思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

シルクラインの再生(その1)

2014-04-20 20:25:11 | シルクライン/Silk Lines
Phoenixのシルクラインが昨年の猛暑でコーティングが溶けてしまいベタベタになったところはフランスのシルクラインの紹介で触れさせて頂きました。
新しいものを買うのも出来ますが、前々から関心のあったシルクラインの再生に今回取り組んでみる事にしました。

これがベタベタになってしまったPhoenix DT6ライン。冷蔵庫に入れたのでちょっと固くなっております。

近所の薬局から重曹(Sodium Bicarbonate)を買ってきます。



バケツにぬるま湯をたっぷり入れそこに重曹を加えます。量は本当に目分量。

そこにベタベタのシルクラインをつけ込みます。

つけ込んで最初の数分はこんな感じです。

だんだん水の色が濃くなってきて、



30分後にはオレンジ色の水になります。

そうしたら、シルクラインを指でしごいて残ったコーティングをはがし、冷水に入れて行きます。重曹だけで油分や汚れはすっかり落ちたようで、指には殆どコーティングを感じる事はありませんでした。

残ったオレンジ色の水。シルクラインに含浸させた油分やコーティングが重曹の作用で溶け出した水です。



すっかりコーティングが剥げた純粋シルクのライン。もともとシルクラインはハルフォードの時代、亜麻仁油を入れた真空容器にシルクラインを入れ、1日容器を暖めて油を含浸させ、それを取り出し乾かしたらまた同じ事を計3回行って作られていた筈。真空容器というのが次のハードルですが、亜麻仁油(リンシードオイル)もありますし、5月の連休中にトライするつもりです。

現在、イスタンブールの空港でボーディングギリギリの中、本稿を書いており、乱文ご容赦の程を。
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