昨日はすばらしい晴天、思い立って郷戸の駅を訪ねました。

初めて訪れた駅でしたけど、人家も人の姿もない小さな森の中の無人の駅でした。

降り立つと1分ほど列車は停車して警笛をならして深い森の中に消えてゆきました。

ふと気づくと、こんな山の中の静かな駅に降りたのは私1人だけではありませんでした。この駅の近くにゆかりのある方なんでしょうか、中学生らしい男の人とお母さんらしい女の方が降りていらっしゃったんです。なんか親しみみたいなものを感じて嬉しかったです。

まだ雪の消え残る駅の全景です。深い森の中の小さい駅なんですね。

雪の消え残る駅の近くは春がいっぱいでした。鮮やかな緑のフキノトウです。

それに嬉しっかったことに小さな一輪のキクザキイチゲらしい可憐な花が咲いていたのを見つけました。キクザキイチゲは私の大好きな春の花のひとつなんです。

郷戸駅には8時53分に着いたんですけど、9時30分に上りの列車が通るんです。待って待っていたんですけど定時より5分ほど遅れて郷戸駅を発車して柳津に向かう列車がやって来ました、山の線路を走るローカル列車はきれいでした。嬉しかったです。

昨日はこの小さな駅からあちこち3時間近い散策を楽しみました。驚いたり、懐かしんだり、ちょっとばかり悲しかったり、久方ぶりの山の道が嬉しかったり、ようやっと駅に帰った私の足は棒のようになっていました。
昼食・スポーツドリンク・牛乳パック・中望遠交換レンズ・重い一眼デジとミラーレスの2台のカメラ、それに野暮ったくって重い靴、重いカバンが肩にに食い込んでいました。
でも、小さな駅舎の中で独り食べる昼食はすばらしく美味しかったんです。爺いの楽しい元気な遠足でした。