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英語ではこの風変わりな葉の状態から「Interrupted fern 中断された羊歯」と呼ばれています。中断している茶色の部分に繁殖力があるのです。まだ若すぎてこの状態になる前には直ぐには見分けがし難く、丹念に葉(三枚目の写真)を調べなければなりません。「まだ中断されていない中断された羊歯」などと冗談が出てくるのもこの時期です。
生きている化石と言われ、2億年昔から生き延びてきた羊歯です。それだけでも何となく敬意を払ってしまいます。
特別珍しいわけではなく、北米東部、アジア一帯に広がっている羊歯で、日本ではオニゼンマイとして知られています。ゼンマイに似ているけれど大きいので鬼の文字がついたようです。あちこちのブログを見ると、食べられない、食べられると意見はマチマチ。
若いうちなら食べられるけれど、苦味があるので要注意と権威あるカナダの植物のページに書いてありましたから、ゼンマイと同じ要領で灰汁抜きをすればいいのでしょう。
英語名:Interrupted Fern
学名:Osmunda claytoniana
和名:オニゼンマイ
エスペラント名:Interrompita filiko (Laŭ Serena)
合格オメデトウ!
私は、夏ともなると3日をかけて、草刈り機で羊歯であろうが、フキであろうが、オダマキであろうが、片っ端から刈り取ってしまいます。綺麗サッパリ広々と。ところが、来春となるとまたまたはえてくるのです。
お向かいのおじさんがそれで、私が抜いているのを見て、時間が掛かりすぎる機械で刈ってあげるから放っときなさい、と言います。
彼に踏み荒らされてしまった青ジソも数本草を抜きながら見つけましたし、完全に消されたと思ったドクダミも5本ばかり発見救助しました。
ところでアプローチとはどのヘンのことを言うのでしょうか。アプローチは英語ですが、こちらでは聴いた事の無い使い方です。