滝谷川渓谷の橋梁渡る列車です

同じ撮影場所でご一緒した大阪からお出での撮り鉄さんです。気持ちのいい方でいろんなお話などを楽しみました

もう一人三重からお出でになった方もいらっしゃってセミプロの方なんでしょうか私たち二人には無関心で無言、がっちりした三脚に大型のカメラをセットして露出計で光を測定しながら撮影準備をなさっていました。どうやらデジタルでなくってカラーフイルムをつかっての撮影かと思いました。
ここは全国の撮り鉄さんの間で有名な場所なんでしょうね、JR只見線のSLの運行のときや新緑や紅葉の季節などにはたくさんの撮り鉄さんがお出でになって賑わいます。お出でになった撮り鉄さんたちにお話をお聞きすると皆さん地元の私らよりはるかにJR只見線のことを詳しく知っていらしゃるみたいです。JR只見線はSL時代の昔から有名なんですね。
只見線でSLの運行のある日などにはJR只見線に沿う国道252線の駐車場や道脇の空き地は撮り鉄さんたちの車であふれます。私も奥会津只見は古里でもありますので数年撮り鉄さんのまねごとしながら只見線沿線の様子などの撮影を楽しんでいるんです。
でも運転免許証を返上して2年、当然車はありません。それに91歳にもなると体力も気力も衰えてもうJR只見線を訪れて撮り鉄さんの真似事などはできなくなりました。只見線沿線は懐かしい思い出の地になってしまいました。そんなことで思いたちJR只見線の只見川橋梁を渡る列車の写真など繰りながら思い出を懐かしんでみょうかと考えたのです。
私はJR只見線の沿道を訪れるときは車もつかいましたけど、JRの列車を使うのが多かったんです。費用が格段に安かったことと、気分が変わって小旅行気分になれたからなんです。
会津坂下駅6時43分発の列車です。一番利用した馴染みの列車です。

雪の会津野を走って奥会津に向かう列車です。

そして奥会津入り口の塔寺の駅です

塔寺は心清水八幡宮や立木観音堂や気多神社などがあってかつては賑わった駅なんですけど今は静かな無人の駅になってしまって乗りおりする人はほとんどありません。只見線の駅は宮下駅を除いて川口の駅まですべてこんな静かな無人の駅なんです。
トンネルの多い山際の線路を走る列車です

最初の橋梁がかかる滝谷川(たきやがわ)渓谷の橋梁を渡る列車です

この橋梁のある中野集落には撮影場所が二か所あるんです。トップの新綠の写真は集落のはずれ県道32号線の郷戸スノーシェットの入口で撮りました。この写真は林道を車で少し登った(徒歩20分くらい)杉の林の中の撮影場所で撮りました。紅葉の美しい季節でしたので狭い撮影場所に10人前後の撮り鉄さんが集まり三脚を立てる場所に困りました。私はそれを見越して1時間ほど前に三脚を立てて場所を確保しておきましたから大丈夫でした。撮影場所は林道の右だわを注意しながら登っていくと今は耕してない小さな畑があって撮り鉄さんたちがあるってつけた細い道が杉の林に向かってついていますのですぐに分かります。
次の撮影場所は只見川第一橋梁です


撮影場所は三島町で第一橋梁を見はらすことの出来る山の中腹に下から順に4ヶ所ほどビューテイーポイントとして設営されております。場所は国道252号線三島町入口の道の駅「尾瀬街道三島宿」近くのトンネルの左側がビューポイントの登り口です。ビューポイントはいつ行っても大勢の人で賑わっています。
第一橋梁は只見川べりから見上げるように撮れる場所があります

かつて国道252号線が沼田街道とよばれていた頃三島町檜原には今は廃道になって危険で通れなくなっている河井新道という旧道があります。その旧道を檜原集落から1kmほど入っていくと旧道は崩落していて通れなくなります。そのちょっと手前にちょっとした草地があります。その右側(川がわ)を注意してみると崖下に降りる細い道があります。30mほど下ると只見川岸に着きます。そこが撮影場所です。私は行きませんでしたけど集落の人に聞くと第一橋梁を只見川上流から見上げて撮れる場所がもうひとつあるとのことでした。
これは只見川第二橋梁です

JR西方駅から三島町宮下へ向かう橋梁です。車では宮下から只見川の宮下大橋を渡ると行くことが出来ます。
これは只見川第三橋梁です

宮下の外れから国道252号線の高清水大橋を渡って対岸のスノーシェットを登っての終わり頃に撮影場所があります。スノーシェットの終わり頃左側を注意して見るとスノーシェットの外に車が2-3台おける空き地があります。そこに車を止めて只見川を見おろしながらいい撮影場所を探すと見つかります。この撮影場所のほかに第三橋梁を撮るのに最適な場所があるらしいんですけど私には分からないまま終わってしまいました。
これは第四橋梁です

国道252号線の早戸温泉の先、JR水沼駅から只見川の大橋を渡った水沼集落の入り口から只見川に沿って約1kmほど上流に行った場所で撮りました。この橋梁のこちら側への出口の国道沿いには車を3-4台駐車できる空き地があっります。そこからですと橋梁を渡って来る列車を正面から撮ることができます。
これで会津坂下駅から現在の列車の終点の駅川口までの間の只見川に架かる橋梁は全部です。外部からお出でになられる撮り鉄さんたちは他の撮影ポイントを含めてもっと精しくご存じなんですけど、地元の私はなんにも知りませんでした、教えてくれる人もいません、全部地図で調べ、歩るって知った懐かしい場所です。私は撮り鉄が中心の趣味ではありません。ですからJRだけでなくこの地域での風物伝承催しなどの懐かしい思い出がいっぱいありますすけど先に述べましたように車がないことと老体になって体力や気力の衰えで懐かしい場所を訪れることが出来なくなった寂しさ虚しさに正直さいなまれるのを避けることができません。そのために老化の進行が早まるような気もするんです。
でも心密かに脚力を中心に体力気力を鍛えJRを利用して日帰りの懐かしい場所の訪問探訪をやってやろうかなどとも思っている私なんです。