★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

花の名はベツレヘムの星

2008-05-23 19:24:47 | 野の花 - 春から夏へ
Ornitogalo

今日は今年最初のインヴェントリーの日。風は冷ややかながら太陽は燦々と。。。
でも、森に入ってしまえば、街の中なのにこんな所が、と思えるほど生い茂り古木には天辺まで蔦が絡みつき、幻想的なのです。そんな木立の中を飛び交う小鳥たち。
イースターン・ブルーバードだ、ホラあっちへ言った、今度はこっちへ来た、とみんなの目が追いかけるのに私はその動きの影しか見えず残念でした。スカーレット・タネジャーが現れたときは枝に少しの間だけれど留まってくれたので双眼鏡のお陰で綺麗に見え写真には遠すぎたとは言え満足。
トリリアムの群生は殆どがピンクに変色季節の終りを告げ、メイアップルが咲きだし、夏の予告です。
今日の花は、その名をベツレヘムの星、キリスト誕生の地へ賢者達を導いた星です。
この花は花びらの裏が緑色なのですが、左、下から二番目の花を見てください。親指と小指をくっつけた様な形をしているのはまだ完全に開いていないからで、お陰で花びらの裏も見えます。撮った時は全く気付かず、且つそのような事情も知らなかったので偶然が微笑んでくれたのでしょう。
この花と右下の花との間に白く「人」の文字が二つ、これは蕾です。
ファイヤーメンズ公園のピクニックテーブルの足もとに草刈のたびごと何度も頭を刈られたらしく地面からやっと顔を出す感じで咲いていました。右上の方にその刈られた傷跡が見えます。
原産は南ヨーロッパその逞しさはこの写真でも判るとおり、一寸やそっとでは枯れないしぶとい花のようです。
それでいて、何故か爽やかな、せせらぎをを連想させる清楚さに足を止めずにはいられ無い花でした。
植物全体に毒があり、薬草として用いられた時期もあったようですから、開拓者達が薬の心算で持って来たのかもしれません。

学名:Ornithogalum umbellatum
英語名:Star-of-Bethlehem, Grass Lily
和名:おおあまな(大甘菜)
エスペラント名:Ornitogalo


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5 コメント

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オオアマナ (あまもり)
2008-05-24 18:54:37
白くて清楚なこの花は花好きのブログ人に愛されているらしくよくあちらこちらで見せてもらっています。
テーブルの下に咲いていたこの花は刈られても刈られても咲くのですか。以外に逞しいのにびっくりです。
淀川で言えばコマツヨイグサですね。
あの花も刈られても刈られても秋口まで咲き続けます。
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一度植えたら。。 (serena<あまもりさんへ>)
2008-05-24 20:14:17
覚悟しろ!
とまでは言って無かったけれど、モノの本に書いてありましたよ、そう感嘆には削除できないと。
こういう逞しい花は多いですね。刈られても刈られても挑んでくる花。芝生に埋もれるように咲いていたおオオイヌノフグリを見つけた時も同じ思いでした。
でも、こういう可憐な花なら、庭に生い茂られても不平は無いです。
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serenaさん、こんばんは (polo181)
2008-05-24 22:44:10
ベツレヘムの星とは随分と良い名前を付けてもらっています。純白でたしかに星のような形をしている。
刈られても刈られても花を咲かせる強い植物。日本ではカキドオシでしょうか。ルリツグミはとても綺麗なトリですね。私は目下のところ、このるり色のオオルリを探しています。八ヶ岳まで行くかもしれません。
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Unknown (glimi)
2008-05-24 23:37:40
名前がいいですね。良く見ると花弁が6個。だからベツレヘムの星なのだと納得。
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カキドオシは。。 (serena<poloさんへ>)
2008-05-25 08:04:10
カナダにもありますよ。
あの臭いが大嫌いと言う人もいます。
カナダの人たちはカキドオシよりタンポポを眼の敵にしますが、これも刈られても刈られてもの方ですね。
少なくともカキドオシは背丈が伸びないから、草ぼうぼうって感じがしないところが良いです。
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