担当リーダーが彼女だったし、彼女としては他の人をそのために待たせたくは無いだろうと思い諦めて出かけたので、自分の撮影した写真は一枚もなし。
「この私がカメラを忘れたのよ!」
先達ても忘れたので、珍しい話ではないけれど、あの日は夕方でどっち道写真のチャンスは無に等しいのですからどうでも良いのです。
でも昨日はマーシースウッドとAlvarが予定でお弁当持参の一日なのです。
「私に言って、撮ってあげるから」
とのアリシァのお陰で、兎も角何枚かはものにしました。
アリシァはチリから留学している学生で間も無く卒業式、それが終わればチリに帰り観光業界で働くことになります。
森に入って間も無く目に付いた花がこれレッドキャンピオンです。

英語名:Red Campion
学名:Silene dioica
和名:レッドキャンピオン
エスペラント名:(Ne trovita)

和名がレッドキャンピオンってあまり能がないんですけどねぇ、しゃ~ないか。
雌雄別株なので一本だけでは種にならないという花です。沢山ありました。
花びらは縦長のハート型が五枚です。花の形はこちらのページで見てください。

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