ハーレー製のパワーユニットを搭載したビューエルが日本に正規輸入されて、早くも10年の年月が流れた。
初期のS1ライトニングには、独特なジオメトリーでクイックなハンドリングを与えたのは良かったが、高速での直進性がかなり悪かった。
今日は、久しぶりにXB12Scgの試乗車を借り出してみた。長い熟成の時間を経て、現行のXBシリーズはクイックな動きはそのままに、徹底的なマスの集中化を図り、軽いがコントロールしやすく、外乱に影響されないコーナリングマシンに仕上がってくれたようだ。大きなパーツをエンジンから近い位置に集める手法として、ガソリンタンクを兼ねたアルミフレーム、スイングアームまでがドライサンプのオイルタンクを兼ねる徹底ぶりだ。初期型から受け継がれた特徴的なサイレンサーは、最も低いフレームの下に収めらている。
この考え方は、殆どの四輪のレーシングカーが運転席の後ろにエンジンを搭載するミッドシップを採用して、車体中心に重心を集めてコーナリングやS字の切り返し時、車体中心から離れたパーツの慣性ヨーが残らないので、より軽い入力で右に左に向きを変えられる。
ここ数年、純正アクセサリーやライデイングギアの充実は著しい。このバンソン製のレザージャケットはゴールドのロゴが見事なデザインで、この価格に見合った仕上がりだ。
メーカー希望小売価格: ¥142,000 (本体価格:¥135,239 消費税¥6,761) | |
プロダクトナンバー: No.LVS-32002 |