絵はがきの中の「いわき」の本で、
手元に置きたい1冊です。
「いわき未来づくり」発行で、
著者はいわき総合図書館長 小宅幸一先生です。
昨日、ラトブで、平成21年度 未来づくりセミナーとして、
「絵はがき、映像にみる「いわき」」として
1)いわき総合図書館長 小宅幸一先生のお話
2)「映像で綴る平・1956」・・・DVD上映
に参加しました。
先日まで、総合図書館で、
絵はがきの中の「いわき」として開催されていまして、
いのしし君も見ました。
上記のように本(1,000円)も出ていわき市民として
ぜひ手元に置いて見ていただきたい
小宅先生の力作だと思います。
映像見る為のお話として、小宅先生が
いわきの近代の動きを絵はがきを通してして1時間くらい話されました。
1)時代の中の絵はがき
①萌芽期・・・明治33年(1900年 )10月ごろから絵はがきが発売
②日露戦争(明治27~28年…1904~5年)に
写真を織り込んだ絵はがきが出征兵士に支給されて爆発した。
↓
絵はがきというジャンルとして竹久夢二などが出てきた。
時代により絵はがきの形態が変化
・・・時代特定に大きな手掛かりが得られる。
③衰退期・・・色彩技術の発達と情報発信の限界性より
2)多様に発行される絵はがきを分類
①名所旧蹟
②街・建物
③産業広告
④記念・イベント
⑤学習教材
⑥災害
⑦人物など
3)いわきの絵はがき
①絵はがき作製と発行
②近代いわきとのかかわり
③「平」の持つ吸引力・発信力
④炭鉱・漁港などの絵はがき
⑤工場・商店の絵はがき
⑥観光絵はがきと多様化
4)絵はがきの将来と歴史性
絵はがきを単体として見るだけでなく並べる事によって
その時代の社会の動きが
鮮やかに現在に再現されるという言葉には重みがありました。
2部として
「映像で綴る平・1956」の上映
故永山三郎氏が昭和31年(1956年)に撮影されましたフィルムを
コマの入れ替えやナレーション・音楽・現在の画像を入れて、
これからの人が見やすく編集されたものです。
国産フィルムによる日本最初のカラー映画は昭和26年(1951年)の
「カルメン故郷に帰る」の時代、
一般市民が、
高価なカラーフィルムを使って平の街並を撮影されていたことは、
大変貴重だったと思います。
いわき総合図書館や未来づくりセンターなどでも貸し出すそうですので、
これからも自宅で見る事が出来ます。
いのしし君も
小学3年生くらいの時代の映像ですので、
松ヶ岡公園や平の七夕などが懐かしく感じました。
再度借りて家族とも見たいと思います。
感動した画像でした。
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