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フォントヒルに向って走っていたら。。。ヤ、ヤ、ヤ、長い行列、前方を見れば橋が上がっている。こういう状況を知らない人には「Bridge is up!」なんて何のことか判らないのでは?と思ったことから写真も含め載せました。
一枚目の写真は橋には全く関係ないけど他の写真の色が寂しいので刺身のツマ位の心算で入れただけです。
その日はどんよりした日で二番目と三番目、四番目から最後までの三枚は九月下旬に運河の向こう岸から撮ったものです。
両岸のやぐらの中にある錘を下ろすことで橋がエレベーターのように昇っていきます。その下を船が通過する間両岸の陸の交通はタダタダじっと待っているだけ。
この運河はウエランド運河と呼ばれ、ナイアガラ瀑布を迂回して船が通る仕組みです。
日本語のウィキペディアの説明は非常に短いので詳しく知りたい方は英語の方を見て下さい。こちらには地図も載っています。
全長3700kmの世界一を誇る内陸航路、しかも重要な商業用航路である「セントローレンス航路」の一部であるウエランド運河は、先人が尤も頭を痛めた箇所でもあるでしょう。
下の図はセントローレンス航路の断面図です。マイルやフィートで表示されているので計算しなければなりませんが、大雑把に眺めても大凡の感覚はつかめるでしょう。
先見の明のあった一人の男(ウイリアム・ハミルトン・メリット/1793-1862)の夢が実現したのですが、最初の運河の閘門(こうもん)は39あり木材を使ったものでした。時代と共に船は大きくなりデザインも変わってより大きな運河が必要になってきます。現在の運河は四番目に掘りなおされたもので、閘門は8個あり、個々の閘門の大きさは長さ233.5m、 幅 24.4m、深さ7.6m です。
今までは一年のうち八か月しか船は通れないことになっていましたが暖冬で冬が短くなりかなり遅くまで巨大な船が通っています。
春一番にこの運河を通過する船の船長には記念のシルクハッとが贈られ、一寸したお祭り騒ぎもあります。
これだけ地球は小さくなったと言えるかもしれません。
コンピューター習っておいて良かったね、と話し合うこともありますが、憶えようともしない人の心理が理解できません。お陰さまでいろいろな事を「見聞き」出来るのですから。。
カナダ在住の方と、ネットでやり取りできて、日本でもカナダでも、同じ花が咲いていますよ、とやり取りできる不思議、(不思議なんていったら、笑われる時代なのだろうけれど・・・)やっぱり、私の心の中に、文明の進化に感服っていうところがあります。
今朝は霰が降り、少し積もりました。
いよいよ冬!
夏中太陽を堪能させたカニサボテンは目下家の中で満開、目を楽しませてくれています。
クリスマス・カクツスと英語では言いますが我が家のは何故かクリスマスに咲いたことがありません。
そちらは、紅葉は、そろそろ終わりでしょうか??
こちらは、やっと秋らしくなりました。
箱根の紅葉は、これからみたいです。
そこへこのアイデアを持ち出し政府に働きかけたのにあまり真剣には受け入れられなかったと言う時期を経て運河は生まれましたが、陸の交通も疎かに出来ない時代となればこうでもしなければ両立しません。
昨日は橋は上がっていませんでしたが警官が数人橋の両側で通せんぼ、何が有ったのか知りませんが2-3時間は掛かると言われトンネルの方を廻って、フォントヒルで集合、出発のアウティングに辛うじて間に合いました。
だから、道路対道路だったら信号で済むところを、方や河川だから、こうなるわけですね。
なかったときの不便、できた時の人々の感激、そんなことも思い合わせて眺めると、貴重な財産、博物館で説明もしたくなる代物なのですね。
列車の通る鉄橋は横に動き、運河を大きく跨ぐ橋(スカイウェー)の下は勝鬨橋の形式なので、選り取りみどりですが、船の通過時間は不規則なので、通過時間を知りたければ「セントローレンス・シーウェー・オーソリティ」と言うところに電話し、その日の時間表を聞くことが出来ます。
頻繁に船が通る日もあるし、何本も通らない日もありますから、よほどの暇人でないと。。
時間のあるツアーをしていた頃は時間を調べその時間に合わせて予定を立てたりしたものです。船の閘門での動きを見物する展望台に行くのです。そこには運河の歴史博物館もあります。
これを見物したくてこの時間帯に来るドライバーもいるかもしれませんね。
そうそう、上へは上がらないけど、横に動く橋なら、丹後半島の天橋立にもあります。天橋立に繋がる赤い可動橋です。
観光船が通るとぐるーっと橋が廻るんです。通行人や車は橋の手前の遮断機の前で待ちます。
この可動橋が動くのを一度見たことがありますが、あれはラッキーでした。
そうそう、東京の「かちどき橋」も可動式じゃなかったですか?
もう可動しなくなってどれくらい経っているのか知りませんが、一度見たかったですね。
日本語のウィキペディアを見に行って、閘門を発見。
淀川の毛馬の閘門の写真もありました。
水のレタスに埋もれた写真でしたけど。
でもしょっちゅう見る機会の無い人は、橋の上がった状態を観察するのもアトラクションですから、「いいところへさしかかった」と喜びますよ。
日本人だって、こうしなければならない場所があって待たなければならないとなれば腹を決めて見物するでしょう。気の短い人は橋で待たされるかもしれない(待たなくてもいいかもしれないけど)take chance はやめてトンネルを使うでしょう。
トンネルの他少し遠くなるけど運河を大きくまたぐ橋もあります。これなら船を下に見て運河を横切れます。
それにしても、大がかりな装置ですね。オモリの大きさから想像して橋の重さが想像できます。
砂糖カエデの美しさは格別です。
1時帰国していた息子に携帯電話を貸したら懐かしい故郷のちょっぴり紅葉した景色を入れてきてくれました。懐かしかったです。