思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

(英国の古いハックル)Cream Cock & Ginger Cock

2013-10-20 16:30:06 | ハックル/Hackles
昨日は養沢に行って参りました。雨は朝降った後は殆どありませんでしたが、先週の台風のせいで水量が多くまた一日曇った天気で鱒に飛んでいるドライフライを煌めきで印象づける事も難しく、ドライフライでは結局4匹しか釣る事が出来ず、不本意ながらニンフを多用してしまいました。ただし、大増水した養沢上の大石の流れ込みの巻き返しに溜まる非常にアプローチし難い鱒を急な流れを間に挟みながら、本来なら得意なウェットフライで仕留める事が出来、その点得る事のある釣りになりました。
今日は朝から雨。何も出来ないので、ハックルをまた見てみる事にしました。
Cream Cockです。



紙の小箱にギッシリ詰まったハックル。小箱の蓋にはCream Cock Thos Waddinton Hebden 1943と手書きで記載されております。Thos Waddintonはハックルの供給元、そこから1943年に購入したものと思われます。


クリームとあるので全部同じ多少黄色のヒントのある白色のハックルかと思うとさに非ず。


リストは当然クリームですがファイバーは透明度が高まり、また金色かかっています。


明るい光の下ではその存在感を主張し、


暗いところでは存在感を消す透明なハックルになります。


来シーズンはこれでPale Watery等の毛針を結んでみましょう。


Ginger Cockという小箱もありました。
これもThos Waddintonから購入したもののようですが、購入年は書いてありません。

ジンジャーというと、黄色っぽいイメージがありますが、これは明るいRed(茶色)という色調のハックル。




リストを離れファイバーに移ると透明になり、ファイバーの先端にはまた色が入ります。




そこに光を当てると透明に見える部分が煌めき、中々良い感じです。

もう釣りシーズンも終わり。これからは来シーズンを心待ちにしながら釣りの周辺物を彷徨うストーブリーグが始まります。
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