休日の月曜日、柏の自動車教習所で2018年モデルの試乗会を開催して、書類の関係でまだナンバーは取得できないが、自動車学校の定休日を利用しての閉ざされてコースで、教官の先導走行だから安心して新しいマシンを初心者にも乗ってもらえる。
何より、興味深いのは30年ぶりの新設計ソフティールフレームとパワフルなミルウォーキーエイトの組み合わせだ。
まず、ユーロ4の基準に合致したファットボーイに乗ったが、そのエグゾーストサウンドが力強い、どうしても爆音に拘らなければ十分な音量だ。
スタートすると経験したことのないフラットなトルク、流石に1,800CCを超える最新設計のハーレーの威信をかけたVツインエンジンだ。
17キロも軽量化された車重の影響でーナーの寝かしこみが楽しい。これまでと異なり、かなり寝かしてもステップボードは路面に接地しない。
ソフティール用にバランサーを増やしたにも係わらず、ハーレーファンが待ち望んでいたあのパルス感を上手に取り入れた造り込みには本社の開発陣の試行錯誤が伺える。
特に114キュービックインチのレスポンスは豪快で、路面に極太のリヤタイヤを押し付けて加速する。
今のハーレーは鼓動感が物足りないから旧車がいいなんて考えは、そろそろ卒業しないといけないのかもしれない。
ある意味、スタイリング変更の少なかった新型エンジンのツーリーングモデルよりも、115年の歴史のなかで最も大きな改革を遂げたのが2108年のソフティールに違いない。